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RSPT 23-24 4th season 予選 シャドバメタレポート

初めましてAoと申します。今期から大会なんかの記事を書いていきたいと思います。もちろん知識も技術も選手の方々には及びません。あくまでも素人が趣味で書いている記事だと理解して頂けると幸いです。


さて新環境が始まってから半月以上が経ち、環境も何となく固まってきました。そんな中1週間ほど前には【財宝R】のナーフ。そして【秘術W】のアッパーがありました。この調整で何が変わったのか見ていきたいと思います!

1.持ち込みと結果

まずは持ち込みからこのようになりました。

※こちらは独自で作成した表になります。表記漏れといったミスある可能性があります事をご了承ください。

【財宝R】ナーフ意味なし。

その暴れっぷりから[気鋭の一蹴]がナーフされたはずの【財宝R】。しかし運営の努力虚しく、選手全員が持ち込む形となりました。


そして選手の半数以上が【財宝R】の相方として持ち込んだのが【回復B】。RSPT前には[漆黒の使徒]というメタカードを搭載したデッキが増えてはいたものの、[神託の旅立ち・ジャンヌ]、[タンザナイトコンヴィクター]による疾走打点。[戒律の諜報員]での潜伏プラン。更にはotkプランも存在しメタカードを諸共しないパワーを見せつけていました。


【回復B】を外して3人が持ち込んだのが【八獄E】。上手く回れば6ターン目にotkができ、これは【財宝R】や【回復B】の平均リーサルターンよりも早くなっています。[シャインクリスタリア・リリィ]や[漆黒の使徒]といったメタカードもあり、6ターン目にotkが無くても7、8と試合が出来る形になっています。


唯一1人だけ持ち込んだのが【進化V】です。環境初期からtire1とはいかなかったものの安定した継続打点と面展開、豊富なドロソによる安定感が魅力のデッキです。今回のリストには[漆黒の使徒]、[旅の調達]、[ブラッディセッション]、[ラグナロクの開幕・オーディン]がピン採用されており大会前から注目されているデッキでした。


【財宝R】を筆頭に安定の【回復B】、ノッてる時には誰よりも強い【八獄E】、ダークホース【進化V】の4つのデッキ。一体どのデッキが勝ち上がったのか結果を見ていきましょう。

RAGE公式チャンネルのRSPT公式配信より

ローテーションA、B共に予選突破数1位は当たり前ですが【財宝R】。2位が【回復B】。そして3位が【進化V】です。


【財宝R】は全員が持ち込みしていたため予選突破数1位は当たり前ではありますが…。[気鋭の一蹴]のナーフによりミラー時の後攻捲りが難しくなってしまいました。その枠に[気高き落涙]を入れることにより後攻でも7ターン目を貰えることはあれどやはり先行有利は変わらなそうです。

最も多く持ち込まれた構築


1~2枚の自由枠に[漆黒の使徒]、[マギーウィッパー]、[ミカエル]のピン採用をされていました。[漆黒の使徒]は【回復B】に対するメタカードとしての採用が多く見られました。[ミカエル]はミラーだけでなくどの対面でも役に立つため[漆黒の使徒]と共に多く採用が見られたカードとなります。[マギーウィッパー]は2コス4点と高い打点ではあるもののotkが狙えるほど打点の多い財宝には必要ない印象で採用もあまり見られませんでした。
基本的な動きは前期と変わらず、中盤に[大海の征服者・ロジャー]を起動し財宝カウントと連携を貯めます。その後[潮流の砲手]や[出航の咎人・バルバロス]と[戦慄の海賊旗]の打点でリーサルを取るデッキとなっています。序盤から盤面形成をし殴っていくことで早期リーサルも狙うことができます。[海原の斥候]などのドロソも豊富で安定感のあるデッキです。


