渋谷交差点路上での出来事

昨日、渋谷交差点路上で、ある男性のリュックサックが燃えるという事態が起こった。その男性が、交差点路上にて、自分のリュックサックを自分で燃やし、そしてその燃えるリュックサックに自身が覆いかぶさったのだが、周りにいた多くの人々は、その男性に対して止めることもなくただ通り過ぎてていくし、車もその男を避けて通り過ぎていく。通行人はその光景をただただ携帯に収めている。一体、この現象はなんなのだろうか。一人の人間の命が危険にさらされているのに携帯に収めるだけで、誰も助けようとしない光景に違和感を覚えることがおかしいのだろうか。世の中に共通の善が喪失しつつある今日、その現象形態は、極端な自己中心か、異質者に対する排除になるのだろうか。人間疎外の克服、昔と形態は変わったが根本的には変わっていない問題が存在しているように思われてならない。

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