ドラマ「結婚できない男」から学ぶ

今回は、結婚できない男というドラマについて書こうと思います。
阿部寛演じる桑野さんは、建築の自営業者でそこそこ有名な建築家。ルックスもお金も地位もある彼だが性格がなんとも自己中心的。他人に対する配慮は基本的になく、空気を読むのが苦手なタイプ。いわゆる空気を読める日本人とはタイプが逆。そんな彼がひょんなことから出会う隣に住むミチル、医者の早坂が繰り広げる心温まる物語。
毎回、テーマが「犬が嫌いで悪いか」「女心がわからなくて悪いか」というテーマで桑野の性格や考え方を反映させるようなテーマが取り上げられています。ただ桑野の日常から描かれる己の道を行く姿はなぜか魅力的に感じるものがあります。例えば、模型を海外から取り寄せて作ってしまうほどのマニアックな一面。お好み焼きをプロ並みに上手く作れるほどの器用さ。花火の名称を説明できる知識の豊富さなど挙げればキリがありません笑
思ったのは、桑野さんが魅力的な人物だからこそ周りの人間を引き寄せたというのも説明がつくと思います。建築家として実力もある上に、意外と多趣味って人は一緒にいて楽しいのかもしれません。また、1人で焼肉に行ったり、バーで飲んでたりする姿からは大人の男性を感じさせる一面があります。1人で色んな場所に行くのって意外と憧れる!笑笑
ここから考えた結論としては、自己中だけど実力がある(建築家として)ということは、資本主義を生きるこの社会においてもの凄く大きな力を持っているということです。また、桑野が一生1人でもいいという場合、それも実現してしまうことでしょう。つまり、実力をつけようということですが、それ以前に実力は何によって生まれるのでしょうか。それは、好奇心だと思います。綺麗な家を見るのが好き。家を作るのが好き。興味がある。そういった感情が紛れもなく、後の実力に繋がっています。故に好奇心を忘れずに生きることが回り回って自分の実力に繋がります。時間も忘れて、ひたすら打ち込んでた。気がついたら、こんなに進んでたというものを振り返ってみてそれを実践しよう!