イライラしない自分を作る
他人への怒りや自己嫌悪に取りつかれたときは、後ろに「と思った」「と考えた」「なんちゃって」「ワロタ」「僕はキメ顔でそう言った」と茶化すように付け加えればいい。
そうすることで自分を客観的に捉え、感情をリセットすることができるから。
「お前マジカス。なんてことやらかすんだ、最低やな。なんちゃって」
「また失敗かー、僕は役立たず。本当はここにいるべきじゃないのかも知れない。僕はキメ顔でそう言った」
といった風に、心の中で思えばいい。
これはとても重要だ。
失敗はいくらでもしてもいいけど、一度他人や自分を見切ってしまったら、その先は地獄しかないから。
後で失敗を成功で、上書きできなくなっちゃうから。
だからメタ認知して、もうひとりの醒めた自分になじってもらえばいい。
「Why so serious? 何マジになってんの?」って。
じゃあ、そもそも僕らはどうしてイライラしたり、怒ったりするのか。
それは、自分や他人に過剰に期待してしまうから。
その証拠に、北朝鮮とか共産主義国の人は、行列に並んで何時間も待つことに対して何とも思わないらしい。
どうせみんな同じ結果を得るだろうと、何も期待してないから。
だから発想を変えれば、イライラしなくなる。
人は僕のために動くんじゃなく、自分自身のために動くから、期待なんてしない。
仮に何かを期待したとしても、それは結果を求めているのではなく、信じきった自分を誇るためだけ、と。
誰かに期待してない分、誰かの期待にも背伸びして答えようとはしないんで、マイペースな状態で人にも自分にも寛容になり、イライラしなくなる。
そうなれば自由、「自分の理由」だけで生きられるだろう。
誰かが何を期待しようが自由なのと一緒で、それにどう対応するかは僕の自由で、また全く対応しないのも僕の自由なんだから。
自分の中の覚悟と優先順位に従って、今できる限りのことをきちんとこなしていけば、僕らの世界はイライラじゃなく、ほのぼのに満ちてくるはず。