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【初心者向けミリタリー】拳銃の歴史あらかると/S&W-M36『チーフスペシャル』

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皆さんおはようございます。

毎週木曜日、初心者向けミリタリー記事を投稿している、かけうどんです。

このシリーズでは、世界各国の歴代の名銃を単品で取り上げてみたいと思います。

今回は、『THEリボルバーと言えば?』と聞かれたら…、50~60年代の刑事ドラマには必ず登場しそうなアイテム、S&W-M36/チーフスペシャルです。


1.概要

米スミス&ウェッソン社製の代名詞的なリボルバー/回転式けん銃のひとつである『チーフスペシャル』。

コンパクト・リボルバーというコンセプトでS&W社が1940年代に開発を開始、
1950年に『チーフスペシャル』の製品名で誕生しました。

後に、M36のナンバーが付与されたのが
1957年。

M37の名前がついた後も、チーフスペシャルの名は使われます。

【メリット】
★軽量コンパクトで携帯性に優れる
★シークレットサービスの任務にピッタリ
★銃身が短く、ひっかかりが少ないので、ホルスターから抜きやすい
★スパイ映画などでセクシーな女優さんがガーターベルトの内側に忍ばせることが多い…たまりません!

【デメリット】
★通常のリボルバーは6連発、これは5発
★排莢用ロッドが短く、薬莢を取り出しにくい
★距離が離れると命中率はよくない
(近距離・護身用)

2.多くのバリエーション

1950年代に発表されたチーフスペシャルですが、長く生産されたので多数のバリエーションが存在しています。

と言っても、基本的な形や寸法は大きく変わっておらず、一部の部品の材質が変更になったり、ネジの本数が減ったりと、初期モデルで確立されたコンパクトなフォルムや操用性の良さはずっと継承されています。

1996年発表のJマグナム・フレームでは、金属素材技術の向上ともあいまって、より強い弾丸(.38スペシャル)に対応したりもしましたが、それでもコンパクトな姿は変わっていません。

最終的に1999年に生産ラインからは外れていますが、2001年にM36-10が発表され、この後に特別仕様モデルが若干ですが販売もされています。

3.最後に…

個人的な先入観もありますが、S&W社と聞くと、米国有数の銃器メーカーにして、リボルバーをたくさんリリースしてるイメージがあります。

S&Wはオートマチックモデルも多数リリースしてますが、やはりマグナムと言えばS&Wみたいなところもあって、そう思ってしまうのかも知れません。

ただ、S&Wが生み出した数々の名銃の中でも、M36チーフスペシャルは、マグナムに並んで一時代を築き上げた有名な銃の一つだと思います。

最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。

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