ローソク足の見方 基礎の基礎を解説
ローソク足って知ってますか?
「当たり前だろ!!」とか「なめるな!!」という声が聞こえてきそうですね。
では、あなたは1本のローソク足からどれだけの情報を読み取れますか?
今回は、なんとなくで眺めてしまいがちなローソク足のお話です。
徹底解剖!ローソク足各部のお名前
せっかくローソク足のお話をするので、お名前から見ていきましょうか。
色は僕のスマホ版MT4チャートの表示に合わせています。
ので、このブログ内の模式図で赤いローソク足が出てきたら「陽線」、青いローソク足が出てきたら「陰線」だと思ってくださいね。
陽線と陰線を言葉で表すのであれば、
陽線:始値より終値が高いローソク足
陰線:始値より終値が安いローソク足
となります。
で、始値から終値までの間を「実体」と呼び、それ以外の部分を「ヒゲ」と呼びます。
ヒゲの先端をそれぞれ、「高値」、「安値」と言いますね。
始値、終値、高値、安値をまとめて「四本値」などと呼ぶこともあります。
まあこの辺はみんな知ってることでしょうか。
ローソク足はどうやって形成されるの?
では、ローソク足はどのようにしてその姿になるのでしょうか?
とっても雑に、簡略化して描くとこんなイメージです。
例えば左側の陽線の場合、
スタートして一旦は下げ始めたものの、安値を付けて上昇を始めた。
となると、この下ヒゲ先の価格帯では買いが優勢な状態だと言えるな。
そのまま上昇を続けたが、上ヒゲ先で一旦止められ、少し価格を落としてローソク足が確定した。高値と終値の間では買いと売りがやや拮抗している状態かもしれないなあ。
など、簡略化して描いたこの模式図だけでもこれくらいのことが言えるのです。
もちろん、実際の値動きはもっと複雑ですよ。
もしも、ローソク足の誕生から確定までをまだ見たことない人がいたら、今すぐチャートを開いて見てみてください。
1分足で結構です。
「いやいや、俺は一日中張り付いて日足の完成を見届けるよ」
という方がいるのであれば、僕は止めませんが♪
で、結局何が言いたいかというと、
出来上がったローソク足を見て「陽線だー陰線だーアハハハハー」だけじゃ勿体ないですよ
ということです。
どのような流れでそのローソク足が形成されたのか、どうしてヒゲ先がその価格で止まったのか
そんなことをローソク足から読み取ってほしいのです。
特に四本値というのは、多くの相場参加者から意識される価格になり得ます。
つまり、水平線を引く基準になることも多いわけですね。
マルチタイムフレーム分析の入口
マルチタイムフレーム分析(MTF分析)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ざっくり言うと、「異なる時間軸のチャートを組み合わせて、相場環境を見極め、エントリー・利確・損切ポイントを定めようぜ!」ってことです。
異なる時間軸の~という部分がポイントですね。
なんで急にこれが出てきたのさ?
と思うかもしれませんが、ローソク足の分析を複数時間軸で行うことが、MTF分析の第一歩になります。
例えば下の図を見てください。
細いローソク足を1時間足のチャートを抜き出したものとしましょう。
すると、同じ時間帯の4時間足チャートを見ると、それぞれピンクと水色で表したようなローソク足が形成されているはずです。
1時間足ローソク4本で、4時間足ローソク1本になりますね。
言われてみれば当たり前、ですが意識していなかったという人もいるのではないでしょうか?正直に白状してください。
そして、この「当たり前」を常に頭の片隅に入れておいてください。
それだけでもMTF分析の第一歩を踏み出すことになります。
まとめ
今回は、ローソク足を見て考えるべきことの基礎の基礎のほんの上澄みをすくってみました。
この先は、ローソク足の形によって、
上昇(下降)の勢いが強い だとか、買いと売りが拮抗している だとか
複数ローソク足の組み合わせで、
チャートパターンの形成がうんたらかんたら とか
そんな話に繋がっていきます。
すべてのテクニカルの基準となるローソク足。
かっこいいインジケータに飛びつく前に、もう一度おさらいしてみてはいかがでしょうか。
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