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コイトーーク!


二人の特別に魅せられた芸人たちが、
今宵、あなたのお茶の間にBloom Into You!
アドベントカレンダーも後半戦。
すべてどうでもよくなるような宴の中、
こんな企画があってもいいじゃない堂島くん。
見ないなんて、死んでも言われたくない。


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コイトーーク!


蛍原「今日はみなさん何の括りですか?」

「「「僕たちは、やがて君になる芸人です!!!」」」


以下

蛍 … 蛍原徹   ケ … ケンドーコバヤシ

陣 … 陣内智則  土 … 土田晃之


ケ「僕、今日の企画に命を懸けて来てますからね。
  今回は下ネタは一切無しでお送りしたいと思います」

蛍「それは毎回そうしてーや。放送コード的に」

ケ「あれっ!? 蛍原さんもしかしてその髪型!」

蛍「?」

ケ「生徒会劇『君しか知らない』の
  脚本を手掛けた叶こよみじゃないですか!」

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蛍「えっ? なんて?」

土「蛍原さん小説書いてたんですね」

蛍「書いてないよ??」

ケ「あっ、吉田愛果の方でした?」

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陣「やめてください! この時点でもう既に
  ブラウザバックしてる人何人か居てはりますから!」

ケ「…ごめん(目を閉じて左ひじを押さえる)」

蛍「大丈夫かな今日…」


①やがて君になる とは

蛍「そもそもやがて君になるってなんなん?」

ケ「『やがて君になる』はですね、原作者仲谷鳰先生が描く
  全国の書店で絶賛好評発売中の百合漫画のことです!」

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蛍「漫画なのは分かったけど、百合って何?」

陣「平たく言うと女の子が女の子を好きになるジャンルのことですね」

蛍「あー、じゃあ恋愛ものなんねや」

ケ「そうわよ。そして全8巻でありながら、
  発行部数がなんと100万部を突破しています!」

蛍「そんな売れてんねや!」

土「100万部ということは香川県の人口より多いことになりますね」

蛍「例えおかしない??」

ケ「蛍原さん、香川県にお知り合いの方はいらっしゃいますか?」

蛍「おるけど?」

ケ「その方、確実にこの漫画持ってます」

いいい


蛍「それは極端過ぎない!?」

②相関図


そうかん


ケ「そしてこちらが各キャラの相関図となっております」

蛍「なんかすごいでかい人おるけどこの人が主人公?」

ケ「いえ、違います。各キャラの画像サイズはですね、
       今までイベントで頒布された成年向け同人誌の総数と比例しています」

陣「下ネタさっきNGって言いましたよね!?」

ケ「…ごめん(目を閉じて左ひじを押さえる)」

土「因みに蛍原さん、
  この中だとぱっと見どの娘が一番可愛いと思いますか?」

蛍「えー…そうやなぁ…
  この七海燈子って人が一番可愛いんとちゃう?」

ケ「蛍原さん、正気ですか???」

蛍「えっ?」

ケ「そんなんじゃ体育倉庫に監禁された挙句、
  河原から突き落とされますよ!!」

蛍「どういうこと!?」

陣「ケンコバさん! その表現だと語弊があります!!」

蛍「あとこの誰にも矢印付いてない
  枝元陽って人だけ絵柄が違くない?」

ケ「枝元陽さんはアニメの素材が無いので
  原作のイラストを使用させていただいてますね」©仲谷鳰

蛍「あー、じゃあ原作で活躍するキャラなんねや」

ケ「いえ、原作では一切顔を出していないです」

蛍「どういうこと!?!?!?」

土「そろそろアニメや原作にも顔出してほしいですよね~」

陣「ホンマやな~」

蛍「??????????????????」


③各キャラクター紹介.1


陣「ここからは順番に『やがて君になる』、通称『やが君』の
  登場人物についてご紹介したいと思います」

ケ「陣内には一人目ということで、
       主人公組の説明と掘り下げをお願いしてます」

陣「はい、よろしくお願いします」

蛍「で、結局主人公はどの人なん?」

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陣「こちらの小糸侑という子ですね。高校入学したての1年生です。
       全ては侑が担任の先生から生徒会に勧誘されるところから始まります」

蛍「あー、この髪の色が明るい娘が主人公なんや」

陣「生徒会室へと向かう途中、侑はある光景を目の当たりにします」

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陣「それは男子生徒からの告白を、丁重に断っている女生徒の姿でした」

蛍「あらら~甘酸っぱいねぇ」

ケ「こちらが問題の女です」

蛍「問題の女!?」

陣「はい、えー話を続けます。
       この告白されていた女生徒が、後に生徒会長になる
       七海燈子その人でした。侑より先輩ですね。2年生です」

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蛍「やっぱり美人で綺麗やん。七海燈子さん」

ケ「蛍原さん、正気ですか???」

陣「そして生徒会室で話を続けるうちに、
  侑は「恋愛感情が分からないから」という理由で
  告白を断り続ける七海燈子に対し、親近感を抱くようになりました」

蛍「親近感?」

陣「はい。というのも、実は侑は
       高校への進学の直前に中学の同級生から告白をされていまして、
       その返事を未だ出来ずにいました」

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蛍「まぁ、見た感じ可愛らしい子やから
       告白してくる男の子も出てくるよなぁ」

