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生きていく、ということ。

あっこです。
息子からは かーちゃん と呼ばれていました。

今回は、息子のことを。

息子の名前は『翔』と書いて『カケル』

昨年の夏休み、自転車で旅に出かけた帰り道
交通事故に遭い、18歳で亡くなりました

カケルは「バカ」がつくほど素直で正直者
好奇心旺盛で、やりたいことはやってみる

とーちゃんとかーちゃんが
バスケをやっていたという経緯もあり
カケルも流れで始めたって感じだったけど
気づけば『バスケ一家』になってた 笑

小学校〜高校まで
バスケ一筋で生きてたといっても
過言じゃないほどバスケにハマり、
地道に努力を重ねて
選抜にも選ばれるまでになった!

高校の時
部活の先生と合わず、カケルなりに
先生に歩み寄ろうとしたけど
自分本位で
子供たちは自分の『駒』でしかないやつには
カケルの想いは届かなかった

カケルは
そんな部活に見切りをつけ、
そこから
とーちゃんと共に東京へ行くようになった。

「カッコイイ大人になる」と言って
自ら『高校生起業家』を名乗り
学生の傍ら、いろんなイベントに参加しては
その都度出逢う『カッコイイ大人』に憧れ
毎日を、めっちゃ楽しそうに生きていたっけ。


人生最期となってしまった自転車旅も
「白神山地の青池に行きたい!」と言って
私に借金をして自転車を買い、
最低限の荷物と、寝袋1つくくりつけて
日程も、宿も、なーんにも決めず
暑い日の昼下がりに
「じゃぁね〜〜」
と右手を振って出かけていった。

見送るその背中は
かーちゃん的には寂しかったけど
誇らしくもあったなぁ。


まさかね、
それが本当の、永遠のお別れになるなんて…

翔は帰ってこなかった。


正直、この1年間は
カケルが死んでしまったという事実が
よくわからなかった

いや、受け入れてはいたと思う。
あんなに存在感のある子の
姿も見えない、声も聞こえないんだから。

毎朝作っていたお弁当も作らない

「カケルーーー!遅刻するよ!!」
って起こすこともない

「ただいマッチョ〜♪」
って帰ってくることもない

「かーちゃん?」
ってちょっと尻上がりに私を呼ぶ声もない…


そして ふと 思う


なんでカケルがいないんだろう?って


この1年、この繰り返しだったな


何度も『死んでしまいたい』と思ったけどね、
死ねないんですよ。

死ねないんだったら生きるしかない

生きたくても生きられない人もいる

カケルみたいに死ぬつもりがなくても
死んでしまう人もいる

でも私は生きている


だったら!
天に召されるその日まで、
精一杯生きていくしかないじゃない!!

どーせ生きるんだったら
泣いて過ごすよりも
楽しく笑っていたいな  って

そう言いながらも、まだまだ泣いてるけどね。


毎日 泣いてもいいから
毎日 笑える時間があったら生きていける

かーちゃん 頑張るよ。

心に何か響くものがありましたら、サポートしてくださるとありがたいです!今後の活動に役立てたいと思います(´▽`)