ここで働いてみたら～千葉県館山市で農家になったら～
今回お話をうかがったのは、千葉県館山市で農業を営む、安西農園の安西さんです。
農業の視点から地域を盛り上げるためにはどんなことをしているのでしょうか。
そんな安西農園で働いてみたら…？
いろいろとお話を伺いました！
農業を始めたきっかけ
安西さんの家は代々続いている農家で、幼いころからずっと館山市に住んでいました。
進学を機に一度東京に上京しましたが、お父さんが倒れたのをきっかけに館山に戻ってきて農業を継ぐことになります。現在６代目です。
最初は農業は何もわからなかったので農業を始めるにあたって調べを進めていくと、まだまだ儲けどころはあるのではないかと感じ、自分で流通を作ろうと思い28歳の頃に農業を始めました。
安西農園としての今までの経歴
農業を始めて少し経つと、もっと安西農園の野菜をブランディングをしていこうと思いホームページを作成。
「生で食べられるとうもろこし」や「イタリア野菜」を少しずつ広めていこうとしていましたが、上手くいきません。
悩んでいるその時！
たまたまNHKのテレビ取材の依頼が入ってきたのです。
引き受けて放映された後は問い合わせや「売ってほしい」という依頼があり、ものすごく反響がありました。
この経験があったことから、その後もテレビの取材を受け続けています。
実際にアイドルが安西農園にきて、放送後には多くのファンが「同じことを体験させてほしい！」と訪ねてくるんだとか。
また、テレビが放映されるときは「安西農園」ではなく「千葉県館山市の安西農園」として紹介されるので、地域をアピールすることもできます。
この経験から野菜を作るだけではなく、農業の体験と周知を通して地域貢献ができ、また人が訪れる仕組みを作れることから観光業にもできるのではないかと思い、現在も続けています。
実際に出たテレビ 金スマ 鉄腕ＤＡＳＨ ヒルナンデスなど
スタッフ&メディア | 安西農園【公式サイト】｜千葉県館山市｜オンライン販売｜千葉県エコファーマー認定 (anzai-farm.com)
安西農園の今後の展望
今後は野菜作りや観光業だけではなく、10年後を目安に福祉に力を入れていきたいと考えています。
実際に今は労働力不足が問題視されていますが、健康に生きたい高齢者はまだまだたくさんいるのが現状です。
また、障害を持っている方の中には、働きたくても働けない人もいます。
このような人たちに日中居る場所を提供しつつ、仕事も手伝ってもらって、その手伝いに来た人は自分が取った野菜を食べる事ができたらお互いにとってハッピーなのではないでしょうか。
現在、安西さんのご自宅をデイサービスのように活用したいと考えているそうで、福祉関係の方とお話を進めているようです。
安西農園の働き方
仕事内容としては基本全員一緒で農作業をやったり、野菜の仕訳を行ったりしています。
これでもまだ一部ですが、この量のレタスを収穫していました！
男女比率は２：２で、人数は少ないけど、1人ひとりが働きやすいようにみんなで話しながら過ごしているようです。
また、意外と２拠点生活をして日曜日の３時間だけ手伝いに来るという人も中にはいるようで、安西さんはそういう形でいいので「多くの人が館山に来てくれたらいいな」と思っているようです。
どんな人材を求めているのか
求めるスキルは特にありませんが、唯一求めるのは「応用力」です。
農業は天候に左右されてしまうところがあるため、たとえマニュアルがあったとしても、その通りにいかないことがほとんどです。
そこでなるべく応用力を利かせて、天候に左右されたときにどんなことをやれるかを考える事の出来る人が望ましいなと考えているようです。
また、体力仕事なので元気のある人、そして何より大事なのは野菜が好きな人ですね！
安西農園で働くメリット
館山の自然の豊かさを存分に味わう事ができる事です。
同じ環境で働いていても、気温や風で季節感を味わうことができます。
それを感じられるのは環境の良さもあると思いますし、自然が豊かだからこそ感じる事の出来るところなのかなと思います。
移住におけるアドバイス
移住をするときほとんどの人は、カップルや家族で移住してくると思いますが、自分だけじゃなくてパートナーは移住先でで暮らしていけるのかをちゃんと考えてあげる事が大事だと思います。
実際に移住者をたくさん見ている安西産だからこそのアドバイスですね！
安西農園で働くって素晴らしい！
いかがでしたでしょうか。
安西農園はただ農業をするだけではなく、自分の作った野菜を通じて若い人に来てもらう仕組みを作ることで、地域貢献・PRをしつつも観光業にも貢献しているのです。
また、移住者・2拠点生活者にとっても働きやすい環境・そして柔軟性があります。
館山市に興味を持ってくれた方、安西農園に興味を持ってくれた方は、是非一度チェックしてみてください！
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