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パニック障害という(22日目の午後)の状態

いやーつらいンゴねえ、

ことの発端は6月末の日曜日に友人と外出した事だった。
最寄り駅でご飯を食べタピオカを飲み、ふらっと寄ったパチンコ屋で3000円勝ちし、サウナに行った。

サウナは好きだが、岩盤浴よりかは好きではない。入ってみるとやっぱ暑い、なんなら熱い
(後々調べるとそこはサウナーにとっては聖地らしく、HPには107℃と書いてあった)

ものの5分ほどで友人を置いて脱衣場に向かう。
なんとも言えない脱力感と頭の中を浸食するなにかに襲われた感じがして、本能的にポカリの薄いやつ(水色っぽいパッケージのやつ)を、買い、扇風機の前で座り込んだ。


あ、これやばい、死ぬやつだ

瞬間的に思った。身体が一気に熱くなり、足の先から脊髄が通ってるところまで血が巡る感じ。手足も震え、呼吸もうまくいかない。心臓もものすごいスピードで動いて動悸が耳に直接聞こえる。

やばいやばい、死にたくない、全裸で死ねるかと思い、下着をつけた。目をつむったら終わる、手の甲を噛んで意識を本格的にした
↓その時のやつ

その日の夜自宅で撮ったもの(脱毛さぼっているのバれる)

遅れて友人が戻ってくる。友人が戻ってきた事に安心を感じたが、発作が戻らない。声が出せる今だからこそ、瞬間的にiPhoneとLINEのパスワードを伝え、母親に連絡を頼んだ。


その後約1.5時間に渡り発作が頻発しながらも、手の甲を噛むという事で意識を飛ばさず、サングラスをかけた父親が迎えに来た。


翌日自宅近くの病院に行く、心電図・レントゲンを撮影したが特に異常がなかった。ただの内科医から言われた内容は、「パニック障害じゃないか」との事だった

いや!精神科医じゃないのに診断するんかい!

と体調悪いながらに思った。確かに正式なのは精神科行ってくださいねと言われたが、多分パニック障害なのではないかと言われた。

ここで現在にもどる。今の時点で私は色々な理由を含め精神科に行っていない。つまりいわば、
パニック障害かもしれないけど正式には確定してないパニック障害なのである。


具体的な症状の一つに電車が怖いという点がある。
普段は自分の最寄り駅から学校の最寄り駅まで15分ほどで着く。この路線を作った人と、その学校を選んだ自分を褒めたいと思うぐらいだ。

だが、その電車に乗るのが怖いと思ってしまうのだ。最寄り駅につくまでは良いものの、乗るまでに自分なりに勇気がいる。
また、乗れたとしてもそこから突然の恐怖と不安感に襲われる。
最寄り駅から次の駅まで3分間あるのだ。この3分という都心の駅間1〜2分程度よりかは少し長い3分という時間がもたない。
ドアが閉まる瞬間、この3分の間何かが起きたらどうしようと思ってしまうのだ。
何回かドアが閉まった瞬間激しい動機に襲われた事がある。それから別の路線を使う事にした。学校まで約1時間。
不便な体になってしまったと思った。


他の症状として慢性的な頭痛、嘔吐感、便秘、過換気症候群、不安感とかが上げられる。

この間に某アイドルの武道館ライブに行った。行くまでは良かった。ただ暗転した瞬間なんともいえない不安感に襲われ、終始胸が苦しかった。
「ここから落ちたらどうしよう」「終わった瞬間倒れたらどうしよう」

という気持ちが自分の意志に反して浮かんでく。帰り道はほんとうに落ち込みながら帰った。

これが最初の一週間の出来事。


その後の一週間は正直忙しさと並行して症状も現れた。過換気症候群などといった、自分にとってかなり大きい症状は起きていないものの、身体の倦怠感や頭痛、外に出るだけで気持ち悪くなってしまう症状、焼肉屋でたくさんカルビを食べたような、なんともいえない胃の不快感を覚えた。


症状が出て三週間目の火曜日、学校を早退してカウンセリングに行った。
眼鏡の優しい感じの先生、芸能人に似ている人がいた、誰だろう、いやーー
思い出せん、なんか優しい感じの人なんだよ、でもミステリー系だったら実は犯人だったみたいな感じの人、そんな先生。

同意書を書き、いつ・なぜ・どんな症状かを伝えた。ただの内科医にパニック障害(かも)と言われたことも伝えた。薬の副作用や、頓服薬の依存性の知識から精神科に行きたくないというのも伝えた。
途中で言葉をはさむことなく最後まで話を聞いてくれた。


