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【エピローグ】監督、出番ですよ

尾鷲"海と森”コース/?回目/2021年3月20日
三重大学生物資源学部所属

どうも、かまざえもんです。この記事では、本編「自然環境リテラシー学日誌」のエピローグ的な扱いでございます。以下の全5回に渡る実習レポからご覧頂けると、なお面白いと思います。

さてさて、エピローグは「終末」「終章」といった意味合いですが、時系列的には第3回と第4回の間のお話になります。

ちなみにですが、このnoteの投稿日は8月4日…08/04…084…そう、「おわし」なのです。地元では「尾鷲(おわせ)」のことを「おわし(おわしぇ)」と呼ぶこともあるらしいので、せっかくの総まとめ回ですし、今日という日を狙ってみました。​

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自然環境リテラシーの真髄は「自身の体験・実感を言葉で書き表す」というのは他メンバーも語っているかと思いますが、それを実践する場としてオンライン配信&展示イベントが開催されました。

本来なら全5回の実習を完遂させてからイベントに臨むべきなんですけど、緊急事態宣言に伴う幾度もの延期に惑わされ、止むを得ず実習期間中にねじ込む形になってしまいました。

三重県総合博物館(MieMu)との共催で、上のチラシに記載されているように「Zoomを用いたオンライン配信での各プログラム紹介」「現地でのパネル展示」の豪華2本立てで構成されていました。

123昼ゼミ写真(昨年度ミエム)_210615_2

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※2019年度の様子、もはやマスクレスに違和感すら覚える

このイベント自体は毎年やっているようで、対面での発表会や実習内で使われた道具の実演を通じてわいわい交流していたんだとか。今年度(2020年度)はそういうわけにもいかず、すっかりお馴染みとなったWeb会議サービス「Zoom(ズーム)」を使ったオンラインイベントへと切り替わりました。

さて、それは良いんですが問題はどうやって紹介するか。上の写真から察するに、訪れる方々はちびっこからシニアまで幅広い年齢層ということが分かります。

当たり前ですが実演は厳しいですし、かといってパワーポイントを垂れ流してダラダラ喋り続けると校長先生のお話みたくクソつまら…じゃなくて退屈…でもなくて「面白くない」発表会に成り下がってしまいます。(校長先生の話は面白い?そりゃ失敬失敬)

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ではどうするか。尾鷲班…というよりは全ての権限を持つと言っても過言ではない紅一点の存在・舞妓ちゃんが辿り着いたのが「ドラマ仕立てにしよう」という答えでした。第3回1日目にドラマ撮影を敢行したのは、このオンライン配信で放映するためでした。

台本まで作ってしまうほどのガチっぷり。監督・脚本担当から始まり、キャストはもちろんのこと、ナレーション、カメラマン、さらには編集をも7人で分担しました。

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私かまざえもんは編集メイン、まあテレビ業界のADといった立場でしょうか、そんなポジションに配属。切り貼りスタイルで初心者にも扱いやすいと定評のある「Wondershare Filmora X」を使って20分かっきりのドラマを作ってみました。

上の写真が編集画面になるわけですが、様々なアングルと臨場感を出すために映像と音源が細分化されてしまったため、まあ素材が扱いにくい。加えてデータが膨大すぎて、何度もPCが落ちる落ちる(これはSurfaceを使っていた自分が悪いんですけど)。

極め付きはそれまでの編集データが吹っ飛びました。さすがに冷や汗どころか凝固点も通り越すほど焦りましたね。Youtuberってある意味命懸けなんやな…と心の底から同情した(いや、されたかった)瞬間でした。

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※別日にメンバー宅でアフレコ 奥の部屋では編集担当があまりの進捗状況と迫りくる締切に頭を抱えている

これはあくまでもかまざえもんの話。各メンバーそれぞれにも当然苦労はあり、それが報われたのかどうかは個人次第です。

しかし撮影前、撮影中、撮影後の皆の表情はどれをとっても楽しそうで、苦痛に感じているとは到底思えませんでした。どうすれば分かりやすく伝えることができるか、迫真の演技を求めるには、どういうナレーションを吹き込めば理解してもらえるか…

第3~4回でお伝えしたPDCAサイクルが、こんなところでも回っていました。もはや自然環境リテラシー学そのものが日常生活にも根付きつつあったのか、それほどすんなりと浸透してくるほどには夢中になっていたようです。

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そんなこんなでメンバー総出で臨んだイベント当日。ドラマをメインとして、その前後でちょこっと喋るというスタイルに仕上がりました。各々の自宅からの参戦なので常にLINEグループで連携を取りつつ、滞りなく進行させることができました。

ドラマでリテラシー…なんてなかなか挑戦的な取り組みだったと思うのですが、自然の面白さと怖さを伝えたいという並々ならぬ「熱意」を以てして走り抜けることができました。そして何より仲間と作り上げたこの達成感は、何だか忘れられない賜物となってくれました。

そりゃ本題は「自然環境リテラシー学」なので、はっきり言ってしまえばこのイベントは番外にあたるわけですよね。それでもお忙しい中来て頂いた方々に半端なものを晒すわけにはいかない、そんな思惑が一致したかのような、ある種の団結力が垣間見えた瞬間でありました。

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※全て動画のスクショより 先程の「Thank you for enjoying」の画像と第4回でのパッキング説明での画像もスクショでございます

さて、そこまでして作り上げた動画なのでnoteをご覧の皆様にもぜひお披露目を…したいところなのですが、云々の問題がありそうなので、申し訳ないのですが個人的なお気に入りシーン12選+αで何となくの雰囲気を掴んで頂ければと思います。

「紹介ムービー」「ドラマ本編」「エンディング&メイキング映像」の全3部作、合わせて28分12秒というそこそこ大掛かりな1本。今となっては本当に良い思い出なこった…収益化するか?おお?

今までとは三味くらい違うアプローチになったわけですが、これもまたひとつのリテラシーであることが学べました。またどこかで、その能力が発揮できる機会があればなあ、と密かに期待しつつエピローグとさせて頂きます。

以上、オンライン配信イベントに関するこぼれ話でした。最後までご覧頂き本当にありがとうございました。

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