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FXとファンダメンタルズ分析|2020年米国大統領選挙に際して

いよいよ米国大統領選挙ですね。(※この記事は2020/11/3のものです)

相場が大きく動くと思われますので、ポジション管理には気をつけましょう。

失ってもいい!

と覚悟できる額で勝負するならそれはそれですが、決してギャンブルにならないように…

一度ギャンブルしてしまうと、勝っても負けてもその後のトレードに悪い影響を与えます。

さて、選挙は何やら郵送票の扱いでゴタゴタしているようで、今週中は落ち着かないことも予測されますね…

ところで、あなたは普段ファンダメンタルズってどのくらい気にしていますか?

僕はあまり気にしていない方です。

エントリーの方向や、どこでポジションを持つかという判断については、一切ファンダメンタルズの要素は取り入れていません。

今回の記事では、ファンダメンタルズとどのように向き合っていくべきか、僕の考えを述べていきます。

※世の中には、ファンダメンタルズ分析を活用して成果を上げているトレーダーさんもたくさんいます。この記事はその方々を否定するものではなく、あくまで僕自身のスタンスをお伝えするという位置付けであることを、予め御了承ください。


ファンダメンタルズを気にしない理由

僕がファンダメンタルズ分析を考慮しない理由は、「経済指標の結果により、チャートがどちらに動くかは誰にも分からない」からです。

例えば、雇用統計の結果が前回、あるいは予測値よりも悪かったときを考えてみましょう。普通に考えるとUSD/JPYが下落していくように思えますが、実際はそのような動きばかりではありません。

価格変動はトレーダーが売り買いをすることによって生じます。

決して経済指標の数字によって動くわけではありません。

経済指標の結果を受けて、大衆がどう判断し、判断の結果としてどのような行動(売るか、買うか)を起こしたか。

それによって、価格の変動は生じます。

だからこそ、指標の数字だけで売りだ、買いだと判断するのは早計だということですね。


前回2016年の大統領選挙時は?

前回の大統領選挙時どんな動きだったか、参考までに日足だけ見てみましょう。

緑の丸をつけたところ、約400pipsの下ひげをつけた後に上昇トレンドを描いています。

この下ヒゲの中でショートポジションを持ち、いいところで逃げられなかった人の気持ちを思うと…胸が痛いですね…

このようにですね、「下に行くと見せかけて実は上でしたー笑」みたいなことが起こりまくります。

上のチャートのケースも、しっかり日足の確定を待って判断していれば、ショート目線にはなりようがない場面ですよね。


イベントがある時間帯は考慮しておく

さてさて、トレードにおいてファンダメンタルズは考慮しませんと言いましたが、経済指標の発表や大統領選挙のようなイベントの後に相場が大きく動くのは事実です。

であれば、我々トレーダーとしては、事が起こる時間帯というのは認識しておくべきです。

これは、リスクを回避するという点での考え方ですね。

指標前には持ってるポジションを手仕舞いする、新たなエントリーはしない等自分のルールを決めてその時間を迎えるようにしましょう。

そして、予め自分が持っていた見立てに対してチャートがどう動くのか。それをしっかりと見極めた上でトレードしてください。


ファンダメンタルズと上手く付き合う

ファンダメンタルズがチャートの動きに影響を与えることは間違いありません。

ただし、あくまでも値動きを引き起こすのは、トレーダーの行動であることを忘れないでください。

無視はせず、意識はしすぎず、上手く付き合っていくことで、「指標で焼かれる」ことは少なくなっていきます。




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