マガジンのカバー画像

インテリアデザイナーのライフレポート

66
何を見て、どう考えて過ごしているのか?実際的なライフシーンをほぼリアルタイムや大切な記憶からレポートします。
運営しているクリエイター

#インテリア

再生

MILANO WINDOW

6月17日まで、KAJA Resort FurnitureとKAJA DESIGNの共同ディスプレイ「MILANO WINDOW 」をKAJA吉祥寺店にて展開しています。 ミラノで開催されるサローネは世界のインテリアトレンドの発信地。2019年ミラノデザインウィークの視察を経て、サローネで感じたインテリアの楽しみ方、ミラノで繰り広げられるデザインの波。これは、そこから刺激を受けた私たちがお届けするミラノスタイルのコーディネートです。リゾート家具×ミラノトレンドの新しい可能性を感じてみてください! トレンドカラーにペイントした空間を大胆な小物使いで中和させ、違和感なくKAJAのリゾートテイストの家具を溶け込ませたコーディネートです。世界のトレンドはどこにいたって取り入れられる。窓の外、インテリアの世界はどこにだってつながっているのです。 「MILANO WINDOW 」 場所:KAJA吉祥寺本店1F 期間:6月1日から6月17日まで

パッションデザイナー/まるっとお任せ!【パーソナリティーから考える】インテリアデザイナー

こんにちは。このページをご覧いただきまして、ありがとうございます!詳しい自己紹介が足りなかったかもしれません。私を私と知っている方は、その通り!相変わらずに、スーパー前向きに?!猛進しているその人です。匿名性を楽しんでいる訳ではなくて、むしろ個人の誰か?という人格を超えて、「ニュートラルな語り手」になってみようと考えての「私」としての日々を綴っています。 何故なら、私がここでお伝えしていきたいことに、特定な人格や名前が必要なのだろうか?と考えてみたのです。だからと言って、デ

ものづくり。って楽しいということを

先日、こちらでもご紹介していたワークショップ「トンテンカンマルシェ」が週末に開催されました。ご参加いただいたみなさま!ありがとうございました。素敵な作品や子どもたちの笑顔にたくさん出会うことができました。 例えば↓こちらの「キーボックス」。内側には自分で選んだ壁紙を自分で貼って、木枠を組み立て、釘を打ち付け…仕上げていきます。 壁紙選びも楽しみながら、壁紙のどの部分を、メインで出そうか?一緒にあれこれ考えて、私たちは制作をサポートしていきます。 慣れない手つきでの釘打ち

ELLE DECO International Design Awards から2018年のデザインを振り返る

エル・デコ インターナショナル デザイン アワード(ELLE DECO International Design Awards)2018日本ノミネート作品発表セレモニー&パーティーへ行ってきました。通称EDIDAと呼ばれ、世界25か国のエル・デコがその年のベストを選ぶデザイン賞です。「デザイン界のアカデミーショー」とも称され、毎年ミラノ・デザイン・ウィーク期間中に13部門それぞれのグランプリを発表するパーティーが開かれます。それに先立だった、日本ノミネート作品の発表セレモニー

「ミーティング世界旅行」から考える家づくり

こんにちは。しばしお引き渡しの重なる物件に追われておりました。この期間にも素敵な空間や物件が続々と仕上がってきたました。 なかでも今回、壮大なプロジェクトが進んでいまして…それは「ミーティング世界旅行」で建てた家!!…??ってどういうことなんでしょうか?私たちの家づくりでとても大切にしていることの一つが、本当のリゾート空間の、その空気感。だからこそ、スタッフたちは世界各地へと旅を重ねてきています。そして、注文住宅づくりは、0(ゼロ)からの出発でもあって、クライアント様のイメ

荒野のバスルーム

梅雨空が続いていますね。そんな時は、素敵な空間に思いを馳せます。例えば…こんな風にカラッとした空気の中でゆったりのバスタイム。想像するだけでも、晴れやかになりそうです。 行きたいホテル:AMANGIRI 窓のスリット具合と高さと景色と、全てがシャッキリと伸びやかで、けれども冷たい感じがしない。上質なアメニティから匂い立つ、あのAMANの香りを思い出します。噂によると…世界で一番予約の取れないAMANらしい。

