変身東京ウミウシ・変身大阪ウミウシ

男性ブランコの単独公演「変身東京ウミウシ」「変身大阪ウミウシ」を配信で観てからあっという間に1か月経ってしまった。

感想を書いておこうと思ったのに日ごろの忙しさにかまけて書けないまま、「しょんぼりサーベルタイガー学園前」の配信を観てしまった…

ということで、「ぼりサー学園」の感想を書く前に「変ウシ」の感想を書いておこうと思う。

「キャップスマホ」

東京のときは浦井さんのあまりに大きな声に「キャップスマホ」って聞き取れなかった。でも笑った。浦井さんの大声の威力すさまじい。

ツユタニさんのキャップスマホも怪しいが、電話の相手が超怪しい。

そんでもって、「弟子入りするんかい!」って思わずツッコんでしまった。

もともとその流れだったのか、不安定な社会情勢からあの終わり方になったのかそこもとても気になった。

「トントン」

めっちゃ好き。

どうしようもないことだけど、なんか人のせいにしたくなる気持ちすごいわかる。

そして、理不尽に責められてもキレて帰ったりしないで、最終的には甘やかしてくれる友達がいることにほっこりしてしまった。

バランにまで悪態ついちゃうくらい悲しかったんだね。

ふたりの関係性がとてもいい。シャツが汚れたあの人ももともとは優しいのがわかる。

「どこからでもあけます」は信用したらいけないことを覚えると大人になったと言えるのかもしれない。

「推理」

これは大阪版のみ。プラスされた3つのネタも全部新ネタだった。

素直にまだわかんないって言えばいいやんって思っちゃったけど、大風呂敷広げられたら言いにくいか笑

全員を広間に集めちゃったら真犯人がわかると誰もが思うもんなー。「真相がわかってからが長いんです。」っていう苦しい言い訳が好き。

演技力があるがゆえの本当のドラマっぽさがおもしろい。

「手品」

こちらも大阪版のみ。

この2人は「トントン」の2人とは別の人なのかどうかがとても気になった。

平井さんがどちらも情緒がヤバいから同じかなーと個人的には思ってる。

素直に振られたことを言うのは恥ずかしくて、手品をしながら小出しにしていたのかな。

「ひとりの女性をも満足に喜ばせられない(悦ばせられない)」ってセリフ、NSC時代にDTの平井さんが言われた言葉だよね。

本当に強烈なダメージを受けた言葉なんだろうな。こんなところで出てくるなんて。

結婚を考えていた彼女さんと結局お別れしたときのことを別の配信で聴いたりしていたので、そんなことも含めてずっと根底にへばりついている言葉なのかななんて思ってしまった。

「ふしゅー、ふしゅー」って平井さんが言ってときに自分の中で「腐臭」が浮かんでた。そしたら本当に言ったからびっくり。

「デニム」

「モノクロだった世界が鮮やかに色づいた」って確かによく聞くよな。

誰が最初に言いだしたかわかんないけど、誰もがその状態になったときの気持ちがわかるというか想像できる不思議なワード。

デニムだけじゃなく、口角もロールアップ。表情筋のエクササイズの動画をあげるユーチューバーさんが使いそうなワード。

イライラしたときに思い出したい。

「眼福」って言われたときにTwitterのフォロワーさん(男ブラさんファン)でその名前の方がいたので、「呼ばれてるよー」って言いたかった。(ウザイのでやめた。)

どうにかできないかと試行錯誤してくれる友達がいることにほっこりする。

「来ました」

こちらも大阪版のみ。

何が来るのかと思いきや、盆と正月ww

正月さんの方が控えめなんですね。盆さんは夏な分、陽キャなんだろうか。

セカンドバッグ持ってるし、服装的にもいいお年の男性2人。

こういうの個人的に好き。お正月映画のような雰囲気。創作落語とかにあってもよさそう。

「闇」

諦めやすいけどきっといいやつな卓球選手の中の闇だけあって、お人好しな闇なんだよね。

闇役の浦井さんの声が一段と低くていい。

闇でもあって光でもあるって、真理みたい。

他の方の感想で、「闇さんの襟元から白いシャツが見えてたのはわざと?」というのがあった。意識してそれにしてたら恐ろしいよ、男ブラさん。

これはこれからどんどんアレンジされていきそうなコントだなって思った。

「ウミとウシの隔たりを合致させる仕事」

コントライブおなじみのシュール時間。

東京は平井さん、大阪は浦井さん。

平井さんははっきりとした発音で「100%ウミウシ」

漫才コントに入るとき(「今ここに~」ってやつ)の導入の時のようなきっぱりとした態度。あの導入好きなんです。

浦井さんのお茶目なウミウシダンス、ウミウシドリブルが観れたのうれしい。

てかこういうの毎回、急にほりこんでくるのなんなん。好きやわ。ウミウシカワイイ。

「  その島」

シソのターンで「タイトルの空欄ってそういうこと?」ってわかったけど、

「シソ」「イソ」「ウソ」…あっぱれです。

こんな短期間にライブしてるのにこんなコント出てくるんだもの、えげぇですわ。

カマタさんの変わった人だから生きづらそうな感じも、アズミさんの何かあったから逃げてきた感じもどちらもいい。

その島はすべてを受け入れてくれるんだもの。ゆっくりして気持ちを穏やかにしてほしい。

アズミさんの服がミッフィーに見えた人が他にもいるみたい。

お口にチャックのミッフィーだから、嘘をついていたアズミさんに会っているのよ。(まさかね)

全体の感想というか

変ウシを観る前に男性ブランコさんの怒涛ともいえるインタビュー記事が発表され、全部を読んでいた。

それによって、私自身が「男ブラさんはキングオブコントで優勝するために今はとにかくたくさんネタをつくっているのね。」と変にかかってしまっていた。

だから、素直に観れていないというか、前回の「ヘジホジ」より賞レースで披露されそうな爆発的に笑いの波が起こるネタじゃないなーなんて思ってしまっていた。(もうそんな自分をぶん殴りたいばかり。)

確かにネタをたくさん作ってブラッシュアップしてっていうのも考えられているだろうけど、それだけなわけないし、そんなことはご本人たちが考えることでこちらはただただその世界を楽しめばいいだけなのに。

M-1とかで勝手に採点してツイートするやつみたいになってしまっていた…。

東京公演と大阪公演の数日間で変身していたネタがたくさんあってよりおもしろくなっていた。やはりプロ。こっちはおとなしくしとけって感じ。

うみうーーーー。



ぼりサー学園が使いたい音楽があるためにリアルタイムの配信ではなく、後日配信になった。

それは仕方がないし、めちゃくちゃサクサク観終わるから、何回も観られるといういい点もあるのだけど…

ウミウシやヘジホジのような幕間の映像がないのにはしょんぼりかもしれんなんて、あの幕間のウミウシちゃんを思いだして思った。

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