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アンリミ環境読みを楽しみながら短時間プレイでMPランキングに載ろう!

お久しぶりです。ぱーしーと申します。
懲りずにまた記事を書きたいと思います。今回は、私がVECのアディショナルカード追加後の環境(以降、「VEC後期」)解説とどのようなデッキ選択をしたかをこの記事で説明します。
ちなみに実績というほどではないですが、アンリミMPランキング41st season 59位(笑)でした。「ちょっとやってる人」くらいに思っていただければ。

私自身、シャドバのプレイは限られた時間しかとれていません。行き帰りの移動時間+家での隙間時間などが主にプレイの場です。平均すると一日2時間以内といったところでしょうか。だからこそ相手の上振れ以外を咎められて勝率が高いデッキ選びが必要でした。そのためシャドバをプレイしていない時間で環境考察をしていました。

混沌としたこのフォーマットはローテよりも人口が少ないため運営からもないがしろにされています。これを打破するためにもより多くのアンリミプレイヤーを私は求めています。アンリミでも環境があってメタもあるのを知ってもらうことが少しはできるような記事を書きました。アンリミへの参入障壁を少しでも低くする一助になればと思います。


1.はじめに

アンリミフォーマットでは環境は動きにくいというのが通説です。しかし、私個人の意見では数枚の新カードが追加されるだけでも、その膨大なカードプールとの組み合わせ数は天文学的数値になり、凶悪な使い方すら可能となるパターンがあります。

特にVEC後期は前期と比べてがらりと環境が変わりました。アディショナルにアンリミでも使えるカードがかなり追加されメタが回り始めたのです。VEC後期は環境に圧倒的tier1が居づらくなったいい環境だと思います。

アンリミが''運ゲー''と評される原因は上振れの理不尽さにあると思います。そこを割りきればデッキ相性というのは確実に存在します。普段ローテを楽しんでいる皆さんにも今後のアンリミ環境読みや構築の楽しさをぜひ知っていただきたいです。

2.アディショナル追加前の環境(以降、「VEC前期」)

まずVEC前期におけるtier上位デッキについて説明します。

疾走ウィッチ
以前までリソースがかなり問題となっていたデッキでした。そのため疾走プランをとっても処理&盤面プランをとってもロングゲームに強くなく、パワーの高さはあったものの安定感にかけていました。
しかし、その評価はカオスウィザードの登場により変化します。簡単に言えば第二の運命の導きなのですが、それ以上に、盤面に残る点と次ターンにスペブしながらの顔面進化が可能な点はかなり革命的でした。リソース面の解決により魔法剣も違和感なく3積みされるようになりました。
今まで不利だったエイラにも、リソース的に積みやすくなった炎の握撃で対応できるため微不利くらいの勝負をできるようになりました。また除去と疾走の共存から既存のアグロよりも不利が少なく、対アグロに関しても高い性能を持っていました。

(安息)エイラ
ROGから大きく構築に変化はありませんが回復力と盤面の圧力は他の追随をゆるしません。ミラーや対疾走ウィッチを意識した形が増えたためテミスや安息の平均枚数は増えたように思います。また特に疾走ウィッチを重く見た構築では新ソニアやマイニュや安息の従者の採用が増え、よりガードが高い構築が流行りました。
前述の通り、疾走ウィッチに対しては微有利程度になってしまいましたが、ガードを高めた結果としてアグロに関しては圧倒的な勝率がありました。画像はある時期に沸くアグロを狩っていたときの連勝記録です。

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新旧リノ
新リノに関しては覇食帝の調理の追加が大きく、中型フォロワーの除去とバーンが手軽に行えるようになりました。旧リノ復権の理由は自然カードの追加によるドロー加速と荒野の休息によるコストちょろまかしでした。今まで1コスや0コスをたくさん抱えても盤面の都合上プレイ枚数に限度があったところをナテラの大樹の自壊効果が補いました。
瞬間火力と理不尽さは疾走ウィッチをも上回りましたがエイラのガードの高さが原因でそこまで猛威を振るいませんでした。

庭園ゼルダゴン
これぞアンリミ、という理不尽さの最たる例です。旧ゼルとダゴンが合わせて7コスになるため10点疾走で2回殴るというコンセプトです。ダゴンの1発目とゼルの進化突進をかわす守護を立てるのはほぼ不可能でした。仮に立てられてもお代わり庭園+ゾーイでターンを引き延ばしながら守護除去という裏目すらありました。勝率は高くないらしいのですが地雷性能は環境トップで一定数環境に居座り続けました。

3.アディショナル注目カード&カード効果変更

神鉄圧錬法
このカード一枚の登場はローテ以上にアンリミでの影響が大きいように思います。SFL期のアグロエルフの横並びプランよりもアマツを絡めた疾走プランを太くできるようになりました。またローテよりもフェアリー供給が多い分、手札減らせる1コスとしても有効です。

