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ゲストハウスの開業をあきらめた理由を私の6年間を振り返りながら解説。【実話】

こんにちは。こうへいです。

今回から私がコーヒーロースタリーの開業を考えた経緯から実際の開業準備中になにをしたのかを綴っていきます。


そのはじめに「ゲストハウスの開業をあきらめた理由」をお話しします。


現在、私はイベント出店や間借りでの営業でコーヒーの販売をしつつ、ECサイトでコーヒー豆の販売をしており、店舗を構えようと考え開業準備をしておりますが、

もともとは宿泊施設を開業したいと考えていました。


ここからお話をしていきたいと思います。


この経験が、

・将来お店をもちたい!

・将来何をしたいかわからない。

・開業を予定している。

そう考えている人にとってやくに立てればと思います。


もし読んでみて、気に入ったらぜひフォローお待ちしております◎


それでは始めます。


【大学生活】


大学時代のことなのですが、はなんとなく、将来は国境を超えて仕事をしたいと考えていました。


サークル活動は国際交流的なグループに所属して、
飲んだり食べたり、遊んだりな毎日でした。

いま思えば、ふらふらとしていた日常でした。


【目的と手段は別】だということがわからずに、手段のことばかり考えていて「海外でなにかしたい!」ということばかり考える毎日。


語学力を磨くため、英語系の授業を多く受講し、休み期間中には海外へ語学留学にいったり、バックパックで放浪したりととにかく「国際的」なことをやりたくてうずうずしていたんだと思います。



【就活:ホテルに入社】

大学生活はあっという間に終わりに近づき、就職活動の時期。


結果私はホテル企業に内定し入社しました。ホテルに決めた理由は将来的に宿泊施設を経営したいと思ったからです。

宿泊施設を経営したいと考えた理由は、多くの人と一緒にいて楽しめる瞬間がとても魅力的に感じたからです。


大学生活の経験から私はひとりでいる時間が特に多く、人見知りであったことも大きな理由であって、それを克服するためにいろいろなことをやってきました。


1人で海外に行ったり、大学のイベントに参加したりと。

そこで感じた事は1人でいることよりもいろいろな人とにいろいろな人に囲まれて過ごすその瞬間こそがとても楽しいものだと言うことに気づきました。

無意識のうちに集団に溶け込めるような選択をしていました。

そんなこともあって、さまざまな人で溢れかえる宿泊施設を開業したいと考えるようになり、大学卒業後は宿泊施設の運営について経験を得る目的でホテルに就職しました。



【ホテルに入社してギャップを感じた】

ただそこで働き始めてわかったのが自分が考えてるような宿泊施設とホテルは大きく違っていました。

私が将来的に運営したいと思っていた宿泊施設は、いろいろな人が行き交ってとても賑やかなところを想像していました。当然ホテルは全く違っていました。

いわゆるゲストハウスです。

1日中掃除をしたり、エントランスで交通整理をしたり、
これらの経験がゲストハウスの開業につながるのかなと疑問を感じておりました。

実際に一緒に働いていていた人は5年目の先輩だったりだとか何年勤務してもそこの仕事をしているスタッフは多くいらっしゃいました。

もし私が働き続けてもこのような状態であれば、開業まですごく時間がかかってしまうなと言う印象。私はホテルを退職することにしました。



【ゲストハウスで感じたやりがい】


その後はさまざまな色を転々としましたが将来的にどうしたいのかどう考えれば、宿泊施設を経営したいと言う思いは変わっていませんでした。

なんだかんだ私はゲストハウス働いたことがなかったのでその時勤めていた施工管理の仕事も辞めてゲストハウスで働くことを決意しました。


実際に働いてみてわかったのが、ゲストハウスは私が将来的に経営したいと考えていた宿泊施設とほとんど同じ。

多くの人で毎日何かしら楽しい瞬間が訪れるような場所でもありました。

ゲストハウスで働く事を通して私はホテルで働いていた時以上に多くのものを得られたような気がしました。



【コロナで大打撃。】


ゲストハウスを中心に3カ所ほど、宿泊施設で仕事を続けて2年半が立った時にコロナウィルスの流行が始まり、事態は一転しました。

当時勤めていた宿泊施設の予約が一気になくなり、仕事がなくなってしまいました。

運よく、私はSNSの運用を担当していたり、内部でギリギリできる仕事があったので給料もいただきながら勤めていたのですが現実は甘くはありませんでした。

半年以上も予約がない状態が続き、まったくどうしようもない状態でした。気持ちも沈んでいく一方です。ここで働いているのが申し訳なく思えてきました。

予約が入らない限りは仕事はほとんどありませんし、館内の掃除は毎日やらなければならないのです。だんだんと「何やっているんだろう」と自問自答が始まります。

今回のコロナで人の流れが止まり、多くの業種で仕事ができなくなりました。宿泊業はとくに大打撃。予約が入らなければなにもできないのはビジネスを考える上ではとてもデメリットであると感じ、宿泊施設の開業はむずかしいのではと思うようになりました。


【突然の退職】


そのタイミングで私は宿泊の開業をきっぱりと諦め、退職を決意しました。


宿泊施設はコロナような事態になると予約が皆無になり、商売が成り立たなくなってしまうというデメリットを痛感したこと以外にもやっていくには難しいと感じた理由がほかにもありました。


それはとにかく「拘束時間が長くなってしまう」ことです。


基本的にお客様の滞在に合わせて仕事をするとなると朝から晩までお店につきっきり。アルバイトを採用することも考えましたが、ひとりでやりたいとも考えていたので難しいです。

結婚し妻もいるので、身を削ってそこまでやるべきなのかという疑問は残っていました。


実際に宿泊施設でマネージャーをやっていた時は8時から22時までつきっきりでろくに休憩もできませんでした。


果たして、巨額な投資をしてこのビジネスを回し続けることができるのか。

そこまでやりがいはあるのか。


常に考えつづけていました。


将来のことをしっかりかんがえたいけど、長時間働く毎日でまったくそんなことを考えている余裕はありません。

そして時間は過ぎていく一方。

仕事が長引き、妻とも一緒にご飯を食べれないのもストレスを感じ・・・

後先を考えず退職しました。


そして現在に至ります。


6年近くも追い続けていた目標がなくなった瞬間に吐き気が止まらなくなり、なにもできない自分に無力さを感じる毎日。

その宿泊施設を辞めてから、そんな感じでした。


「でもやっぱり、そんな心境な人はどこにでもいるんじゃないかな。」

ってつくづく思ったりして、そういう方の心の支えにもなれるような場所を作りたいからゲストハウスにこだわっていたんだなとかも改めて感じ、

「死んでる場合じゃない」

また自分の中でエンジンがかかるような気がしました。


毎日たのしく生きたいよね

みんなでご飯たべたいよね

ビールのみたいよね


簡単なことだけどこれを実現できる場所を作りたいです。

そして現在、コーヒーロースタリーの開業につながるわけです。


今回は以上です。

また近々、近況を執筆しようかと思います。




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