土「この中学の同級生、改めて見ると相当見る目ありますよね」

陣「侑も七海燈子と同じように、他者に対して恋愛感情を
       抱くことが出来ず、そんな状況を誰にも相談できずにいました。
        作中ではよく『特別が分からない』と表現されています」

蛍「先輩とは似た者同士ってことやな。心強いやん」

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陣「時は過ぎ、侑はその中学の同級生に電話で告白の返事をします。
  緊張した様子でしたが、七海燈子の協力を得て
  きちんと断る旨を伝えることができました」

蛍「いい先輩やん。手繋いであげてるで」

陣「そしてこの直後に七海燈子がですね」

蛍「うん」

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陣「侑に告白するんです」

蛍「なんで!?!?!?」

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陣「そこからは紆余曲折あるのですが、そこは本編をご覧ください」

蛍「なんか不穏な画像が混じってるけど???」

土「気のせいです」

陣「僕からは以上になります。
  搔い摘んだ説明でしたけど、どうでしたか蛍原さん」

蛍「全然わからなかったけど、だからこそ少し気にはなったわ…」

陣「この侑と燈子の織り成す駆け引きが本当に素晴らしいんですよ…
  蛍原さんには是非とも本編を見ていただきたいです」

ケ「まさに共に歩き、共に探し、共に笑い、共に誓いですね」

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陣「そのネタ無限に擦るのやめてもらいます???」

④各キャラクター紹介.2


蛍「じゃあ次は土田」

土「はい。俺はですね、ちょっと
       趣向を変えて男性キャラの紹介をしたいと思います」

陣「あっ、まさか」

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土「槙聖司くん。通称槙くんですね。この男の子、アニメ公式サイトに
  侑の友達を差し置いてキャラ紹介されてるんですよ」

蛍「そんなに重要なキャラなん?」

土「個人的に物語を語る上で
       なくてはならない存在のキャラだと思ってます」

陣「7巻のあれとか槙くんが居なかったら大変なことになってましたよね」

土「彼は侑と同い年で生徒会にも所属している男子学生なのですが、
       彼の持つ恋愛観がなんというか、すごいんです」

蛍「すごい?」

土「彼はある日、ひょんなことから生徒会室で
       キスをしている侑と七海先輩の姿を見てしまいます」

蛍「あの二人学校でそんなことするの!?」

土「見られたことを知った侑は、周りや七海先輩には
  言いふらさないようにと槙くんに哀願します」

蛍「まぁあまり人に言いふらすようなことではないからなぁ」

土「そんな侑の反応を見た槙くんの開口一番の台詞がですね」

蛍「うん」

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土「『面白いなぁ!』だったんです」

蛍「面白がるの!?」

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土「実は槙くんも侑や七海先輩と同じように
       恋愛感情が分からないのですが、彼の場合は少し系統が違いまして。
       彼は他人の恋愛を見るのがとても好きなんですね。
       まるで劇場で舞台を見るかのように最前列で眺めています」

蛍「こわっ!」

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ケ「ちなみにやが君を観測している我々も
この席に座っていることになります」

土「人にはそれぞれ様々な恋への考え方、
       向き合い方があるということですね。
       彼もやが君を語る上では絶対になくてはならない存在です」

ケ「やが君の強さランキングとか作ったら
  間違いなく槙くんが余裕で優勝ですからね」

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蛍「そういう作品ではないよね!?」

土「あとアニメの主題歌の話もしておきます。
  エンディングテーマに侑と七海先輩がデュエットで歌う
  hectopascalという曲がありまして」

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蛍「うんうん」

陣「僕CD買いました」

土「この曲のサビが流れるとですね…」

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土「槙くんが出てくるんですよ」

蛍「最前列に居る!!!!」

⑤各キャラクター紹介.3


蛍「はい、じゃあラストはケンコバ」

土「コバさんは誰について語るんですか?
  まなみど? みやりこ? あっ意外なところで朱里と堂島くんとか?」

陣「コバさんのことだからきっとニッチなとこ攻めるんでしょうね。
  錬磨先生とか水泳少女とか、その辺りじゃないですか?」

ケ「えー、僕が語らせていただくのはこちらの方です」

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陣「えええええええええ!?」

土「作者じゃないですか!」

ケ「この人なくしてやが君は語れないでしょう!?
  鳰先生が居なかったら我々やこの企画自体存在してないんですよ!?
  僕が好きな歴史上の偉人ランキングやったら
  ダントツで鳰先生が1位ですからね」

土「やが君のランキングでやっても同じ結果なんですか?」

ケ「それは佐伯沙弥香」

陣「先生じゃないんだ!?」

蛍「この鳥みたいなのも漫画のキャラクターなん?」

ケ「全然違います。仲谷鳰先生は、やがて君になるの作者その人ですね。
  商業デビューをする以前は主に東方や艦これの同人誌、
  オリジナル作品等を描いていました」

