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楽曲振り返り⑤|Hifumi Daisuki (KaLPuxa. "Quattro Futures" Remix)


目次



楽曲振り返り

こんにちは!かるぷぁです!٩( 'ω' )و

暑い。夏ですね。ほんとに暑い。
動いてないのにあついよ~な状態です。

今年の夏は自宅でのんびり過ごします。引きこもり

まぁそんな話はさておき、

今回の楽曲振り返りは、ブルアカリミックス第二弾、
"Hifumi Daisuki (KaLPuxa. "Quattro Futures" Remix)"
です!

ヒフミかわいい。

Blue Archive OST - Hifumi Daisuki (KaLPuxa. "Quattro Futures" Remix)

【Original】 ミツキヨ様 - Hifumi Daisuki
(NEXON Games & Yostar様「ブルーアーカイブ -Blue Archive」より)

 
Remixed by KaLPuxa.

よろしくおねがいします!


製作過程

⓪構想

原曲を聴いたとき、ふと

「BPMを上げて4つ打ちを合わせたら
いい感じのハッピーハードコアになるのでは!?」

と思いました。

私は「原曲と違うリズムを合わせること」は
リミックスの醍醐味の1つであると考えています。

なので私なりにリミックスしてみようかな~と
なんとなく考えていました。

リミックスの構想としては

①BPMを上げる
②4つ打ちにする
③原曲の「フューチャー」な要素を取り入れる
④???
 (実はもう一つ構想がありました。後々出てきます。)

この構想を基に製作に取り掛かりました。

しかしこのときかるぷぁは知らなかった。
この先待ち受ける地獄のような作業を…


①イントロ(Drum & Bass)

曲の始まり方・イメージはすんなりと思いつきました。

しかし、思いついたはよかったものの、
実際に音にするまでにかなり苦戦しました。

構想③で「フューチャー要素を取り入れる」と決めたのですが、
フューチャーベースやTrapなんて全く作ったことがないですし、
原曲で鳴っている音もどうやって作っているのか分かりませんでした。

私が考えるフューチャーベースの特徴は

・アタックを削った柔らかいパッド
・Trapのリズム
・半音ずつ下がっていくコード

こんな感じなのですが、
私がこれまで作ってきた曲はその中のどれにも該当しない。
私の音世界はフューチャーベースとは縁が無かったのです。

つまり

「"フューチャー"という概念は、完全に未知の領域」

だったのです。

なのですが脳内会議を開いた結果、

A「え~どうしよう。この先絶対に大変じゃん。」
B「でも作り始めちゃったよ。もうひきかえせないよ~。」
C「仕方ないし、頑張ってつくろっか~。」
 
一同「さんせ~い。」
  「なんだかんだ曲にはなるでしょ~。」

という結論がでたので(?)チャレンジしてみることにしました。
要するに後に引けない


②Renaissance Hardcore

イントロの後はアコギでメロディーを奏でます。

「…待て。なぜアコギ?お前アコギ使ったことないやろ。
なんならベースのピチカートも使ったことないやろ。」

と思うかもしれないですが、実はとある意図があって使っています。
その意図とは後程…

そうです。
この曲では、これまでの曲の中で使ったことのない楽器が
大量に出現します。

そう考えるとこの曲はある意味「イレギュラー」な曲なのかも
しれませんね。

4つ打ちパートはすんなりできました。


③Futurestep

誇張抜きで2週間くらいかかりました。この8小節に。

出したい音のイメージもある。
ハーフステップ→4つ打ちの展開もすんなり浮かんだ。

なのに、全然納得のいく音にならない。
初めて扱ったジャンルなだけあって、かなり苦戦しました。

特に高音のバランスに苦戦して、リードの音量調整やEQに
かなり時間がかかりました。

メインのリード。エフェクトをたくさん挿しまくってます。
これがかなり大変でした。

たぶんこういう曲はもう作らないと思います。はい。


④Futurecore

ここもFuturestepと同様に、楽器のバランスやピアノバッキングの主張具合など細かく調整しました。
またピアノバッキング入れてるよこいつ

いつも4つ打ちの曲作ってるはずなのに…苦戦した。

恐らく、いつも速い曲を作ってばかりなので
BPM185が地味に遅く感じたのだと思います。
おかしい


⑤ブレイク

ここのプラックはかなり気持ちいい音に出来たと思ってます。
Bitcrushでちょっと劣化させました。

プラック。
Resolutionは音にノイズを上乗せする感じ、
Downsamplingは音自体を劣化させる感じです。

⑥Chipcore

とりあえず転調しとけばエモーショナルになるって
おばあちゃんが言ってた。

いつも通りのChipcoreなので特にいうことない。


⑦Happy Hardcore

ドデカいリードのハピコアです。
いつもSupersawなので要するにいつもの感じです。

そういえば今回ピアノバッキングに使用しているピアノは
いつもよりギラギラした音を使ってみました。

Vampire with a Scarlet Sickleとかと比べると分かりやすいです。

解説動画だとピアノ単体で聴けます。

後半には裏メロを入れました。パッと出たメロディーです。


⑧Quattro Futures

 

以下、ブルーアーカイブのネタバレを含みます。

 

恐らくほとんどの方は「Quattro Futuresって何?」と
思ったことでしょう。


もちろん実在する音楽ジャンルではありません。

Quattro Futures、すなわち「4つの未来」…

そうです。

"Quattro Futures"とは紛れもなく、
補習授業部のメンバーそれぞれの未来を指しています。


何を隠そう、この曲は
「補習授業部のメンバーそれぞれの未来」を
イメージしながら作った曲です。


みなさん、ここで使われている楽器に注目してみてください。

アコギ、ブラス、ピアノ、そしてベースのピチカート…
実はこれらの楽器にはとある「意図」が隠されています。


こちらをご覧ください。

これは原曲である"Hifumi Daisuki"も収録されている、

Blue Archive Original Soundtrack Vol.3
~Reaching for the precious time~

のジャケットです。

もうお分かりですよね。

コハル→トランペット
アズサ→アコースティックギター
ハナコ→ピアノ
ヒフミ→コントラバス

これらの楽器をアレンジで使おうと構想段階で考えました。
(構想の④はこれです)

GarageBand内の音源の都合上、
トランペットはブラスに置き換えて製作しました。

コントラバスは…そもそもコントラバスが何か分かりません。

Uprightという音源を使用しているのですが…
これがコントラバスなのかどうかも分かりません。
有識者さんおしえてください。


ばにたすばにたーたむ(ᓀ‸ᓂ)

vanitas vanitatum et omnia vanitas.
全ては虚しい。どこまで行こうとも、全ては虚しいものだ。

ブルアカのエデン条約編において重要な鍵となる言葉です。

今回このリミックスを作っている最中、
全然納得のいく音が作れなくて
ずっと「ばにたす」と口ずさんでました。

それでも
「なんだかんだ1曲に仕立て上げられたらこっちのもんじゃい!」
という精神でひたむきに頑張りました。

慣れないジャンルである故に
音作りが甘いかもしれませんが…
何卒楽しんで頂けたら幸いです。

あと歌詞が聞こえてきたら重症なので寝てください。

ちなみにサムネイルは、ちょうどこの曲を作っているときに
ヒフミちゃんのメモロビを解放したので、
せっかくなので使いました。かわいい。


今回はこの辺で!

次回は初の東方アレンジ楽曲、
「Deluvial "Night"mare」です!

曲名かなり気に入ってます。
フルサイズ尺の投稿は初ですね。

それでは!


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