noteがちょっとバズるまでの経緯と効果検証
皆さんこんにちは。
ギャプライズ鎌田(@kamatec)と申します。
先日以下の記事を書いたのですが、思っていたよりもずっとたくさんの方に読んでいただけました。ありがとうございます。
具体的には、公開から約1週間で「4500ページビュー」「215スキ」という結果でした。
以前書いた記事が「2164ページビュー」「32スキ」なのでPVが多ければスキを押されるわけでもないみたいです。
またその週に最もスキされた記事の一つに選ばれたようで、下記みたいな通知も来ました。
noteってこのあたりの執筆モチベーションを上げる仕掛けが本当にステキだと思います。なんというかクリエイターに対する敬意とか愛が詰まっている印象。こういうのサイト改善とかでも参考にしていきたい。
でここから本題ですが、noteでここまで広がったのは初めてだったので、どんな流れで拡散されていったのか、その後どんな変化が起きたのか備忘録として記しておきたいと思います。
もうこんなチャンスないかもしれないですからね!それではいってみましょう。
第一波:Twitterでの拡散
拡散される最初のきっかけはTwitterでした。
まずTwitter・Facebookでどれくらい拡散されたのか、BuzzSumoというサービスで調べてみました。その結果が以下です。
Twitterでは「177シェア」、Facebookは「35」という結果でした。
note公開後の拡散状況をちょこちょこ確認してたのですが、明確に「広がった」と感じたのは@sogitani_baigieさんの下記ツイートからでした。
このつぶやきだけで「97RT」「547Likes」です。フォロワーは数ではなく質が大事という話しも聞きますが、やっぱりフォロワー25,000人を超える方のツイートはインパクトが大きいなぁと感じた瞬間でした。
一方で5,000人を超えるフォロワーを持つ方々にも何人かシェア頂いていたのですが、ここまでの広がりはありませんでした。
ポイントとしては「記事内容と親和性の高いフォロワーと何人つながっているか」なんだと思います。
今回の記事は弊社のスタッフ向けに書いた記事です。言い換えると弊社と近しい業態、例えば広告代理店や制作会社でアクセス解析データを見る方、触る方向けに書いた記事とも言えます。
そういったターゲット層とフォロワー属性がマッチしたからこそ、上記のような拡散が生まれたのではないかと想定されます。
ちなみに自分のツイートは下記の通りでした。
「4RT」「23likes」です。。非力。
しかもある程度広がってから付いたものが多いので、公開当初は5likesくらいでした。自分の力で拡散できるように、Twitterもっとがんばります。
第二波:はてブの人気エントリーに掲載
いわゆるホッテントリと呼ばれているはてブの人気エントリー(テクノロジーカテゴリ)に掲載されたタイミングで第二波が来ました。
最終的に「46 users」という結果で落ち着きました。
ホッテントリに入るまでの流れですが、公開から1時間後くらいに「10 users」程度で「テクノロジー新着」にピックアップされました。
その後、公開3時間後「30 users」を過ぎたくらいでカテゴリのホッテントリに掲載されたというのがざっくりとした流れです。
昔からはてなブックマークは数だけでなく、ブックマークされるまでの「スピード」も重要視しているといわれてますが、SNSでの拡散が後押しとなった結果、ホッテントリにも掲載されたという流れでした。
ただ昔と比べると爆発力は薄れたという印象でした。
一応かの昔(4年くらい前)にはてブ400超えの記事も書いたことがあります。
この時はカテゴリのホッテントリまで載ってしまえば、あとは爆発的にブックマーク数と共にアクセス数が伸びていく印象でした。
今回はその時ほどの爆発力は感じませんでしたが、とはいえホッテントリに掲載されたのをきっかけにアクセスの第二波が来たという感じでした。
第三波:noteでの拡散
最後の波はnote自体が持つ拡散の仕組みによるものでした。200スキ越えたくらいで、以下の通り公式マガジンに取り上げて頂きました。
結果としてこの流れからさらに1,000アクセスくらい増えていきました。
またこちらに関しては永続的なアクセスが続いていて、公開から1週間以上たった今でも、日々5~10くらいはスキが増えている状況です。
という感じで大きく3つの波にわけてアクセスが増えていったというのが、今回の流れでした。
このような流れが狙って作れるといいんですけどね、振り返ってみても再現性を保つのは難しいなと思います。
強いて言うならば冒頭に上げたTwitterによる拡散の起点が「自分」になれればもう少しControllableになるので、まずはTwitterがんばります。
さてここまでがプチバズりするまでの一連の流れでした。ここからはバズった結果、どのような変化が起きたかについてです。
フォロワー数の増加
さて、自分のツイートは非力なものでしたが、皆さんに記事を拡散していただいたおかげでTwitterのフォロワー数が増えました。上記の記事が拡散されてから約60人くらい増えたとおもいます。
以下は8月度のフォロワー増加数。84のうち60人程度は記事公開後に増えたフォロワーです。
これでやっと500人将です。
というか正直記事がここまで拡散されたら、フォロワーはもっと増えると思っていました。が、Twitterはそこまで甘くなかったです。
今年初めに「僕らはSNSでものを買う」の著者でもお馴染みの@yutaiitakaさんとお話しする機会があり、Twitterやらないともったいないなーと思って、10年ぶりに再開したTwitterなのですが、その時のフォロワーが300人程度。
そこから約半年でやっとこさ200人増えました。まあ200人増えたうち、今回の記事による影響が3割以上を占めるわけですから、インパクトとしては相当大きかったわけですが。
Twitterはフォロワー1,000→5,000人増やすよりも100→1,000人に増やすほうが大変っていうのをなんかの記事で読んだので、引き続き地道にがんばっていこうと思います。
ちなみにnoteのフォロワー数は今回のタイミングで100人ほど増えました。note内での拡散はTwitterとはまた違った広がり方をしているようで今後どんな感じで増えていくのか楽しみです。
有料noteの購入
こちらの記事を実験的に有料に設定してたのですが、今回記事が拡散する中で、2人の方に買っていただけました。ありがとうございます。
今回拡散された記事と正直全く関係ない記事でも買っていただける方がいたので、関連性の高い記事であったり、記事内にリンクをいれることで、無料→有料noteの転換率というのは上げられるのではないでしょうか。
ただそれ以上に、「お金を払っていただける」というのは想像以上にモチベーションがあがることがわかったのが一番大きい成果でした。
今度時間を作って「お金を払ってでも読みたい」と思えるような記事作成をがんばってみたいと思います。
まとめ
・拡散のきっかけは1人のリツイート
・ホッテントリの影響は緩やか
・note内に拡散の仕組みがあり持続力がある
・Twitterのフォロワー増加はシェア数に対して3分の1程度
・有料note買っていただけた
以上が今回の流れと効果でした。
最後に1点付け加えておくと、あくまでこの成果は僕の場合であり、そもそも僕のフォロワーが5,000人以上いればまた違った結果になっていたでしょう。
またホッテントリの効果も僕はそこまで感じませんでしたが、うちの会社を半年で辞めていった、僕の後輩でもある@kazutaka_devが、同日に投稿していた以下のnoteは、10倍以上のブックマークを集めていたので、はてブの爆発力がなくなったというわけでもないのでしょう。
ということで後輩の成功をおもいっきり妬みつつ、今日はここまでにしておきたいと思います。
それではまた次回。
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