インテリアデザイナーに必要なこと

何だろう?と書いてみる。基本的なスキルはもちろん必要。それは車の運転するなら、免許証が必要なように、スタート地点の大前提。けれどもそれが「運転免許証」という◯◯資格やライセンスが必要ということではなくて、例えば車の運転するなら、交通ルールがわからなければ危険だし、運転操作のスキルがわからなければ、走れない。そういう意味での基本スキル。 その基本スキルがある前提で、やっと、公道を走り出すのだけれど、最初は仮免許のように、じっくりと丁寧に。時々、ドキッとするような(大事故は避け

国旗のデザインと色彩に表現されている各国の思想

昨日のお話では、近未来とファンタジーへの色彩心理を書いてみました。大きくは色彩感覚は、時空を感じても共通認識があるというように、人類的に近しい色彩心理感覚がある。(あら、だんだん話も大きくなってきてしまっているようだが、そうなんですよ!)ある意味、「当たり前」みたいに発信され、受け止められているので、実は気に留める間も無く、「色彩言語」はほぼ「世界共通語」?!であると。…一度、言い切ってみましょう。(更に詳しくは、またの機会に展開するかもということで) 今回、注目したいのは

近未来とファンタジーにおける空間デザインの想像と創造について

昨日の映画。思い出しました!『パッセンジャー』(原題: Passengers)でした。〜2016年のアメリカ合衆国のSF映画。日本では2017年3月24日に公開され、日本版のキャッチコピー:「乗客5000人 目的地まで120年 90年も早く 2人だけが目覚めた 理由は1つ…。〜という映画です。 この映画について語ろうとするなら、例えば私がこのストーリーの世界にいたのなら、乗客5000人の中に乗り込み、120年後に目覚める選択をするのか?しないのか?などと、考えたりしていまし

空気を感じる敏感肌/GINZA編

今日は、雨の銀座でお打合せ。終了後に、立ち寄ってしまうところ。以前の銀座で好きだった場所は、私はやっぱり「プランタン銀座」。銀座に行ったら、ほぼ確実に行っていました。根底的に?フランス好きでもあるためか?ヨーロッパライクで上品なライフスタイルなエスプリにそそられてしまうのです。PRINTEMPS独特の香りがあって、あの香りが好き!今でも時々思い出すけれど、日本の中であの海外デパートの香りを漂わせていたのは、やはりプランタンならでは。あの香りの中で、フランス語の館内放送に包まれ

今日のお仕事

店舗の内装をデザイン中です。空間的なデザインだけでなく、オーナーさまの目指したいイメージや、そこで過ごす人たちのこと、流れていく時間。 イメージして考えて、イメージして、考えて、デザインして。また考えて、組み合わせて調整して…自分の中で組み上がっているイメージを具体的に落とし込んでいきます。 悩んでいるようでいて、実は全然悩みなどではなくて。このプロセスが私は実はとても好きだったりもするのです。つながっていなかったモノたちが調和しあって、一気に空間のイメージに立ち上がって

Bagdad Café

梅雨っぽい日々です。お元気ですか?夏に見たい映画。という文字が飛び込んできたから、チラリと考えてみたのです。 そしたら、思い浮かんだのが、Bagdad Café。『バグダッド・カフェ』(原題:Out of Rosenheim、英題:Bagdad Café) :1987年制作の西ドイツ映画。 あの乾いた空気感と曲がリピートし始めて…ストーリーを思い出そうとしても、途切れ途切れのシーンと、やはり乾いた景色ばかり。夏のジリジリ感の中でマッタリともう一度見たいな。と私にとっては「

ニッチな話

それって、ニッチだよね。とか、みなさんの会話でも使っている「ニッチ」。みなさんはどんな感覚でとらえてますか?「隙間的な」大衆的ではなくてコアにしぼられているような…そんなイメージではないでしょうか?マーケット用語では、ニッチ産業とか隙間産業とか、大手がまだ着手していないような限られた部分への特化の着目のような意味合いだったりもします。 そして、建築用語でのニッチ(Niche)は、「くぼみ」の意味があり、壁面をくぼませた収納や飾り棚として使われます。凹ますので壁面をくりぬいた

デザインをカタチにするために