各禁伝に関する考察
写真はほとんど貼らず、文章だけで書き綴るため多少見づらくなってしまうのはご容赦いただきたい。
各禁伝のTierランク(主観)
概ね禁止伝説単体の強さランクに沿ってはいる。
このうちS~ABに位置する禁伝軸を個別に取りまとめる。
禁伝の特徴
それぞれの型を書き出し、簡単に一緒に組まれているポケモンについても触れる。
Sランク 黒馬バドレックス
黒馬バドレックスの型を大別して並べる。アストラルビットは確定とする。
・気合いの襷型 テラスはノーマル草格闘ゴーストフェアリーステラなど
サブウェポン+悪巧み+(サイコショックorアンコールorサブウェポン)
サブウェポンには格闘テラバ、草結び、リーフストーム、ドレインキッスなどが入ってくる。補助技は多くあるものの、襷型は悪巧みアンコールがほとんどである。例外として格闘テラバリフレクターアンコール型がいる。
・宿木型 @残飯or呪いのお札 テラスは何でもいい
宿木の種+身代わり+(守るor格闘テラバorドレインキッス)
上からやどみがで無限に嵌めていき、アストラルビットで全抜きできる圏内まで削っていく型。毒菱と絡められると強さが加速する。
・拘り型 @眼鏡orスカーフ テラスは襷型と同様だがゴーストの割合が高い。
トリック+サブウェポン+(サイコキネシスorサブウェポンorアンコール)
サブウェポンについても襷型と同様であるが、フェアリー打点を妖テラバーストに変えていることもある。
・耐久積み型 @残飯orオボンの実orグラスシード テラスは妖or草orノーマル
(ドレインキッスorギガドレイン)+(瞑想or悪巧み)+(身代わりor鬼火or高速移動)
身代わり型は様子見+状態異常カットができ、鬼火型は瞑想で特殊を、鬼火で物理を起点にすることができ、高速移動型は黒馬バドレックス最大の課題点であるミラー対決における解決策を持っている。
グラスシード型はゴリランダーの選出が確定する。(長すぎて疲れた)
黒馬バドレックスはあらゆる相手に対して五分以上に打ち合っていくことができるため、誰と組ませても強い。現在流行しているのは、ディンカイパオカミウーラフロル(毒枠)から5匹と組み合わせたパーティで、高い単体性能を押し付ける上位スタン構築となっている。厄介なことに、パーティを見ただけでは型を推測することができない。
流行の兆しを感じるのは瞑想鬼火の黒バドスタン
Sランク コライドン
・スケショ型 @いかさまダイス テラスは炎か鋼
スケイルショット+剣の舞+炎技格闘技アイへから2つ
竜+炎の補完がえぐかったり、スケショを無効化するフェアリーに鋼が超刺さったりする。命中90の技を連打するせいで最も下振れのある型だが、上振れると止められないので最強。
・拘り型 @スカーフor鉢巻 テラスは炎
鉢巻型は減少傾向にあるが、スカーフ型けっこう偉い。
・チョッキ型 @突撃チョッキ テラスは電気
ヘイラッシャで対策できないので対策を乗り越えてきました感ある。
・ビルド型 @残飯orラムの実 テラスは炎
挑発があるとカバルドンに強く、挑発ビルドから全抜きを狙える。ただ初動がそんな強くないため、そこをうまく改善する必要がある。 (テラス炎鋼電気しかないけど大丈夫かな?)
