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僕の想う「TOMORROW GATE」という企業

1:はじめに

twitterを使っている人なら、最近一度は目にしたことがあると思う「TOMORROW GATE」(以下、TG)。様々な楽しい仕掛けを行う企業で、とても注目を浴びてますね。僕も毎日ツィートしてますが、何かしらTG絡みのツィートをしています。

この企業のどんなところに注目するのか?それは人それぞれだと思います。ある人は「ビジネス展開の面白さ」、ある人は「企業としてのtwitter運用法」、ある人は「西崎社長やその他の社員の方々に興味がある」、ある人は「オフィスの無茶苦茶さ(笑)」などなど。本当に多種多彩であると思いますし、そのいい意味での「ごった煮感」が魅力のひとつかもしれません。

その中で僕の注目しているポイントは、

「強固なチーム創り」

という点に当初から注目しています。このnoteでは、TGの「チーム創り」について考えてみます。あくまでも、個人的な見解ですので、その点はお許しを。

2:なぜ、「強固なチーム創り」に注目しているか?

僕は約20年ほど、医師という仕事をしています。みなさんもご存じだとは思いますが、医師は一人で何でもできるというスーパーマンではありません。看護師さん、事務さん、技師さんとのチームワークが必要不可欠になります。そして、それが小さなクリニック規模になれば、尚更強固なチームワークが必要になります。

僕は、これまで大学病院勤務をしていたこともあり、多種多様な人達と仕事をしてきたこともあり、それなりにチームワーキングには自信がありました。しかし、大学病院勤務を終え、父親が医院長をしている実家の診療所で仕事をする中で、チーム創りに失敗してしまいました。

原因は、僕が突然

「理念という概念を持ち出し、強権を振りかざすように体制を変えようとしてしまった」

ことにあると思います。今でも後悔する点ではありますが、その頃を必死でした。てんでバラバラの方向を向いているスタッフを理念を元にして、同じ方向を向いてもらおうとして必死でした。スタッフ個人個人とも話したりしましたが、中には裏切られるような形で(もちろん自分にも非があったと思います)退職してしまうスタッフもおり、鬱のような状態にもなり休職もしました。

「このままでは、自分が幸せでも楽しくもない」と思い、悶々と考える日々が続きましたが、そこで考えが変わるきっかけになったのが、以前にも拝読したことのある坂本光司先生(経営学専門)のご著書でした。その中には

「企業は、まず第一に社員を幸せにすべきである」

ということが書いてありました。僕の曲解もあるかもしれませんが、

「仕事をするうえで、自分たちが幸せじゃないといけない」

ということを、正直に胸を張って考えていいんだと思うことができました。その先生の著書の中では、

「人は褒められて、頼られて、人の役立つことで幸せになれる」

「家族のような企業を創れ」

といったことが記されていました。それから、僕はチーム創りの書籍を読んだり、twitterでの情報収集を本格化していったのです。そして、他にも様々な理由(経営面など)もありますが、自分のクリニックを開業し、そこで「強固なチーム」を創り、「まず、働く自分達が幸せになる」ことを目標にし動き始めました。


3:TGとの出逢い

僕がtwitterを現在のように運用し始めたのが、ちょうど2018年の年末でした。とにかく業種問わずに色々な方々のツィートにリプし絡み始めました。そして、今振り返ってみると2019年2月に、はじめてTGの社員であるミズキさんのツィートに出会い、フォローさせて頂きました。それが、始まりでした。その直後に社長の西崎康平さんのアカウントもフォローし、どんどんTG沼にはまっていったのです(笑)

当初はいわゆる営業とかのコメントなどに目が行きがちで、正直「どんな会社なんだろうな??」というのが感想でしたが、ある日の西崎社長のツィートで

「一番大事なのは社員とその家族やろ!」

という言葉(だいたいこんな感じだったと思います)をみて、「ここにもこういう考え方の人がおった!」と思ったのを覚えています。そして、それからはビジネス的なツィートよりも「信念や理念」、「経営者としての在り方」、「組織の長としての在り方」といったツィートに目がいくようになったのです。

さて、ここまでくると面白いもので、TGの他の社員の方のアカウントもフォローしていくようになります。そうすると、とにかく

「理念浸透度が高い」

「社員同士、仲がとても良い」

「多様性に寛容であり、多様性を活かしている」

「とにかく、社長・社員とも、働いている人達がとても幸せで楽しそう」

などなど、「あ~、理想的やん」と言える企業風土が見えてきたのです。そして、興味はさらに深い部分である

「このチームビルディングの秘密は、どこにあるの??」

という点に向かっていったのです。


4:チームビルディングの秘密は??

