FXで退場しないための資金管理方法
今回は、FXで勝ち続けるために…というよりも、
まずこの世界で生き残っていくために欠かすことのできない資金管理について、アウトプットしていきます。
残念ながらこの世界に毎回必ず勝てる手法なんてものは存在しません。損失が発生するリスクを常に頭に入れて立ち回らなければなりません。
そもそもなんで資金管理が重要なのか
って考えたことありますか?
「そんなもん考えたことねーよ
俺はいつでもフルレバギャンブルトレードだぜ!」
という男気の塊のような人も、どうか1分で良いので考えてみてください。
お願いしますまじで。
はい。
考えましたね。
いろいろ答えがあると思います。これが唯一の正解だというものもないです。
ので、考えさせておいてなんですが、僕の解釈を話しますね。
トレードにおいて資金管理をしっかりしないといけない理由、
それは、あなたの「資金とメンタルを守るため」です。
口座の資金を守る
資金管理その①は、
「1回のトレードでの許容損失額を知る」
ことから始まります。
口座の資金を守るため、これはまあしっくりくると思います。
口座の残高と、許容できる損失額とを照らし合わせて、適切なlot数でトレードをしていけば、一発のトレードでいきなり退場なんてことにはなり得ません。
(適切なlot数については、後述しますね)
FXで勝ち続けたい!という野望を叶える以前の問題として、
FXの世界から退場しないために、資金は守らないといけません。
もちろん、余剰資金でトレードを行うというのは大前提です。
その上で、トレードする弾を守りましょうと。
弾をなくしてしまったら僕らは戦えないのですからね。
生き残っていくためには
ハイレバギャンブルトレードで一発退場!!
なんてことをやっている場合ではないですよ。
トレーダーのメンタルを守る
資金管理その②は、
「適切なlotでトレードする」
ことです。
すでに実弾でトレードを行っている方は、経験があるのではないでしょうか?
「エントリーした後、S/Lを設定しているにも関わらず、含み損が増えていくとドキドキしてしまう」
こういうことが起きている時点で、
適切な資金管理(この場合lot管理)ができていないわけですね。
ドキドキする=このお金を失ったらまずいと思っている=lot掛けすぎ
です。
ここでおさらいですよ。
僕は今日までに3度口座資金を吹っ飛ばしているトレーダーです。
何も上から目線で「資金管理しっかりしような愚民どもが!」などと言っているわけではありません。
ここに書いていることは、全て僕の実体験から来るお話であり、僕のようなトレーダーを一人でも減らせるようにこの記事を書いているのです。
人の失敗体験を疑似体験することで、自分は被害を受けずに成長の糧とする。
これは、この情報化社会がもたらした恩恵の一つ。
ちょっとネットの海でサーフィンすれば、いろんな体験談がゴロゴロ転がっています。
受け取らないのは損ですよ。
エントリーに至るまでの流れ
話を戻しますね。
今日たまたま、読者さんからメールをいただいて、エントリーに至るまでの流れをお話ししていたんです。
で、改めて振り返ってみるとトレードするときって、
①手法に照らし合わせてエントリーチャンスがありそうな通貨ペア・場面を絞り込む
②相場環境やリスクリワードを加味し、実際にエントリーするか否かを決める
というステップを踏んでいます。
かなりざっくり書きましたよ。
この②の中に「資金管理」の要素が含まれています。
もっと細かく考えると、
エントリーポイントを決める
↓
利確、損切ポイントを決める
↓
E/TからS/Lまでの値幅と、そのトレードで許容できる損失額から、
取引するlot数を決める
ですね。
これだけですよ資金管理って。
この、S/Lを決める→lot数を決めるという順番が重要です。
基本的にS/Lというのは「ここまで逆行したら自分の想定が崩れちゃうよ」という位置に置くものですね。
これを逆にして、lot数→S/Lの順番に決めると、「本来まだ切らなくてもいいのにS/Lに引っかかってしまった」という事態が頻発します。
だから絶対にこの順番は守ってくださいね。
許容損失額とlot数の決め方
「ふんふん、つまり資金管理ってのは、
1回のトレードで許容できる損失額を定めて、
E/TからS/Lの値幅に応じてlot数を決めればいいのね」
と、ここまでで分かっていただけたと思います。
「おいおいちょっと待て、その許容損失額ってのはどうやって決めるんだ?」
という声が聞こえますね。
ここまで話しておいて突き放すようですが、
これって一概にこうすればいいよとは言えないんです。
なぜかと言うと、その人のトレードスタイルによって許容できる損失額が変わるからです。
極端な例ですが、口座残高が同じだったとしても、
・リスクリワード3:1で平均勝率5割。トレードは週に平均10回。
・リスクリワード1:1で平均勝率8割。トレードは週に平均3回。
という人がいたときに、1回のトレードで許容できる損失額って絶対同じになりませんよね。
とはいえ、突き放しっぱなしでは書いている意味がないので、例を挙げますよ。
①許容損失額を固定する
これは計算も簡単。
例えば、1回のトレードで許容する損失額を3000円と固定する。
で、今回のトレードは30pips逆行したら損切するぞ、と。
lot数の計算方法は、
許容損失額(円)÷値幅(pips)×100
で求めます。
今回の場合は、
3000円÷30pips×100=10000通貨
が適正lot数というわけですね。
②口座残高に対する割合で許容損失額を決める
こっちもそんなに難しいことではないです。
例として、現在口座残高10万円だとしましょう。
許容損失は口座残高の1%、1000円とします。
で、今回は20pips逆行したら損切しますよ。
ここからの計算式は先ほどと同じです。
1000円÷20pips×100=5000通貨
でトレードをすれば、損切にあっても損失は1000円で抑えられますね。
どっちがいいの?と聞かれたら
お好みでどうぞ
ですが、僕の考え方は②に近いです。
①って単純で分かりやすいんですけど、連敗が続いて残高が減ってくると、
どんどん苦しくなるんですね。
まとめ
なんかダラダラ書いてしまったのでまとめます。
資金管理が必要な理由は、
・資金を守るため
・メンタルを守るため
の2つでした。
そして、資金管理の具体的な方法は、
許容損失額とE/TからS/Lの値幅に合わせて、
取引するlot数を決定する。
というものになります。
しっかり資金管理をして、
舞台から引き摺り降ろされないように頑張りましょう!
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