はじめてリーダーっぽい経験をしたとき。
自分でそう思うのは高3のときだったかな。
学校いかんで、児相に送られ、ほんでもって養護施設に送致された中1の冬。
3ヶ月で10kgやせた笑
いま思い出せば懐かしいけど、当時は笑えんようなことばっかやったよね。
とにかく、つらかった。
そんなひとことで言い表せないくらいのつらさていうかマジでふざけんなよみたいな、激しい思いをもって毎日を生きてた。
一瞬一瞬が戦いやったな。毎日。
ここに書けんような経験は数限りなくあるし、最初に決めた。
俺が最上級生になったら、ぜったいこんなん変えてやるって!!
だから、高3まで施設にいたよ。
高3になって、思った。
ここに居てよかった。この施設を卒業してよかった。そんなふうにみんなが思える施設にすると。
施設内のいじめとかは絶対許さへん。
上級生も下級生もみんな助け合う。仲間。文句あるなら直接いう、そして解決する。
でもね、みんないろんな家庭環境の中で育った違う人間、そしていろんな事情があって家庭にいることが難しい。
そんな人が集まってくる施設。
やんちゃていうか、もう信じられんようなわるそとかいっぱいおるし。
自分は、ただの不登校でケンカも強くないしコミュ力もない。
そんな自分が、ほんといろんな下級生をまとめていけるのかて思ったけど。
気持ちだけやったな。
覚悟と責任。
命を張ったっていったらちょっとおおげさかもやけど、時と場合によってはそれくらいの覚悟でみんなにぶつかっていった。
それくらいせんと人の心には届かん。
すべて捨てる覚悟はあった。
口先だけじゃ人は動かんから。
やんちゃはするなとは言わん、自分もしてたし、でもここで飯食わせてもらっとる以上、最低限そこは感謝しよう。弱いもんはいじめたらあかん。ぜったい。自分がそうされたら嫌やろ。ここのみんなは助け合うんや。みんな仲間やんか。そして、できるかぎり先生とも仲良くしよう。
毎日、みんなが楽しいよなって生きてたら、ここに来て良かったよなってみんなが将来思えるやん、せっかくやからそう思いたいやん。
ここに来たんやから、それはもう変えれんのやから、ここを良いとこにしたいやん。
そんな気持ちで生きた、高3の1年間はめっちゃ楽しかった。
野球で忘れられない思い出も出来たし
卒業して、施設を出るときはマジ号泣した。
あれだけ、最初は嫌で嫌で嫌でたまらなかって早く帰りたかったのに、最後は、ずっといたくていたくてここを出たくなくて寂しくて泣いた。
そんな経験が、自分のはじめてのリーダーっぽい経験だった。
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