最近のコライドン構築は単体性能の押し付けが横行しているイメージがある。パオカミコライとかが順当に強い。
コライドン単体でも受けがもたないのに晴れハバタクカミ、晴れ炎オーガポン、晴れイーユイとかどうなってるんですかね。
しかし、コライドン軸の構築は減少している模様。その中でもいかさまダイス型と拘りスカーフ型が生き残っているのではと思う。
Sランク ミライドン
・突撃チョッキ型 @突撃チョッキ テラスは電気氷妖など
イナズマドライブ+(ボルトチェンジorとんぼ返り)+攻撃技@2
@2は流星群、竜の波動、パラボラチャージ、マジカルシャイン、(氷テラスのみ)氷テラバーストから選択となる。現在最も使われている型であり、ハバタクカミ相手に素で突っ込んでいけるほど硬く(H252D116くらい振る必要がある)、小回りが利いて扱いやすい。チョッキ型はオオニューラやパオジアンなどをエースに据えることが多い。
・拘り型 @眼鏡orスカーフ テラスは電気氷妖水など
拘り型は自身が主に負荷をかけるため、いかにサイクル下でミライドンを通すかを考える。
・積みエース型 @エレキシードor弱点保険など テラスは電気氷妖
パラボラチャージ+(マジカルシャインor氷テラバースト)+瞑想+高速移動
壁などのサポートを用いて瞑想や高速移動を積んで全抜きを狙う型。パラボラチャージのおかげで場持ちもよい。
ミライドン構築はサイクルの特徴が構築に色濃く出る。全体的にディンルーなどのチョッキ地面が重いため、パオジアンや連撃ウーラオスと非常に相性が良い。ミライウーラやミライハッサムのサイクルは要対策となる。
ミライドンのテラスって電気か、電気と補完の取れたタイプのテラスしかいないんだなーって(小並感)
ミライドン構築は大別して4つに分類できる。
1. ミライドンサイクル、2. エレキシードエース展開、3. ミライドンエース展開、4.ミライチオンフロル
2はミライドンともう1匹で荒らしたうえで、オオニューラを筆頭とするエレキシードを持ったエースを展開するパターン。3は2と似ているが、ミライドンが弱点保険やエレキシードを持つなどしてエースになるパターン
Aランク ホウオウ
聖なる炎は確定。こいつの強さは焼くところから始まる。
・汎用受け型 @厚底ブーツ テラスはフェアリーなど
ブレイブバード+自己再生+(身代わりor吹き飛ばし)
最もスタンダードな型。持ち物はステロがあまりにも痛いため厚底ブーツが標準的な持ち物になる。
・チョッキ型 @突撃チョッキ テラスは電気草フェアリーなど
チョッキは硬すぎるので再生力の回復だけで特殊受けとして機能しつつ相手に負荷をかけていける。
・拘り型 @鉢巻orスカーフ テラスは草電気
ホウオウで受けるのではなく、ホウオウで攻める。予想外の火力を相手に押し付けてサイクル有利をもぎ取る。
ホウオウ軸はホウオウ+クッションor受け駒を採用して再生力を存分に生かす構築が多く、鉢巻以外は自然と受け指向になる。水タイプと相性が良いため、ヘイラッシャ、ママンボウ、ドヒドイデのいずれかと組まれている。どうあがいてもパオジアンが重いため、そこをどう解決するかがホウオウ軸の鍵になると勝手に思っている。
Aランク ザシアン
持ち物は朽ちた剣で固定。一度ひっこめると不撓の剣が発動しなくなってしまうので、その欠点を補うために剣舞持ちが多い印象。
・HAS型 テラスは地面水ステラなど
巨獣斬+(テラバースト、じゃれつく、草分けから2つ)+剣の舞
汎用ザシアン。パオカミに強いタイプをしているが、陽気にしないとパオカミを抜けないのでかなり窮屈な印象を受ける。
・HA型 テラスはノーマル水など
巨獣斬+じゃれつく+電光石火+(剣の舞or水テラバースト)
素早さを捨てて火力と耐久を大きく伸ばした型。電光石火を持っていることが多い。
無理やり分けた感あるけど許してほしい。
ザシアン構築最大の敵であるヘイラッシャを対策するために、特殊高火力orゴチルゼルを採用することが多い。
また、ザシアンは仕様上対面的に動かすのが向いているため、ミミガッサイーユイと組むこともあれば、パオカミウーラカイリューなどと相性が良いので、自然とスタンパになる傾向もある。
Aランク 白馬バドレックス
・トリルエース型 @オボンの実orいかさまダイスなど テラスは炎水電気など
ブリザードランス+10万馬力+トリックルーム+(鈍いor剣舞orテラバースト)
いかさまダイスの場合のみブリザードランスの代わりに氷柱針が選択肢に加わる。
軸になる禁伝その1 。たまにガチグマも含まれるが、「いかにしてこの白馬バドを通すか」を意識して構築が組まれる。
・宿木型 @残飯 テラスは水フェアリー
ブリザードランス+宿木の種+身代わり+守る
ヘイラッシャが重いという物理禁伝最大の壁を破った素晴らしい型。
・鉄壁型 @残飯 テラスは水
ブリザードランス+ボディプレス+鉄壁+(眠るorトリックルーム)
硬くて強い。
・鉢巻型 @拘り鉢巻 テラスは氷
鉢巻氷テラスブリザードランスはタイプ相性を超越する。
トリル型はトリックルームを展開するサポート役がいるので気を付ける。
トリルに対する回答を持ち合わせていない相手にはeasy winをもぎ取れる。
一方で宿木型は相手を選ばずに出していけるので取り巻きがスタン気味になることもあるが、やはり一風変わった雰囲気を感じる。
欠点として、取り巻きが弱くなりがちで、パーティパワーの不足を感じることがあるかもしれない。
Aランク テラパゴス
テラクラスターは確定。テラスも仕様上ステラで固定
・瞑想型 @残飯
瞑想+守る+ロックカット
軸になる禁伝その2。 テラパゴスは積んでしまえば最強の数値を誇るので、安全に積めるように組まれる。ロックカットを採用することで、上から攻撃できるようになり止められにくくなる。
・拘り型 @眼鏡orスカーフ
攻撃技@3(大地の力、悪の波動、マジカルシャインが多い?)