多くの選手が持ち込んだ【回復B】。RSPTでもそのパワーを発揮していました。しかしミラーでは【財宝R】以上の先行有利でほぼほぼ先行を取った選手が抜けていました。
特に[神託の旅立ち・ジャンヌ]による打点、面形成が注目されがちですが1番の問題は[優雅なる修練・ルゥ]の存在。1コスで進化稼ぎ&面処理&回復という破格の性能。このカードにより[ミュースの料理人]の進化条件を簡単にクリアでき結果打点に繋がる。
また2つの型の持ち込みが見られました。«アンリエット型»と«聖遺物型»と言われる形です。(構築画像を用意したかったのですがプレミアと通常が入り交じって汚いリストになってしまったので無しですすみませんでした…)
«アンリエット型»は後攻でも先に7ppを迎えることでジャンヌを投げれたり、序盤の面処理がしやすくなっていたりといった利点がある安定した形となっています。«聖遺物型»は[祈願の聖遺物]の回復量による火力の増強、[タンザナイトコンヴィクター]の打点などのある火力重視の構築です。しかし代わりに【財宝R】への耐性が少し低くなっています。どちらの構築も予選抜けしており【回復B】の基盤の強さが伺えます。


そして今大会のダークホースである【進化V】です。まさかの6-1でグループ内2位という結果!選手の上手さももちろんですが、構築自体もこの2強環境に対して強い形に仕上げられています。

見切れているのは[ラグナロクの開幕・オーディン]が1枚です

 ピン採用のカードが多く見られますがこれは【進化V】のドロソが豊富なためだと考えられます。【対回復B】のメタとして[漆黒の使徒]、[ラグナロクの開幕・オーディン]。【対財宝R】で序盤顔を殴られても回復が出来る[ブラッディセッション]。手札を空けつつドローを回せる汎用カードとして[旅の調達]を採用されています。また[スマートゴブリン]も採用されておりデッキ開示をしていることから、相手としては盤面にフォロワーを並べにくくなるというのも大会環境ならではのおもしろいところだと思います。
【進化V】は安定した継続打点と盤面形成、そして豊富なドロソが魅力のデッキです。一方でotkが出来るような打点は存在せず環境で見ることが少ないデッキでした。しかし強みである継続打点と面形成によって【財宝R】と【回復B】に勝利を収めていました。特に今期追加された[常闇の狩人・リアン&アルフィ]による守護が2強には刺さっていました。他のカードも基本的にスタッツが高いため進化ターンから面形成をしながら打点を通し、残ったフォロワーで更に殴るというのが基本のデッキとなっています。現在最も注目されているデッキと言っても過言ではないのですが、作る時のエーテル量が高すぎるため手が出しにくいデッキではありますね…。


最後は惜しくも予選抜けは果たせなかった【八獄E】です。

通常
[新緑の新入生・カステル]が入った型

通常の【八獄E】と[新緑の新入生・カステル]の入った«カステル型»の2種類があります。[新緑の新入生・カステル]により面処理がしやすくなっています。1コスなので4プレイ時も邪魔になりにくくなっています。
[反転する翼]により3ターン目から4プレイが可能で最速6ターンotkを決めることが出来ます。[フレイア]、[若芽の組員]により八獄札も集めやすく[豪風の襲来]が落ちてしまったため不安定ではあるものの回った時のパワーは凄まじいデッキです。
守護で止まるイメージの【八獄E】ですが多少の守護であれば[新芽の風・メイ]で貫通otkがあるため【対財宝R】相手に高い勝率を出すことの出来るデッキです。しかし【回復B】はスタッツの高い守護、更に守護に能力ダメージ無効が付くため[反転する翼]が必須となります。処理に八獄札を使うシーンもあり【対回復B】の勝率が伸びずに勝ち切れない形となってしまいました。


2.これからの環境予想

RSPTを通して環境がどのようになっていくのか予想していきたいと思います!

