ローソク足と水平ライン ヒゲと実体の使い分け
以前、ローソク足の見方に関するnoteを投稿しました。
僕はこのローソク足を基に水平ラインを引いてトレードの軸にしています。
同じく水平線を使って相場を分析している人はたくさんいますが。こう思ったことはありませんか?
「ラインはローソクのヒゲ先と実体どっちに引くんだ!?」
とか
「ここの高値ヒゲでしか抜いてないけどアップトレンド発生と言っていいのか!?」
とか
この「ヒゲか実体か」という議論抜きに水平ラインは語れないわけですね。
ということで、今回は「ヒゲと実体の扱い方」について、持論をお話しようと思います。
ヒゲと実体どっちにラインを引くか
始めに僕の結論を言うと、「ヒゲ先」にラインを引いています。
なぜか?
ラインを引いたローソク足を抜き出して、こいつが出来上がるまでの過程を想像してみましょう。
①でローソク足誕生。
②③と上昇していきます。
④で後々ヒゲ先となるAのラインに到達。
そこから少し下げて、Bのラインで足が確定。
という流れですね。
注目すべきは④です。
Aのラインに到達した後下げが入った。つまり、Aのラインでは”売り勢力”が優勢ということです。
対してBのラインは、買いと売りが一時的に拮抗している箇所です。
と、なれば、「ここを抜けたら完全に買いが強いな」というラインはどちらでしょう?
”A”ですよね。
はい。これが、高値・安値といった水平ラインをヒゲ先に引く理由です。
これって高値更新したの?
ラインをヒゲ先に引く理由は分かってもらえたかと思います。
では、次の模式図を見てください。
高値を抜いたと判断するのはA?それともB?
Aはヒゲで高値を抜いていますが、実体は抜けていません。
Bは実体で高値をぶち抜きました。
これは簡単でしょうか。
正解は”B”です。
「実体が高値を抜いて確定した」時点で高値を更新したと言います。
先ほどの話と繋がりますが、
ローソク足実体で高値を抜いた=買い勢力が高値付近で待ち構えていた売り勢力に打ち勝った
ということなので、これで「高値を抜いたぞ!」と胸を張って言えるわけですね。
反対に、ヒゲでしか抜けていない状態というのは、まだ待ち構えていた売り勢力の方が強い状態です。
なので、ヒゲだけで高値更新だ!と判断してしまうと、逆行してしまうケースが多くあります。
ローソク足から相場参加者の心理を読み取る
このような感じで、ローソク足の形から相場参加者の心理を読み取ることが大事です。
大多数のトレーダーが何を考えているかを想像することは、トレード戦略を良くしていくためにも必要な作業です。
ということで、この目線を持って再度チャートと向き合ってみてください。
自分が持つ判断基準をどんどん明確にしていくことが、ブレないトレードをするための近道です。
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