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「車庫証明書の制度はいらない」と思うけど皆さんはどう考えますか?

 不動産屋をやってると「車庫証明書を申請するから承諾書に判子がほしい」という事務的な業務がある。車を購入するときや売買するときに必要なもので、業務としては簡単な書類を作成して判子を押すだけ。この事務に手数料として数千円頂戴する。依頼は、車屋さん、行政書士、本人から連絡があるのだが、どうもこの作業は無駄な気がする。

 この作業には続きがあって、ある日、本当に車庫があるか調査している方から不動産屋に電話がかかってくる。車庫があるか調査しているのだが、書類の不備か何かで場所がよくわからないとか。つまり書類上で終わるのではなく委託された調査員がしっかりと見に来ているのだ。

 私はこの作業に結構なマンパワーやお金がかかっていることに驚きと虚しさを感じるけど、皆さんはどう考えますか?

 調べてみると、『自動車の保管場所の確保等に関する法律』というのが昭和37年に施行され、これが根拠になっているのだが、その目的は、第一条にある「道路を自動車の保管場所として使用しないよう義務づける」ことである。時代背景を考えると法律の意義はよくわかるのだが、これまで50年以上を経過しているのにまだこのような原始的な作業をやっているのである。昨今DXやらITやらで日常生活が進化しているのに・・・

 今の時代であれば、道路を車庫として使用している人がいれば、駐車禁止になるし、放置するとレッカーもされるから道路を保管場所とする人はほとんどいない気がするのですが・・・

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