ヘタレゴルフ部だいありー

7月のラウンドはガツオ君と2サムで行ってきた
朝晩2回ずつの素振りと10回のスクワット
週1回の打ちっ放しでの練習
毎回思うのだけれどこんなに練習したんだから
次は100切れるんじゃない？　て
105だった
もーねぇ　ほんとねぇ……だからねぇ……
ラウンドは結構お高いからそうそう行かれない
だからなんとしてもとついリキむんだろうなぁ
巷のヘタレ達のあいだでよく耳にするのは
「俺 練習場であんな玉出たことない」とか
「いつも通りに打ってるのに右ばっかいく」とか
全くその通りのヘタレあるある
う〜むむ　ちょこっとネットで調べてみた
練習場ではいい玉出るのにラウンド行くと
全くだめなのはなぜ？
はっきりとオブラートに包みもせず書いてあった
「大丈夫です。ラウンドのあなたが本当のあなたです」と
……ラウンドのわたしが本物…なのですね…
……向いてないのだろうか　折れる

そんな中　ゴルフ部のダラちゃん（♂）がドライバーを
新調してきた　新調といっても型落ちで少し安くなっていた
TaylorMadeのM6である　彼はとにかく人の意見や
アドバイスを聞けない奴で5年前にドライバーを
買い替えた時もショップのフィッティングを完全無視だった
店員さんは懸命に説得したらしいが彼は聞かない
店員さん曰く 本当に彼のスイング　軌道だと
それは合ってないらしい　しかし彼は断固無視
意気揚々と購入し嬉しそうにラウンドに表れた
TaylorMadeのジェットスピード？だっけな？
もう5年前の事だけど思い出しても笑う…
その日はゴルフ部の3人とめずらしくもう一人女の子
Yさんが参加していたのだけれど　
上がったね〜　真上へ キャディさんもびっくり　
かと思うとすんごい上へふわふわと上がりながら
とんでもなく右へスライスして隣のコースへまっしぐら　
彼は必死でゴルフあるあるを叫んでた
「違うんですよーー！練習場ではすっごい勢いで
　まっすぐ飛んだんですよーー！」
「完璧だったんですよーー！」て
ショートホールを除いて全て　全部　余すことなく
ALLふわふわスライスか特上の大天ぷらで飛距離130yard
新人Yさんより後ろから打つことに…
初めて参加したYさんがちょっと口をまげて
「ゴルフ長いんですかぁ？」だって　
これは痛い　ひどい　凍りつくよー 空気がっ
「ゴッゴルフてのはねー！」と彼 反撃してたけど
ちょっと気の毒になってきた　ガツオ君も苦笑い
なんか場の空気もどよ〜んとして　でも見栄っ張りの
ダラちゃんは努めて明るくふるまい皆のボールを探し
なんとか最終ホールへ　　最後のドライバー　
行け！ダラちゃん！最後くらいビシッと決めるんだ！
そしたら3番ウッド持って出てきた
「ウッドで打つの！？」
「ん？あぁこれどのくらい飛ぶかなあって思って」
思わず全員大爆笑　
さすがダラちゃん　やってくれるわ〜
凍りついた空気が一気に柔らかくなった感じ
しかしダラちゃん笑われてハズかったのか
「やっぱドライバーでいきます」と最後のチャレンジ
念を込めた一打はやっぱり真上へふわふわと…
これを機に彼はドライバー難民となる
人のアドバイスを聞けないのでYAMAHAとか
TITLEISTとかいくつか買っては
だめで…の繰り返し　そして実はずっっっっと
欲しかったTaylorMade（←これが大好き）
のM6を買ってきたのだ　
手に入れるのに5年もかかっちゃった
もう少〜し素直になればいいのに　
ダラちゃん