「家族だから愛したんじゃなくて 愛したのが家族だった」を読んで

noteを知ったきっかけは、Twitterで岸田さんの記事をたまたま読んで、それが面白かったから。

今までは、読むだけだったけど、キナリ読書フェスなるものが開催?私、岸田さんの本持ってる!じゃあ、折角だから参加してみようかな!!という思い付きで、今この文章を書いている。

一日、買い物やら子供の事で終わり、台所に食器も溜まってるけど…明日も仕事だから今しかない!!書きたいと思った今、思うままに書いてみる。


この本を選んだきっかけは、前述の通り、Twitterで岸田さんのことを知り、こんなに面白い文章を書く人の本なら絶対面白いと思ったから。書店へ出向き、残り1冊のところを購入することができた。

私は昔から自分に全く自信がない。何をするにも不安で、人に指示を出すなんて滅相もない!!というような人間で。

本が出版された少し前に、偶然にも私も12年間務めた会社を退職し、転職したばかりで、新たなスタートを切るぞ!!自分をさらけ出すんだ!と意気込んでいたところだった。

岸田さんが10年間勤めていた会社を初めて休職した時の状況が、私の前職での状況と重なるところが多くてびっくりした。私の場合は、自分の性格には合わない、管理者というポジションを任され、プレッシャーやらストレスで、ご飯が喉を通らなくなり、初めて心療内科を受診することになったのだが…。

「自分だけ休んで、みんなに迷惑かけて、私は本当にダメだ」という文も、分かる!!!私の場合、迷惑かかるから休めない!って無理に出勤してたけど。

ここで良太君と旅行する話があるのだけれど、でも良太を見てみろ。当たり前のことをうまくやれなくたって彼の人生はうまくいってる。楽しくやれてる。楽しくやらない方が損なのだ。両替するために、コーラだって飲んでいいのだ。という文章がある。

「そっか。それでいいんだ。」って肩の力が抜けた気がした。岸田さんも、良太のみようみまねで、くよくよ悩む事をやめてみた。人の目を気にすることをやめてみた。と書いている。

私もそう意識しながら、仕事に取り組んでいる。分からないことは恥ずかしいことじゃないし、不安だったらどんどん聞いていい!人の目は気にしない!と暗示をかけている。気分の浮き沈みはあるけれど、ありのままの自分で仕事ができるようになってきたと感じている。


実を言うと、あとがきが1番印象に残っている。(こんなこと言ってごめんなさい!)

好きな自分でいられるときほど、他人に優しくできているのかもしれない。好きな自分でいられるというのは、行動や考えに確固たる自信を持っていて、見返りがなくとも愛を分け与えられる状態だ。「好きな自分でいられる人との関係だけを大切にしていく」

それを実践できている岸田さんだからこそ、今の人運があるんだろうなぁと思う。

自分の好きな事して生きてもいいんだね。わがままなんかじゃないんだね。



随所に出てくる、クスッと笑えるオチ。

絶妙なタイミングで現れる、幡野さんの写真。

良太くんの書いたノンブル文字。

愛と笑いが詰まった本です。心が弱った時に、元気がもらえる本だと思う。

というか、私もラーメンズの世界観好きです!随所に分かる!その経験ある!私も!!って思うところがあって、勝手に親近感を抱いてる…(突然の告白)

はー!読書感想文なんて、何年ぶりに書いただろう。語彙力のない私ですが、こんな機会を与えてくれた岸田さんに感謝!

ありがとう!



さあ、食器洗お!笑


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