春の小川

私は最近毎日のように田んぼの草刈りを朝から夕方までしている。
今のところ季節がちょうど良くて、身体さえついていけたらずーっと刈っていたいほど、楽しくて仕方ない。
真夏の私はどんな感想になるのか、
想像できないけど。。

ガソリンが切れて、休憩で座ったときの空を見上げるのが今私の一番の至福。

鎌ひとつという名前にしたけど最近は草刈り機ひとつだ。

シーズンに入って草がたくさんなので草刈り機をまた使い始めた。
使い方をすっかり忘れてエンジンのかけ方が分からなかったレベルだ。
チョークというのを開けて使うというのをやっとわかって、仕組みがなんとなくわかったレベルの動きのおかしなおばちゃんが、朝から田んぼの真ん中をブルンブルン刈っている。

農地、、いままでの私が全く知らない世界。
フレンドリーなおじちゃんたちが話しかけてきてそれぞれの夢を語る。それぞれにすごい。

私は草むらのなかから少しずつブルンブルン。社会的にみれる感じに少しずつ整っていく。
エンジンのかけ方がわからなかったけれど、始まるとなんだか私なりの熱いスイッチが入る。
バイクとか乗らないけど、アドレナリンが分泌するのがわかる。私の一振りで草が刈れる。

そして最近、私の昭和の頭の中から
「春の小川」の歌が流れる。

春の小川は さらさらいくよ。
き〜しのスミレやれんげの花に
す〜がた優しく 色うつくしく
さ〜けよ咲けよと 

ささやきながら

いい歌だなぁ。
春の小川、
小さいころみた気がする。
またみてみたいなぁ。



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