技範囲広いので上記の技に加えて、火炎放射、冷凍ビームなど何入れてもよい。
・メテオビーム型 @パワフルハーブ
メテオビーム+ロックカット+@1
@1には攻撃技なにいれてもいい。技範囲広いので(ry
瞑想テラパゴスはわかりやすい強さがある。テラスシェルを活かすためにガオガエンやゴリランダーのサポートを、守るを活かすために毒菱を組み込んでいる。
拘りやメテビ型の奇襲(もう奇襲といえるか怪しい)も強力といえる。クエスパトラと組んでいるのも時折見かける。
テラパゴス現在流行している黒馬バドレックスとミライドンにかなり強く出ることができる。これは他のどの禁伝にもない強みといえる。
テラスがステラ固定の影響で格闘技を透かすことができず、オオニューラの猫だまし+インファイトが順当にきつそうに見えるのでこの辺の回答を持ち合わせているのだろう。
Bランク
簡潔に書き足す。
・ルナアーラ
瞑想と拘りが強い。とにかく硬いので打ち合い性能は高い。黒馬バドとテラパゴスを足して2.5で割ったような性能をしている…多分。
・ザマゼンタ
ボディプレスを覚えたことで強くなった。さらに高速移動を積むことで環境最速クラスになれるらしい。鉄壁ボディプレスを使える上に、ゴースト筆頭のハバタクカミに巨獣弾を打ち込めるのは強い。
・ルギア
不死鳥(ホウオウ)を超える不死鳥。吹き飛ばしを採用した型だとカバルドンの上から吹き飛ばしてくる。超火力でないと突破できなさそう。毒菱と組み合わせて組まれる。
・ムゲンダイナ
毒をまき散らす高種族値の怪物。普通に硬くて、さらに火力まであるので1点読みするとスカーフに奇襲されて…なんてことも普通にあり得る。
・カイオーガ
素早さインフレに置いて行かれてしまったものの、強さは健在。しかし開拓した役割対象であるコライドンの減少や、天敵であるミライドンの流行と向かい風がすごい。
Cランク
力こそパワーの火力ぶっぱ禁伝。なめてると余裕で破壊される。
Dランク
弱いとまではいかないが、上記の禁伝を差し置いて採用するかといわれると微妙。
Eランク
採用理由は愛。相手が使ってきたら褒め称える。
現環境における突撃チョッキの有用性について(追記部分)
現環境は黒馬バドレックス軸とミライドン軸が大部分を占めている。これによって突撃チョッキを持ったポケモンの活躍機会が多くなっている。突撃チョッキを持つポケモンの特徴として、この2匹と打ち合うという役割が与えられているはずである。代表的なのはディンルー、ガチグマ、ゴリランダーである。ここでゴリランダーは突撃チョッキ持ち同士の打ち合いに比較的強く、フィールド書き換えに加えてはたき落とすの後続にかける負荷やドラムアタックの起点回避、グラススライダーの先制技とかなり器用な動きが可能なため評価がまた上がっていくのではないかと思う。ただ数値は微妙で役割破壊されやすい。
総括
書きたかったことを書き切ることができて満足。今期は結果出したい。
適宜書き足していく予定。質問や意見があればリプかDMください。
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