一体あのハライタは何だったのか。。

先々週、持病の潰瘍性大腸炎(以下、UC)が、多分再燃した。
多分、と言うのは、今回、症状がいつもと違っていたので、もしかすると再燃ではなかったのかも知れない。

キリで穴を穿つような激痛と、土石流レベルの下痢が止まらず、
(これはもう私、ヤバいかもしれん。
 救急車呼ぶか。・・・多分そのまま入院だろうな)

などと、トイレにうずくまり、肩で荒い息を繰り返しながら、最悪の事態を想定していた。

119番にダイヤルしなかったのは、
頭の片隅で「ただの腹下しじゃないか?」とも考えていたからだ。
多分再燃だろうけど、違うかもしれない。
それは、出血しなかったから。
UCは大抵、激しい腹痛と下痢と出血の3セットで、更に嘔吐とか貧血などのオプションが付く。
今回、そのセット内容の、出血が無かった。
これまで3度、再燃したが、3回とも出血から始まり、寛解も出血があるうちは寛解とは呼ばない。
病名にあるように、大腸内に潰瘍が出来て、それが出血して激痛なんだから、血が出ないのはなんでだろう?
ハライタに悶絶しつつ、
私はタカアンドトシみたいに「なんでだろう?」をずっと繰り返してた。
※違うよ、そのネタはテツandトモじゃん!(笑)

幸い、行きつけの鍼灸院で鍼とお灸をしてもらったところ、劇的に改善し、痛みも下痢も、あ!っちゅう間に良くなってしまった。
院長先生も「食あたりじゃないの?」と笑ってた。
いやいや、夫も母も同じもの食べて私だけ食あたりってのは無いと思うんですよ先生!
私の持病を知っている先生は、お腹や背中、足などに次々と鍼を打ちお灸をすえてくれた。
そして、それから二日後の朝の下痢を最後に、すっかり症状は消えてしまった。出血も全くなかった。

ほぼ絶食状態だったので、胃が小さくなったせいか、食べる量が若干減ったかもだが、何を食べてもOKになった。
どこも痛くない。
お通じも正常に戻った。
お腹周りに澱んでいた重たい感じもキレイさっぱりどこかへ消えた。
ビバ東洋医学!
鍼灸、あなどれませんな!

もちろん、UCではなく他の病気の可能性だってゼロじゃない。
なので、しばらくはお通じやお腹の状態に神経を使った。
その後再び鍼灸院に行き、内臓の状態や脈、氣の流れなどよくよく診てもらい、先生に太鼓判を押された。
来週も行ってこよう。場合によっては、西洋医学の力を借りる事もあるかもしれない(無いかもしれない)。

しかし、
あの七転八倒は、何だったんだろう?
この夏の暑さに身体は相当参っていたのは確か。
そこへ持ってきて、我が家地方がいきなり秋の冷え込みが来た。
歳も重ねて、寒暖差に身体がついていけなくなって来てる。
そのせいで、お腹を壊したんだろうか。
あるいは、
最近色々話題のシェディングだったのかな。
発症の3日前、実は都内にいた私。
何かを「もらってしまった」のかな。
謎は深まったままだけど、
まーとりあえず、元気になったので、今回はこれでヨシとしましょう。

何でも食べてOKになると、私は一時的に過食状態になる。
ゆるいお粥を半茶碗分しか食べられなかった時の反動だ。
今回も、冷蔵庫にあった一粒チョコを一度に何個もガツガツと食べてしまった。
そのせいでお腹が悪化する様な事は無かったけれど、肌に吹き出物が出来た。
病は口から入って起こると、伯母が言っていたな。

本当に気をつけないとだ。
今回のダウンは、色々考えさせられた。
私は、私が思うほど元気じゃないと思い知った。
大事にせねば。
そう、強く思った。

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