ナイスミドルなLOL

敬愛してやまないきたさんのために書き綴る。
サポートはハラス系メイジを想定。

レーンにおけるサポートのうまさは何によって決まるだろうか。
ポイントは膨大にあり、それらを全て文字にするとすれば、100以上のtipsで記事は埋め尽くされるだろう。

tipsではなく、最上段にあるべき考えを一言で表すならば、
「予測する力」という一言でまとめることができる。

今回は勝利するbotレーンのために必要な「予測する力」について、攻撃と防御の観点から考えてみようと思う。

■攻撃の行動予測
・サポートが攻撃をする際の基本にして極意は一つしかない。
「敵ADCのLHに合わせてスキルによる攻撃を行うこと」である。
これが最も簡単なのは、一番最初のレーニングだ。

・一番最初のレーニングの際、ADCはドラン剣しかもっていないのでラストヒットのタイミングはかなり制限される。 だからLHに合わせてのハラスはゲーム中一番簡単なタイミングである。ここでスキルが当てられないのであれば、敵レーナ―との力量差は既に明白である。

・さてこの攻撃を当てるためには、敵の行動予測が必要である。
行動予測するべきは、敵ADCがどのミニオンにいつLHをするかだ。
 
この予測が立っているのであれば、攻撃タイミングがわかり、自分の立ち位置をそのタイミングに合わせて移動するができる。 後は打つだけである。

ADCによるcsの取り方も同様であるが、自分の立ち位置をそのタイミングに合わせて移動しておくというのは簡単なようで非常に難しい。何度も何度も繰り返してようやく意識できるようになる。 はっきりいってレーンのうまさというものはマッチアップを度外していえば、この行動予測と予測に基づいた位置取りのうまいほうが圧勝する。

今回説明したのは、ミニオンを利用した攻撃予測であり、サマナースペル差、視界差、テレポート差、グローバルウルト差などすさまじい数の行動予測の基準となる要因がLOLにはある。 それらをどれだけ活用できるかが重要で、活用するためには事前に考えておかなければならない。

■防御の行動予測
スレッシュのQを想像してみよう。 レーンでスレッシュのQをLv2からぶち当たるかどうかも、行動予測できているかに基づく。

一番最初且つ重大な予測は、Lv2にいつなるかである。 ファーストウェーブを両レーナ―が処理を行う中で、どちらが先にLv2になるかを予測しなければならない。 Lv2に先になられた瞬間に「やべぇ!」と言っているのでは遅い。

次に予測すべきは、15秒後のウェーブ状態である。押されるとしたら、敵のスレッシュはどうするだろう。最悪なのはタワー付近の茂みに入られることだ。こうなるともはや立ち位置は限定され、取れるCSも限定される。

もっとピンとくる例は敵サポートがフィドルの時などだ。Lv6で茂みに入られただけで全ゾーニングが完了されてしまう。

このような状態を回避するために、15秒後ウェーブ状態がどうなるのかを予測する。予想ができていれば、敵に最悪なポジションを許す前にトリンケットを置くことができる。

上記もやはり1例である。そしてこれ以上は延べない。レーンで防御について考えるべきことは、本質的には攻撃の行動予測に基づく様々な行動をひっくり返したものとなる。 従って防御も重要な要因が何であるかを考え、それに基づいて予測をし、そして行動することが求められる。

■まとめ
今回はサポートの視点で「予測する力」がいかに重要かを説明した。私はもうすく39になるなので、18歳の子より刹那的判断をうまくできているというのは、生物的にありえないだろう。 しかしそれでも渡り合えるということは、刹那的判断に頼ることなく、予め要因を整理し、それらに基づき「予測する力」を磨いているからではないかと思う。

我がフレックスチームにおいては、平均年齢が37歳ぐらいであることを鑑み、おっさんLOLの頂点を極めるべく、全員でこの予測する力を磨いていきたいと思う所存である。


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