極光の天使
疾走に対する遅延性能の高さ、2/2/2という標準スタッツ、進化時効果。どれをとっても疾走環境のメタカードとしては実にニュートラルらしい便利能力です。相手のリーサルを遅らせることはカウンターを決める上で重要で、上振れすらも止める性能があります。

浄化の輝き・ミュニエ
エネスのようなシステムフォロワーや安息の領域の効果付与を突破できるようになりました。また、進化時効果は庭園ドラやエイラビショの動きを弱くするのに働きます。

マーキュリーイージス・シオン
2019年10月29日のアッパー調整により、VEC後期に影響をもたらしました。AFネメシスのアグロムーブを支えるアクセラ効果はコストが余るが盤面が埋まるという弱味を強味へと変えました。細かい点ですが庭園ドラの返しに置くと意外ととられにくいです。


4.VEC後期で変化した環境

神鉄アマツアグロエルフ
神鉄の登場により、tier上位に躍り出ました。大量のフェアリー供給によりローテよりも早くアマツ起動が可能です。下手な守護や回復程度なら突破してしまうため半端な構築のエイラだとなかなか止まらないです。大きい守護はアマツの必殺で倒してそこからフェアリーを投げ込めるため守護一枚程度なら貫通します。ローテとの違いは前述の通り、横並びプランをとってもフェアリー供給が間に合うことでしょうか。最速アマツの理不尽さはナーフクラスです。

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疾走ウィッチ
極光の天使の登場によりリーサルターンが若干遅くなりました。その結果、ドロシーやエレノアをピン指ししてガーディアンゴーレムと合わせて盤面圧迫をかける構築も流行りました。仮にリーサルターンを遅れさせられても勝つプラン組が意識されるようになりました。もはや双刃を3積みしない構築もよく見ました。

(安息)エイラ
VEC前期のガードが高めの構築が基本となりました。極光の採用がかなり増え、レフィーエを使える6t以降にゲームを引き伸ばすことを目指すようになりました。特にアマツや疾走ウィッチを大きく見ている構築だと新ユニコのような実質守護の採用も増えました。大きな違いは、上記2デッキの序盤の盤面パスが増えたことです。3tに旧エイラを置いたり4tまでに安息を置いたりするプランが太くなったことだと思います。体力4以上の旧クルトを隠されるだけでアマツにとっては強力なカウンターでした。

AFネメシス
ネメシスらしいメタ性能の高いデッキになりました。一方でアグロプランもコントロールプランもとれる器用なデッキなのは以前から変わらずです。アグロプランにおいてはシオンのアクセラを早期にうつ上振れでは環境に返せるカードがほとんど存在しない程でした。コントロールプランでは実は苦手だった安息をも貫くミュニエの追加で完全有利がつくようになりました。クラス性質的にデッキが回りやすいのでメタカードが違和感なく積める点が評価されたように思います。画像はアグロムーブ例です。

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新リノ
ガードの高いエイラが増え、新ソニアで詰む姿が多く見られました。またアマツエルフの速度にも勝てず、旋風がフェアリーに効かない点で評価がガタ落ちしました。

5.その他細かい環境変化

宝箱環境
いわゆる宝箱キャンペーンはアンリミ人口が急増します。ローテのMPを溶かさなくて済むのと、短時間で周回が可能だからです。VEC後期では2019年11月26日から10日間行われました。ローテのデッキを改造流用したものが流行るデッキパターンの1つです。さらに一番多いのがアグロデッキ。特にアグロヴァンプが急増します。

新スキン

2019年11月25日から涼宮ハルヒコラボスキンが実装されました。冗談のような本当の話ですがネメシスウィッチが急増しました。もちろん彼女達のコラボスキンで。今後もいわゆる萌えキャラコラボが行われると似たような傾向が起きると思われます。

6.選んだデッキと運用

エイラビショップ
アグロが流行る環境への対策です。具体的にはVEC後期の初期には宝箱環境が始まったのでアクティブユーザーの多い夕方から夜に使うことが多かったです。12月後半くらいからアマツエルフが流行ったので極光を3積みする構築へと変化させました。

アマツエルフ
宝箱環境が落ち着くころからハルヒネメシス(笑)と長門ウィッチ(笑)が増えました。そこに対するメタが疾走ウィッチより早いアグロ疾走でした。そのため最速アマツが可能なフェアリー供給多めの構築になりました。

AFネメシス
アマツエルフが環境に増えてくるとそのメタのエイラビショップが増えます。そこでさらにそのメタのネメシスを握る選択をしました。一方でアマツに負けると本末転倒になるため極光を2積み以上にした上でミュニエを1積み以上する構築に落ち着きました。ただアグロプランが積極的にとりにくいので若干ウィッチに弱いかと思います。

つまり私の認識では以下のようにメタが回っていたかと思います。

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7.おわりに

以上がVEC後期の環境の簡単な解説になります。今ではこの記事の段階から環境がおおきく変っています。新環境もメタを理解して短時間でストレスフリーに楽しみましょう!そしてアンリミというフォーマットをもりあげましょう!!!

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