ウマ娘にハマった男が牧場で働き出した 番外編

どうもご無沙汰しております。

本日は前回の新年の挨拶でもあった通り、ウマ娘3期の感想を書いていきたいと思います。

私はキタサンブラックという馬をリアルタイムで見ていた人間ではないことを前もってつたえさせていただきます。
リアルタイムで観ていた人間やウマ娘、その他の情報からの感想です。

また詰め込みたいので長くなってしまうことを前もって伝えさせていただきます。


アニメでのキタちゃん(キタサンブラック)はトウカイテイオーに憧れてトレセン学園に入学してきたという設定です。
序盤はトウカイテイオーのようにまさに主人公のような活躍を夢見てレースへ挑みます。
しかし、ドゥラメンテというその時代のクラシック戦線では最強(私は史実でもある程度のランキングに入るほどの馬であったと考えております。)のウマ娘に敗北しその活躍ぶりをみて自身(キタサンブラック)は自分は主人公ではない。トウカイテイオーのようにはなれないことを悟ります。これが1度目の挫折です。
さらに日本ダービー後ドゥラメンテの怪我の放送をしり、ドゥラメンテと自身の憧れであるトウカイテイオーを重ね、こんなところまでそっくりであると落ち込みます。さらにドゥラメンテが菊花賞に出れないことを知り、キタちゃんは菊花賞でチャンスが回ってきたという嬉しい気持ちとそんな自分を情けないと思う気持ちがごちゃまぜになって走り出してしまいます。
これはキタちゃんの人間性(ウマ娘性)をよく表しています。キタちゃんは真面目で優しい人間なのでしょうね。嫌な人間であれば自分にチャンスがまわってきたら喜んで終わりですが、キタちゃんは必死に悩みます。
そして菊花賞、5番人気ながら1着を取ります。
自分は主人公ではないトウカイテイオーのようにはなれないと悩み抜いたウマ娘の最初の輝きです。

ゴールドシップのトウィンクルシリーズ引退にはこれからのキタサンブラックの競走生活を予期させるものをたくさん含んでいる表現をしていましたね。

そしてドゥラメンテとの最後の対決負けてはしまいましたがドゥラメンテに認めてもらうことでキタちゃんにとっていい方向へとむかいます。

サトちゃん(サトノダイヤモンド)の呪いのようなジンクスには心が痛みましたね。サトノ家のウマ娘が挑み続けて破れていき幼いサトノダイヤモンドへと想いを託していくところは本当に胸が痛みました。それでもと前を見続け悲願のためには努力を惜しまないサトちゃんの芯の強さ、心の強さが表現されており。ここは私個人としても勉強になりました。
そして憧れのマックイーン(メジロマックイーン)でしかわからない助言、同じ名家でしかわからない気持ちや葛藤をやさしく教えてあげる姿はまさに良き先輩そのものでありました。
そしてサトノ家の悲願であるG1勝利を勝ち取るサトちゃんの笑顔はとても美しいものでありました。勝利した時の破れていったサトノ家のウマ娘たちの気持ちも察することができて流石に泣きそうになりましたね。

キタサンブラックとサトノダイヤモンドの対決ではキタサンブラックが破れ、悩みます。昔から器用でなんでもこなしていたサトちゃんへ勝てなかったこと、サトちゃんへの世界への挑戦をきき、自身が走る意義にまた迷います。
商店街の人たちへの想い、自身の最初の走る意義を見出しまた立ち上がります。

そしてサトノダイヤモンドへの挑戦状、対比が美しいですね。サトちゃんはキタちゃんがらいつも自分を引っ張っていったことを知っていたた。
キタちゃんはサトちゃんが自分よりも器用で上手くできていることを知っていた。
所詮ないものねだりなのですがやはり自分のもっていないものを人が持っていると少し悔しい気持ちになることはよくあります。

そしてここからはキタちゃんの物語の終わりを予感させるものがでてきます。
宝塚記念で自身のピークアウトをしり、それでもと足掻き続け努力し続けるキタちゃんは美しかったです。
私は史実のキタサンブラックは最後まで強かったウマであると思っていたのでこの時点でピークアウトしていたのかと思うと調教師や、厩務員その他の関係者の努力あってのものであったのかと思いましたね。子供であるイクイノックスも薄氷を踏む様子での調整であると言っていたので私たち馬券を買う人間が思う以上に馬たちはがんばっているのかもしれませんね。


有馬記念ラストラン。
さいごの想い、今までの想いを込めた魂の走り全てが詰まっていたレースでした。勝ちたいという声優さんの演技には圧倒されましたね。

総評としてウマ娘は想いの物語でもあると思います。
挫けても挫けてもまた立ち上がることができる原初の想いさえあればどんな仕事やスポーツにも立ち上がれるんだよと視聴者に教えてくれている様な気がしました。
私はキタサンブラックの物語はこれで良かったと思います。

明日からも頑張る勇気をもらったので今回はここまでとさせていただきます。

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