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シロの思い出
シロは、僕が生まれて初めて飼ったワンちゃんです🐶
40年くらい昔のことなんで、記憶違いもあるかもやけど、自分の中にある、シロのことを書いてみるね。
小五で父が病気で亡くなり、僕は学校に行かなくなった。
子どもなりに、大人が気持ちをわかってくれないっていう思いもあり、一人っ子っていうこともあって、このころ毎日が寂しくて寂しくてたまんなくて、ワンちゃんが欲しくなって。
母から、「じゃあワンちゃん飼うから学校に行きなさいよ!」
って言われて
「うん、わかった!」って言って😊
でね、なんでか忘れたけど保健所に行って譲ってもらうことになったん。
そこには犬がいっぱいいて、その時に、ここにいる犬たちはこのさき処分されるってことも聞いて、とても悲しくなった記憶がある。。
職員さんが僕に言った。
なでてあげたら、ペロペロ舐めてくるような、人なつこい犬を貰ってくださいって。
何故かというと、子犬の段階で警戒心のある犬は、人に対する不信感みたいなものをもってて、成犬になっても人になつくことはないって言われた。
なんか、また悲しくなったけど。。
僕は、たくさんの犬の中で、ペロペロいっぱい舐めてきた、一番人なつっこい可愛い子犬を貰った😃
雑種で、毛が白い、真っ白やったから名前は【シロ】🐶
その日から、シロが家族になった。
嬉しくて、暖かくて癒された☺
僕はシロが大好きになった!
友だちになった!
いっぱいいっぱい一緒に遊んだ!
やがて、シロが大人になって、シロのすごさがわかってくるん。
ひとつは、ご飯食べるとき。
もう、めちゃめちゃ真剣。
命懸けで食べてる。
誰もとらないのにー
うっかり近くにいこうものなら本気で噛まれる。
生きることに命をかけてた、シロにとって、シロの両親にとって食べることは生きること、生き抜くことだったんだなって感じた。
もひとつはね、シロは根性と気合いが半端ないていうこと。
大型犬じゃないし小さいんだよ。
でも、散歩とかで近くの飼い犬で大きくて意地悪ぽい大型犬がいて、いつもシロを威嚇してきてたんよ。
で、1回油断したすきに噛まれたことあって、めちゃめちゃ痛そうで可哀想で😢
それからは、散歩の時もその犬をなるべく避けるようにしてたんだけど、シロは仕返ししたくてしたくてたまらん感じなんよ。
相手は大型犬やから絶対負けるし。
あんな、痛がってたのに。
それでも、本気で向かっていこうとしてた。
逃げない。
気合いが違う。半端なかった。
負けず嫌いの極みやったよ。
シロから、気持ちを強くもつことっていうことをこのとき、教えてもらったような気がする。
どんなことがあっても、ぜったい負けちゃいけないんだ、逃げちゃいけないんだっていう大切なことを😶
そして、時はすぎて僕はやっぱり学校に行けなかったんで、母とシロとお別れして、ひとり、施設へ行くことになった。
そして、数年がたち僕がまだ施設にいたときに母から連絡があった。
シロが天国にいっちゃったって。
寂しくて泣いた
小さい頃の環境が過酷だったのか、そんなに長生きもできなかったけど、
でも、母は最初、犬を飼うことを好んでなかったけど
僕が施設に行ったあとは、シロと仲良くなってスゴく可愛がっていたって
そうやって母からいつも聞いてた。
面会で会う時とかは、シロの話しばっかりしてた。
だから、いなくなって母も寂しかったと思う。
僕も、最後を見てあげれなくて、途中でお別れすることになってしまって、後悔はいっぱいあるけど、
シロは幸せだったのかな
幸せだったって思いたいな
また、いつかどこかで、どんな形でもいいから、シロに会いたいなぁ…
なんか、忘れてたはずなんに
ずっと昔のことやし
でも、こうやって書いてたら、めっちゃ思い出してきた、いろんなこと
あんなこと、こんなこと……
だから、めっちゃ涙が溢れてきた
シロ!!!
うちに来てくれてありがとう
忘れてないよ😣シロ
忘れるもんか!
noteの前は、アメブロ書いてたんやけど、シロのことは書いたことなかった。たぶん。
今回、ここまでのことは初めて書いた。
僕は、このあと高校を卒業して、実家に戻って、家から通える会社へ勤めることになってね。
そのとき、僕が18歳かな、新しい家族の
【ジロ】がうちへ来ることになる
今度は、柴犬。
ジロとも深い深~い思い出があって
また書くね!
最後まで読んでくれてありがと😆
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