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結局 楽天で買った防水手袋は防水なのか

真冬の自転車通勤に備えて冬用防水グローブなんてのを買ったのは去年の11月。実際のところは出番は無かった。というのも、都内幹線道路片道40分程度の自転車通勤においては、厚手のグローブは全く持って不要。気温5度前後くらいまでなら指だしグローブで全然OKだった。気温0度前後でも、薄手のグローブで全然OK。平均速度20km/hで通勤すると、内燃機関は10分程度で暖気完了し、手袋も要らないしジャンパーすら脱ぐことも多かった。

ということで用途が無くなった、楽天で2000円弱で購入した自称:防水グローブ。東京で雪が積もった日、雪かき用途で使用してみたら、意外と水が染みてくることもなかった。その時は、結構防水だな、って感じて終わった。

で、ここのところ雨続きで運動不足なので、この防水グローブとやらの本当の性能を調べてみた。クロスバイクにカッパ着て、手にはこの防水グローブ。手首から雨水が侵入することがないように、しっかりと紐を締め、カッパの袖の中に入れた。

スタートして10分。右手首のあたりに冷たさを感じる。腕部を流れ落ちてきた雨水が、最後に留まる位置がこのあたりになるっぽい。ハンドルを握っている手の甲の側は問題ない。おそらくは水が滴る位置から浸透圧で内側に染みてきているんだろう。

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そこから5分後、今度は左手も同じ位置が染み出す。手首より先はやはり問題無い。手首の下側、例えは悪いが自殺するときカットする部分あたりが濡れてくる。左右でそうなので、作り的にココが弱いのかもしれない。

この頃には体も温まり、手袋を外したくなるくらい手が熱い、なので多少水が染みるくらいはかえって快適と感じていた。が、さらに15分後、今度は左手親指に水が染みてくる。濡れてる?って感じたのも束の間、さらに数分後には親指が完全に水に浸かっている感触。さすがにここまでくると気持ちが悪い。やはり防水では無かったか。

雨の中、通勤時間に相当する40分間を走りぬき、ワークマンで買ったカッパ(5900円)、Amazonで買った完全防水レインブーツ(3900円)には全く問題無かった。が、手袋だけはほぼ全域でビショビショ。寒さと雨を同時に防ぐ性能を期待したが、2000円程度の商品にそれを望むのは酷だったか。

今は4月頭。梅雨時でも寒い時は寒いけれど、ここまでビショビショになるなら濡らす覚悟でも使うことは出来ない。内燃機関の温度(体温)上昇に期待してノーグローブで行くしかないっぽい。

スノボで使っていたゴアテックスグローブは、雪がみぞれになろうが水が入ったバケツに長時間手を突っ込もうが、なんなら内部から=手に汗をいくらかこうが、サラッサラだった。そうゆう経験が下手にあると、ちょっと期待してしまう。バートンの3万くらいしたヤツだけどね。流石にそんなのと比較しちゃダメか。

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手袋以外は割と問題無く、雨による路面抵抗の小ささによって自転車に乗ること自体は快適だった。上り坂ですら軽く感じる。マイナス点としては、向かい風はちょい抵抗を感じる。あと、ブレーキは効かない。ブレーキシューは、シマノのアルテグラ純正品を使用しているんだけど、雨の日のリムブレーキには全く期待出来ない。リムブレーキの場合は、早め早めの減速が必要。こうなるとディスクブレーキが欲しくなる。メンテナンス性も悪いし、必要と感じるの、雨の日くらいだし、買い替えるまではしないけど。

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