マガジンのカバー画像

インテリアデザイナーのライフレポート

66
何を見て、どう考えて過ごしているのか?実際的なライフシーンをほぼリアルタイムや大切な記憶からレポートします。
運営しているクリエイター

#ブログ

本物素材を操る

建築空間やインテリア空間をデザインしていく場合、様々なマテリアルがあります。取扱の中で、難易度の高いものの一つとては「天然素材」・「自然素材」・「本物素材」…あれ?これらの呼び方の違いは何でしょうか?どれも、感覚的には「人工的ではないもの」ということは伝わってきます。建築業界的には、「天然素材」と「自然素材」はほぼ同等のイメージで、木や石はできるだけそのまま、化学物質や化学建材ではない天然素材。材料はそうでも化学薬品で加工や混入されていたり、合成接着剤が使われたり、化学薬品を

パッションデザイナー/まるっとお任せ!【パーソナリティーから考える】インテリアデザイナー

こんにちは。このページをご覧いただきまして、ありがとうございます!詳しい自己紹介が足りなかったかもしれません。私を私と知っている方は、その通り!相変わらずに、スーパー前向きに?!猛進しているその人です。匿名性を楽しんでいる訳ではなくて、むしろ個人の誰か?という人格を超えて、「ニュートラルな語り手」になってみようと考えての「私」としての日々を綴っています。 何故なら、私がここでお伝えしていきたいことに、特定な人格や名前が必要なのだろうか?と考えてみたのです。だからと言って、デ

ものづくり。って楽しいということを

先日、こちらでもご紹介していたワークショップ「トンテンカンマルシェ」が週末に開催されました。ご参加いただいたみなさま!ありがとうございました。素敵な作品や子どもたちの笑顔にたくさん出会うことができました。 例えば↓こちらの「キーボックス」。内側には自分で選んだ壁紙を自分で貼って、木枠を組み立て、釘を打ち付け…仕上げていきます。 壁紙選びも楽しみながら、壁紙のどの部分を、メインで出そうか?一緒にあれこれ考えて、私たちは制作をサポートしていきます。 慣れない手つきでの釘打ち

ものづくりワークショップ「トンテンカンマルシェ」

デザインの仕事に関わってる私たちは、いつ?何がきっかけでこうした道を選んできたのだろうか?それはきっとそれぞれの通過地点にあったのではないでしょうか?私自身も振り返ってみると…そもそも「色」がとても好きでした。色が作り出せる可能性やその世界の広がりに魅了され、それが平面であれ、立体であれ、雰囲気や何やら…。そして「何かを作り出すこと」が思えば子供の頃から好き過ぎて、そして今も尚、色やデザインに関わる日々にときめいています。 そして、やっぱり純粋に「つくることは楽しい」「でき

インテリアデザイナーに必要なこと

何だろう?と書いてみる。基本的なスキルはもちろん必要。それは車の運転するなら、免許証が必要なように、スタート地点の大前提。けれどもそれが「運転免許証」という◯◯資格やライセンスが必要ということではなくて、例えば車の運転するなら、交通ルールがわからなければ危険だし、運転操作のスキルがわからなければ、走れない。そういう意味での基本スキル。 その基本スキルがある前提で、やっと、公道を走り出すのだけれど、最初は仮免許のように、じっくりと丁寧に。時々、ドキッとするような(大事故は避け

国旗のデザインと色彩に表現されている各国の思想

昨日のお話では、近未来とファンタジーへの色彩心理を書いてみました。大きくは色彩感覚は、時空を感じても共通認識があるというように、人類的に近しい色彩心理感覚がある。(あら、だんだん話も大きくなってきてしまっているようだが、そうなんですよ!)ある意味、「当たり前」みたいに発信され、受け止められているので、実は気に留める間も無く、「色彩言語」はほぼ「世界共通語」?!であると。…一度、言い切ってみましょう。(更に詳しくは、またの機会に展開するかもということで) 今回、注目したいのは

近未来とファンタジーにおける空間デザインの想像と創造について

昨日の映画。思い出しました!『パッセンジャー』(原題: Passengers)でした。〜2016年のアメリカ合衆国のSF映画。日本では2017年3月24日に公開され、日本版のキャッチコピー:「乗客5000人 目的地まで120年 90年も早く 2人だけが目覚めた 理由は1つ…。〜という映画です。 この映画について語ろうとするなら、例えば私がこのストーリーの世界にいたのなら、乗客5000人の中に乗り込み、120年後に目覚める選択をするのか?しないのか?などと、考えたりしていまし

空気を感じる敏感肌/GINZA編

今日は、雨の銀座でお打合せ。終了後に、立ち寄ってしまうところ。以前の銀座で好きだった場所は、私はやっぱり「プランタン銀座」。銀座に行ったら、ほぼ確実に行っていました。根底的に?フランス好きでもあるためか?ヨーロッパライクで上品なライフスタイルなエスプリにそそられてしまうのです。PRINTEMPS独特の香りがあって、あの香りが好き!今でも時々思い出すけれど、日本の中であの海外デパートの香りを漂わせていたのは、やはりプランタンならでは。あの香りの中で、フランス語の館内放送に包まれ

今日のお仕事

店舗の内装をデザイン中です。空間的なデザインだけでなく、オーナーさまの目指したいイメージや、そこで過ごす人たちのこと、流れていく時間。 イメージして考えて、イメージして、考えて、デザインして。また考えて、組み合わせて調整して…自分の中で組み上がっているイメージを具体的に落とし込んでいきます。 悩んでいるようでいて、実は全然悩みなどではなくて。このプロセスが私は実はとても好きだったりもするのです。つながっていなかったモノたちが調和しあって、一気に空間のイメージに立ち上がって

Bagdad Café

梅雨っぽい日々です。お元気ですか?夏に見たい映画。という文字が飛び込んできたから、チラリと考えてみたのです。 そしたら、思い浮かんだのが、Bagdad Café。『バグダッド・カフェ』(原題:Out of Rosenheim、英題:Bagdad Café) :1987年制作の西ドイツ映画。 あの乾いた空気感と曲がリピートし始めて…ストーリーを思い出そうとしても、途切れ途切れのシーンと、やはり乾いた景色ばかり。夏のジリジリ感の中でマッタリともう一度見たいな。と私にとっては「

誰のために。何のために。私はnote書くのか?

なぜ。私はこのnoteを書いているのだろう?と、振り返りをしてみましょう。初めましての4月1日から、早2ヶ月があっという間でありました。4月はミラノやギリシャに行って、その間にも物件が色々進んで、会社のHPリニューアルプロジェクトも進めたり、旅プロジェクトにプランニングしたり、現場行ったりetc。 毎日が、それはそれは濃厚とも言うべき日々の中。身近で私を知っている人は「いったい、いつ書いているのだろう?」不思議に思っているらしい。長文を書くときは、その日のことを一通り終えた

連絡とれる安心から緊張感を高め効率UPを目指すには?

携帯電話ありがとう。いつも一緒にいてくれて、おかげさまで、「いつでも連絡ができる安心」を手に入れた。引き換えに、何かを失ってはいないだろうか? 「大丈夫。いつでも連絡できるから」と、例えば、人との待ち合わせ。 「じゃ、駅ついたら連絡してね」 「今。どの辺?」 「わかった。そこら辺。着いたらまた連絡するねー」 うんうん。何かに超便利。けれど、いつからか待ち合わせの時間も場所も曖昧になった気がする。それでも会えるし、待ってる時間もただ待ってる時間ではなく、活用もできるか