理念

普通会社の企業理念には、「利益を追求する」と書いていない。書いているのは、例えばこんな文言だ。

・適材適所の精神の基、プロフェッショナルな人材を育成する。

こんな感じのことを書いている。パッとみてよくわからない。 企業というのは、大小問わず、利益を生むことが存在理由だ。これはもう間違いない。企業理念というやつは、当然適当に書いている会社もあるだろうが、利益を生むための最重要項目は何なのかという風に考えるとしっくりくる。例えばこういう風に。

利益を生み出すため、優秀な人材を育成し、適材適所に配置する。

こういう風に、書き換えると、むちゃくちゃ分かりやすい。恐らくこの会社は、人材が資産の会社であり、優秀な人材を育成し、適材適所に配置すれば利益がでるから、このような理念となる。

つまり会社の企業理念というのは、利益を出すために最も重要なコンセプトを書いているのではないか思う。

会社が存在するのは、利益を生むためで、それ自体に善悪は無い。利益を出しているということは、誰かの役に立っているから以外ありえないので、沢山の利益を出せていることは、社会にとって沢山の善であるとも思う。

裏返すと、倒産する危機にある会社は、誰かの役にたっていないから倒産するんだろうか。 であれば理念に問題があるのかなぁ。ちょっとまだよくわからない。

ほぼ間違いないのは、理念に利益の追求を書くべきではない。それは当たり前のことだから。理念に書くべきは、どうやって人の役に立つか。これを書くべきなんだろう。人の役にたつ以外、利益は生み出せないのだから。



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