ここまで書いてきましたが、正直何もなし得ていない僕なので、答えはまだはっきりしません。でも、考えてみます。


「しっかりした理念を創り、実践していく」

まず、「しっかりした理念を創り、それを実践していく」ということは必須だと思います。やはり、チームメイトが同じ方向を向いて進んでいくということは大事なことだと思います。「理想の理念」というのは、経営者それぞれだと思うので割愛しますが、「同じ方向に進みながら、同じ判断基準共有する」という点では必須だと思います。いわゆる「理念経営」というものになるかもしれませんが、ブレずに進んでいくことができます。その点、TGはtwitterでも西崎さんが率先して発信してる通り、しっかりとした理念があり、その浸透度も相当高いですよね。

「理念の浸透」

次は、「理念の浸透」も必要ですね。TGをみていて感じるのは、「採用」という時点でかなりの差がでてくるのかなということです。そこは「採用ブランディング」を手掛けている強みなのかもしれません。ただ、「金銭面ではなく、vision・理念で差別化する」ということはTGだけの特権ではなく、「理念経営」を行っていく企業では十分行っていけることだと思います。「理念を十分に分かってもらったうえで採用する」というのは、「理念の浸透」方法としてはとても有効かもしれません。あと、やはりトップの実行力、信頼性、誠実さももちろん大事な要素だと思います。「カリスマ性」とでもいうのでしょうか。もしかしたら、西崎さんは「カリスマ性」という言葉はお嫌いかもしれません。でも、この点は見逃せないとも思います。いわゆる「コロンブスの卵」的なことになるかもしれませんが、

カリスマ性のあるトップが創る理念だから浸透しやすいのか? それとも、理念を実行・実現していくことがトップにカリスマ性を身につけさせるのか?

僕自身は、自分にカリスマ性があるとは微塵も思ってませんので、地道に継続的に、理念を実行・実現・体現していくしかないと思ってます。また、「環境が人を育てる」ということを考えても、おそらくは「理念を真摯に実行していくことが、トップにカリスマ性を纏わせる」ということを信じたいです。


「風通しの良さ・お互い頼り合える風土」

これは社員の皆さんのツイッターでのやりとりをみてても伺い知れます。いい意味で、ツィート内でもいじりあってます(噂では、席が隣同士でもツィートし合ってるとか・・・)。本当に楽しそうです。この風土創りは、採用時点での見極めもあるでしょうが(例えば多様性に寛容かどうかなどの見極め)、採用後のコミュニケーションを密にとっているという点もありそうです。あとは、「お互いに相手をよく知る」工夫をすることも大事でしょうね。もっと深く知りたい部分でもあります。

チームビルディングの秘密に関しては、もしかしたら一定の法則はないのかもしれません。でも、何か原理原則はあると思います。この点は、僕もまだまだインプットしていきたいと思います。


5:TGの今後?

ものすごく失礼な言い方かもしれませんが、今後のTGで興味があること。それは2点。

①「企業として更に成長した時、理念浸透がどうなっていくか?どう浸透させていくか?」

西崎さんのツィートや企業の勢いから考えると、現在の規模よりは確実に成長・増大すると思います。そうなると、部署も増え、社員も増え、より多様性も増します。海外へとなると、その流れには一層拍車がかかると思います。その時に、理念浸透をどう行っていくのか?とても興味深い点です。これまでも、企業の規模が大きくなりにつれ、理念浸透が上手く行えず「理念経営」から脱落した企業は数多あると思います。そうならずにどう進んでいくか?個人的には、西崎さんの頭の中にはある程度のvisionはみえていると思いますし、西崎さんならどうにかしてしまうかな?と勝手に思ってます(笑)

②「次世代のトップの育成」

これも楽しみな点です。トップが変わることで企業の雰囲気がガラッと変わることはありますよね?西崎さんも不老不死ではないので、どこかで世代交代しないといけなくなる。どう移行していくのかも興味深いです。まあ、これも西崎さんの頭にはある程度の絵図があると思います。後継者が育ったら「お前らに全部任せたけん、俺Twitterだけやるわ!」とか言ってそうですけど(すみません、社長)。


6:最後に・・・

まあ、好き勝手に書いてきましたが、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。どこかでTGの方々の眼に止まれば、こんなに嬉しいことはありません。とにかく、ここまでインプットしたことを、このようにアウトプットして今後に生かしていきたいと思います。また、今後の野望としては、やはりTGの本丸に突撃して、実際の雰囲気を知りたいです。実際の生の声を聴いてみたいです(以前の突撃は2度ほど失敗しました)。そして、可能かどうかはまだ分かりませんが、何か一緒に仕事をしてみたいなあとも思ってます(採用とかチームビルディング指導??)。前述した坂本先生も著書の中で「自分が好きになった企業への一番のお返しは顧客になることだ」とも書いていらっしゃったので・・・。

最後に、新オフィスへ移転してからも、TGのますますの発展を願ってます。本当にお手本にしたい大好きな企業さんです。西崎社長、社員みなさん、頑張ってくださいね。また、最後まで拙いnoteを読んで頂いたみなさん、本当にありがとうございました。

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