話の内容は覚えていない。多分色々切羽詰まっていたのかもしれない。
ただ先生の教えてくれた発作が出た時の止め方、不安の抑え方を教えてくれた。それが以下の4つだ。

① 不安やストレスを感じたらツボを押す

先生曰く、不安を感じたらツボを押したら軽減されるということ。その中でも特に効果的なのが、「内関」というツボと「合谷」というツボらしい。

「内関」とは、だいたい手首から指3本分の真ん中にあるツボで、そこを不安を感じたり、何かが起きそう(動悸がでそうとか)な時に押すと、不安が軽減されるツボと言われている。

「合谷」は、手の親指と人差し指の骨の合流地点のところにあるツボで、ここも押すとリラックス効果があるといわれている。

私個人的には、合谷より内関のほうが少しばかり直近的に考えていた不安ごとがどうでもよくなる感じがして、軽減される。


②呼吸法(2呼吸3止6吐)

過換気症候群や呼吸苦を感じた際に行ったら良いよと言っていた呼吸法。
2秒で空気を吸い、3秒間息を止める。6秒間をかけて吸った息を吐き切るという呼吸法。
呼吸が苦しくなるメカニズム的には、はあはあと浅く呼吸しているため、全体の呼吸を入れ替えることができていないということ。肺の中の空気を時間をかけて吐き切ることで、新鮮な空気を吸うことができるらしい。

確かに、何か発作が起きそうなときや、胸が苦しいときにこの教えてもらった呼吸法を行ってみると、苦しさが軽減された気がする。この方法は個人的にはおすすめ。


③マインドフルネス(呼吸瞑想)

マインドフルネスという、いわば瞑想をおすすめされた。Youtubeなどで調べると確かにたくさんでてきた。正直話を聞く限り怖いなあと感じたため、何回かしか実践してない。5分程度の短いものや30分ほどの長いやつ。
寝ながら行う方法もある。だが正直途中で飽きてしまって毎回やめてしまう。
過去にとらわれず今という時間に集中するマインドフルネスという方法は私には合わないのだと思った。


④TFT療法(思考場療法)

個人的にめっちゃおすすめ!!!
やり方は長くなるため、調べて欲しいが体のある位置をタッピングすることで、不安感を軽減する方法である。まず初めに自分が今不安に思っていることを考え、1~10まででつらさを評価する、そのあとTFT療法を行うと、不安に思っていたことや、頭の中がすっきりした感じがする。
え、すごい、なんだこれ、カウンセリングの時に実際にやってみて口に出てしまった。
カウンセリング後、なにか体の症状が出た時や、不安感が頭の中に出てきたときに実際に行っている。


先生曰く、治療法は人それぞれ向き・不向きがあるというもの。
私的には、マインドフルネスは合わなかったが、この方法でパニック障害が完治・軽快したという方も多くいるという。自分に合った治療法を見つけるのが鍵なのかもしれない。


余談だが、このカウンセリングの翌日、就職先の最終面接があった。
学科試験中羅列した文字を読んでいると、ゆれる感じのめまいや頭痛が起こったが、ツボを押してごまかした。面接中は特になにも怒らず事なきを終えた。
ちなみにそこからは内定をもらえた。


私は良くも悪くもおしゃべりだから、自分の症状や不安に感じていることを色んな人に話している。その度に話を聞いてくれたり、症状が軽くなる方法を一緒に考えてくれてありがたい。

症状にも波があって、元気な時はお出かけしたり、友人とご飯に行けている。その反面反動でずっと寝込んでいる時もあるし、なにもやりたくないなと思っている時がある。
そんな時に思っていることがある。それは、

なにもやりたくなくてもやってみたら意外と症状を忘れられるのでは」


さすがにこの灼熱の気温で外に出ることはできない。だからこそ家で出来ることをしようと思うようにしている。
私的にはnoteを書き進めたり、取り寄せた本を読んだり、涼しいタイミングで図書館に行ったりと、自分は病気なのではなく正常だと思い込むような事をするのが大事だと思った。
このマインドにならないこともあるが、なにかに没頭をすればその瞬間で忘れることはできる。私に限った話ではあるが。


末になるが、次からはまじめに自分の好きなことをnoteに書こう。
何書こうかな、下書きに書き進めているものもあるけど、ゆっくり書こうかな。

暑い日が続くけど頑張ろーーーーーーーー


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