蛍「そもそもなんで作者を紹介したいの?」

ケ「よくぞ訊いてくれました。
  というのも、やがて君になるは既に連載が終了してる作品なんですが、
  まだまだ人気の根強いコンテンツなんですね。
  その理由は多々ありますが、
  一番の功労者は作者である仲谷鳰先生なんです」

蛍原「ほー、それはどうしてなん?」

ケ「こちらのツイートをご覧下さい」


ケ「そうです!なんと連載終了後も
  先生はやが君のイラストを描いてくださっているんです!」

蛍「おー、なんか今時珍しいねぇ」

陣「ありがたいことですよ本当に…」


ケ「その他にも朗読劇イベントや画集、アンソロジー、
  LINEスタンプ等のイラストも継続して描いてますね」

蛍「なんか愛されてるなー」

ケ「そうなんですよ。いいですか、蛍原さん。
  本当にいい作品というものは、作った本人も
  その作品を愛しているものなんです。
  僕はやが君のそういうところ、
  延いては鳰先生のそういうところが好きなんです」

​土「確かに言われてみればこの作品、
  作者や周辺も含めて比較的に平和ですよね」

陣「荒れてるとこあんま見たこと無いしなぁ」

ケ「そんな仲谷鳰先生ですが、現在月刊コミック電撃大王にて
 『神さまがまちガえる』を絶賛連載中でございます!」


蛍「めっちゃ宣伝入るやん」

ケ「僕、神ちガの宣伝するために今日の企画参加しましたからね」

蛍「やが君のためじゃないの!?」

ケ「ふへ」

⑥まとめ


ケ「今日はどうでしたか蛍原さん」

蛍「いやぁ、なんというか、毎度のことながら
  みんなの熱意が伝わってきたよ。うん」

ケ「ではやが君の魅力も十分に伝わったところで、
  大変名残惜しいですが今回はここでお開きとさせていただきます……」

???「……なんて、私が無邪気に信じてるとでも思った?」

蛍「?」

土「えっ?」

陣「あれ!?」

ケ「まさかその声は!」

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沙弥香「コイトーークをご覧の皆さま、こんばんは。佐伯沙弥香です」

陣「すげーーーー! 本物!?」

蛍「めっちゃでかかった人や!」

ケ「なんとこの日のために佐伯沙弥香さん(CV.茅野愛依)が
  スタジオに駆けつけてくれました!
  一人につき一言だけ好きな台詞を喋ってくださるそうです!」

土「やったじゃないですか蛍原さん!
  これで生いいわよを聞けますよ!」

蛍「なんて?」

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沙弥香「いいわよ蛍原くん」

陣「わー! 僕も! 僕もお願いします!」

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沙弥香「いいわよ陣内くん」

陣「ありがとうございます!! やっば!! メールの受信音にしよ!」

ケ「早くもお二人の分が終了したので、
  これで佐伯沙弥香さんはもう二言しか喋れません!
  そういう契約です!」

蛍「いや、別に俺はなんでもええよ…
  説明受けてないからこの人がどういう人なのか俺知らんし…」

土「俺はアニメ2期に先駆けて何か6巻以降の台詞を聞きたいなぁ」

陣「あっいいですねそれ」

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沙弥香「私、自分で思っていたよりあなたが好き。燈子のぜんぶが好き」

土「ウオォォ良いッ! ありがとうございます!」

陣「文字だけだと伝わらないのが悲しいなぁ…」

蛍「で、残りはケンコバだけだけど、やばいネタはあかんからね」

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ケ「でも僕個人的には二郎系ラーメンに燈子を誘う沙弥香の声を
  めっちゃ聞いてみたいんですよね…」

陣「いや、沙弥香はそんなこと絶対言わないですからね!?
  原作のイメージを損なう台詞を言わすのは流石にマズいですよ!」

ケ「いいんですよ! どうせここまで見てる人なんて相当コアなファンか
  佐伯沙弥香に酷いことしたい連中しか居ないんですから!」

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茅野愛依「…本当にそれでよろしいのでしょうか」

土「声優さん素になってるじゃないですか!」

蛍「あかんよ! 絶対言わせたらあかんよ!」

ケ「お願いします!」

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沙弥香「燈子、二郎行きましょう」

蛍「アカーーーーーーン!」











侑「なんですかこれ。やがて君になる芸人…?」

燈子「人気のバラエティ番組なんだって。
   沙弥香がテレビに出るって言ってたから見てたんだ」

侑「あっ、本当に佐伯先輩出てる。声だけだけど。
  そんなことより今日の夕飯どうする?
  何か作るなら買い出しに行かないとダメだけど」

燈子「あー、じゃあもう遅いし外食でいいんじゃない?
   侑と食べに行きたい」

侑「仕方ないなぁ。今日は何処に行きましょうか」

燈子「うーん、そうだねぇ。丁度テレビも終わったことだし……」







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燈子「二郎にしようか」

侑「アカーーーーーーン!!」


― おわり ―



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