母親が退院
最近のネタが、親の介護にまつわる話になっていて、訪問いただいた方には、心苦しい限りですが、少しだけお付き合いいただければ幸いです。
先週の月曜日に、肺の水(胸水)が取れず入院した母親が、本日退院しました。
退院という言葉だけで言うと、喜ばしい限りです。ただ、実態はというと、かなり異なります。ここのは、高齢化社会の介護の問題が色々と垣間見えました。
話を4月17日にもどします。
母親がかなり息苦しくて(これは不整脈が主たる原因)で、本当に苦しそう。とはいえ、「不整脈に対処する薬はないので、リラックスするしか対応がない」と通っている町医者の進言と、月曜日20日に大学病院の診察があるので、その日を待つことにしました。
18日土曜日。昨日以上に、辛い様子。脈拍も100を超えている。とはいえ、月曜日が予約だし、どうしようもないからとただ、見守るだけ。
父親も辛そうな母親を見て、憔悴しきっている。思うように動けない母親に、「もう、勝手にしろ!」と暴言まで出る始末。
ようやく、月曜日が訪れ、診察の結果入院。治療計画書によると、10日~14日の入院加療。
一人になった父親。母親が帰宅する日を楽しみに、家や庭の掃除に精を出す。夜は、早目に風呂に入って、ゆっくりとお酒を飲んで就寝。
母親の様子が気になるも、コロナの影響で見舞いにも行けず。日に日に家の周囲が綺麗になる。母親の写真に「お休み」を言って、床に入る。
そんな生活が1週間。ゆっくりと時間を過ごせる日々が続きました。そして、4月29日、明日退院という知らせが病院から届きました。父親は待ちに待った退院です。
そして本日、無事退院を迎えました。
が・・・・
入院していた時に聞いていた様子とは打って変わって、自分では動こうとしない母親。以前よりは動けそうとはいうものの、移動は父親が手を引かないと行けない状態。
食事は、食欲がないとあまり、進まない。
お酒が楽しみな父親が、「お母さんがそんな状態なら、今日は飲めないな」」と寂しそうに呟きました。
そこで、実家を後にしたのですが、いままで、自分のペースで生活ができた父親が、大きな赤ちゃんが戻った状態で、現実に引き戻されてしまいました。
退院したのは嬉しいけれど、自宅で介護するのは、やはり厳しい。
そんな感想を抱いているのではと思っています。
そんなに遠くない将来、施設に入れるという選択肢もありかなと、退院を機に感じた次第です。
余談ですが、これだけで102歳まで生きられる!という飲料を処方いただきました。
これ一本で1日の摂取カロリーの2/3が取得可能。しかも、鉄分やミネラルも入っていて、お通じだけでなく、美肌にもよいとのこと。
但し、味は、豆乳をメチャメチャ甘くした、薬ぽい味。
バニラの他に、ストロベリーとコーヒーがあります。
開けたときに、私もチャレンジしてみます。