こどものおつかい
日テレで時々やっている、今日もやっていた「はじめてのおつかい」
特に好んで見ているわけではないが、たまたまやっているのを見ることはある。
アメリカであれを放送したら、「危なすぎて虐待になる」ということを聞いた。
子供の自主性や自立を重んじる国でも、そういうことになるわけだ。
まぁ、日本でも、あれは撮影のために大人たちが周囲にいっぱいいるからできるのだ。
番組を見て私が思うこと、
あれは本来の意味のおつかいではない。
〇子供の成長を見たくて
〇頼りない子にしっかりして欲しくて
〇甘えん坊からの脱却をめざして
という親の目的である。
私が子供の頃のおつかいは、
親が忙しいから代わりに行かせる
ほぼ、これが理由だったと思う。
手伝いの一環である。
以前、幼少期に豆腐を買いに行かされ、失敗した話を書いた。
そのほかにも
野菜
果物
たばこ
母の手芸用品
など
お駄賃はもらわなかったが、帰りにお団子を買ってきて良いなどはあった。
うちは、最寄り駅まで徒歩3分ほどと近いこともあり、記憶を頼ればたぶん5年生くらいで、電車で20分ほどの梅田まで一人でおつかいも行かされた。
理由は簡単。電車賃が半額だから(笑)
せこい親だった。
しかも、今だから言えるが、クラスで2番目に背が低かった私は、中1まで子供料金で乗っていた。
高1の時、友人たちと梅田へ行くことがあった。
皆、右も左もわからないようだった。
「んじゃ、ついて来て」
阪神百貨店の地下を斜めに突っ切って近道をした私のことを、「梅田の達人」と恐れるようになった。
おつかいの話ではないが、私は中2の時、友達と紀伊半島を一周している。友達は完全に、時刻表好きの私におまかせであった。
潮岬、熊野のユースホステルに泊まった。
今年の3月に、無事志望校に合格した中3生と、お祝いにおしゃれなイタリアンを食べに行った。
「梅田なんて絶対一人で歩けない」
なんて、弱っちいことを言う。
昔より案内板も多いし、スマホもあるのに信じられない発言だ。
高校1年でこんな風なら、できることなら、幼少期からおつかいさせた方が良いってことになる。
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