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もうすぐ春ですね、と話していたら雪が降りました。

陽が長くなってそろそろ春が近づいてきた・・・と思っていたら雪が降りました。このタイミングで、冬のぶどう園はどんなだろうかという疑問がある方にこんな感じですよと、冬ごもりしているぶどうの木を紹介します。雪は全く怖くないのですが乾燥した寒さには気をつけないといけません。10年生までは藁を巻いて寒さに耐えるようにしています。雪が降る前に長く伸びた枝を短く切って雪の重みでぶどう棚が壊れないようにするのが最初に行う仕事で、これを仮剪定と呼んでいます。本剪定は2月の中頃から始まります。

枝の赤ちゃん

本剪定はこんなかんじに切ります。写真のように枝の付け根に小さな芽があるのがわかるでしょうか?この芽が今年長く伸びる枝の赤ちゃんです。最初からここで切れば作業も二度手間にならずにすむのでは?と思いますが、最初からここで切ってしまうと寒さと乾燥で芽が枯れてしまうからです。少し暖かくなってきた2月の中旬であってもこの切り口には乾燥防止の薬を塗ります。
仮剪定の時は長いハサミを使って両手でバシバシと気楽にチカラも入れずに切れるのですが本剪定では注意深く片手でゴリッと切ります。硬い箇所をひたすら切る作業が続き毎年この時期になると右手は腱鞘炎になり指の震えも始まります。
でも・・・もうすぐ春。

可愛いおまけ。

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