恐らく2強環境は続くのではないかと考えています。しかし【進化V】がこの2強を下して予選突破を果たしていることから数が多少なりとも増えると思われます。【財宝R】と【回復B】両方に対して強く出られるデッキではあるものの選手自体のpsがある事が前提となるため、RAGEまでに練習が出来るのかどうかが重要となってきます。慣れているであろう2強の持ち込みなのか、それとも【進化V】を採用した持ち込みが増えるのか気になるところです。

そして密かに結果を残しているのが【カステルE】です。後ほど詳しく掘り下げますが直近のJCGでも連続優勝を果たしていることからRAGEでの持ち込みも増えるのではないかと考えられます。



また能力調整についてはRAGEが終わってからとなるでしょう。恐らく【財宝R】のナーフとネクロマンサー辺りにアッパーが入るのではないかと予想しています。

【財宝R】の個人的ナーフ案としては[刃の盗賊]が2コスになるというのが良いのかなと思います。

私自身ナーフでデッキが使えなくなるというのがあまり好きではありません。[潮流の砲手]のナーフをしてしまうとデッキとして成り立たないといった事に繋がります。序中盤に1コスで複数枚財宝稼ぎつつ連携も稼げる。ここをナーフすることで動きに制限をかけれるのではないかと考えています。また[出航の咎人・バルバロス]のpp回復を3から2にするというのもありだと思います。[千金武装の大参謀]と合わせにくくなるという点、単純に7以降の火力が下がるという点があるもののここを弄るとデッキとして成り立たなくなるのでは無いかという不安もありますね…。


ネクロマンサーは恐らく葬送ギミックのアッパーになるのかなと思われます。個人的には[夜想の教練・メメトト]にEP無料を付けてあげていいのではと考えています。

謎に運営はメメトト推すよね…

進化をしていないと[狂恋のネクロマンサー]が使いにくかったり、手札枯渇に繋がります。しかしEP回復の手段がない【葬送Nc】からすればEPを切る所が固定されるというのは辛いです。ここをアッパーすることで多少は戦えるのではないでしょうか。

能力調整とRAGEの結果を通して2強環境が変わっていくのか。それともまだまだ対応してきて2強環境が続くのか楽しみです!


3.注目デッキ

今回の注目デッキは【カステルE】になります。

RSPTが行われている裏でJCG優勝を果たしたデッキです。元々ドロソを[繁栄の撒き手]のみに頼っていたため[ツインシスター・アズサ&シオリ]で手札を回しやすくしています。ニュートラルフォロワーのためカステルカウントを稼ぎにくくなってしまいますが、[眺望のエルフ]が[フェアリーウィスプ]を加えてくれるため安定して7までには20達成が可能。[フロストエイジプリンセス]も使いやすくなるといったことから非常に相性の良いカードとなっています。
デッキとしては特に【財宝R】への刺さりが良いです。序盤から面展開で顔を削りつつ相手の面は[新緑の新入生・カステル]で処理を繰り返すことで、回復や処理にリソースを吐かせて準備をさせずに勝つことが出来ます。
逆に不利なデッキとして【回復B】が挙げられます。[戒律の諜報員]が処理出来ずにロックされて負けてしまうといった形が多くあります。序盤に面展開をしつつ顔を殴って回復量を上回る火力で勝つ。もしくは[漆黒の使徒]で[戒律の諜報員]を処理して、返しに守護をバフしたフォロワーで踏みつつリーサルを取るのが勝ち筋になります。
JCG連続優勝という結果の通り十分な強さが見込めるデッキです。RSPTで持ち込まれた【八獄E】に対しても有利が付きRAGEで持ち込む選手も多いと思われ、注目したいデッキの1つとなっています。


4.まとめ

やはり環境の中心となるのは【財宝R】と【回復B】の2強。しかしそこに一石投じたのが【進化V】です。高いスタッツで面展開をしつつ安定した継続打点を出せる。更に構築次第では2強へのメタカードを入れる事ができ、環境デッキには屈しないという強い意志を感じます。
RSPTの裏で活躍している【カステルE】RAGEでその真髄を見られるのか非常に楽しみです。
またRAGEが終わってから【財宝R】などに能力調整が入るのかも1つ注目ですね。


4.最後に

ご高覧いただきありがとうございました。またRAGEが終わってから記事を書きたいと思います。私自身週末が楽しみなのでランクマで様々なデッキを触りつつ待つことにします笑

また次回お会いしましょう!


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