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インテリアデザイナーのライフレポート

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何を見て、どう考えて過ごしているのか?実際的なライフシーンをほぼリアルタイムや大切な記憶からレポートします。
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パッションデザイナー/まるっとお任せ!【パーソナリティーから考える】インテリアデザイナー

こんにちは。このページをご覧いただきまして、ありがとうございます!詳しい自己紹介が足りなかったかもしれません。私を私と知っている方は、その通り!相変わらずに、スーパー前向きに?!猛進しているその人です。匿名性を楽しんでいる訳ではなくて、むしろ個人の誰か?という人格を超えて、「ニュートラルな語り手」になってみようと考えての「私」としての日々を綴っています。 何故なら、私がここでお伝えしていきたいことに、特定な人格や名前が必要なのだろうか?と考えてみたのです。だからと言って、デ

ものづくりワークショップ「トンテンカンマルシェ」

デザインの仕事に関わってる私たちは、いつ?何がきっかけでこうした道を選んできたのだろうか?それはきっとそれぞれの通過地点にあったのではないでしょうか?私自身も振り返ってみると…そもそも「色」がとても好きでした。色が作り出せる可能性やその世界の広がりに魅了され、それが平面であれ、立体であれ、雰囲気や何やら…。そして「何かを作り出すこと」が思えば子供の頃から好き過ぎて、そして今も尚、色やデザインに関わる日々にときめいています。 そして、やっぱり純粋に「つくることは楽しい」「でき

カラーの生地の美しさ

今日はカーテン関連の打ち合わせ。こちらの生地は、シンプルだけれども「発色が美しい」。スイス工場でこだわって作られています。 シンプルな生地でカラーバリエーションが多い。シンプルだからこそ、その質感が問われます。織も丁寧で特に、遮光カーテンの生地の発色のきれいさは、特徴的です。通常の遮光生地は多くの場合、遮光の黒糸色に引っ張られ、鈍い発色になりやすく、色も生地も「もっさり」した感じになりがちなのです。 遮光カーテンにしたいけれど、きれいな発色で軽やかに品良く。そんな場合には

インテリアデザイナーに必要なこと

何だろう?と書いてみる。基本的なスキルはもちろん必要。それは車の運転するなら、免許証が必要なように、スタート地点の大前提。けれどもそれが「運転免許証」という◯◯資格やライセンスが必要ということではなくて、例えば車の運転するなら、交通ルールがわからなければ危険だし、運転操作のスキルがわからなければ、走れない。そういう意味での基本スキル。 その基本スキルがある前提で、やっと、公道を走り出すのだけれど、最初は仮免許のように、じっくりと丁寧に。時々、ドキッとするような(大事故は避け

国旗のデザインと色彩に表現されている各国の思想

昨日のお話では、近未来とファンタジーへの色彩心理を書いてみました。大きくは色彩感覚は、時空を感じても共通認識があるというように、人類的に近しい色彩心理感覚がある。(あら、だんだん話も大きくなってきてしまっているようだが、そうなんですよ!)ある意味、「当たり前」みたいに発信され、受け止められているので、実は気に留める間も無く、「色彩言語」はほぼ「世界共通語」?!であると。…一度、言い切ってみましょう。(更に詳しくは、またの機会に展開するかもということで) 今回、注目したいのは

空気を感じる敏感肌/GINZA編

今日は、雨の銀座でお打合せ。終了後に、立ち寄ってしまうところ。以前の銀座で好きだった場所は、私はやっぱり「プランタン銀座」。銀座に行ったら、ほぼ確実に行っていました。根底的に?フランス好きでもあるためか?ヨーロッパライクで上品なライフスタイルなエスプリにそそられてしまうのです。PRINTEMPS独特の香りがあって、あの香りが好き!今でも時々思い出すけれど、日本の中であの海外デパートの香りを漂わせていたのは、やはりプランタンならでは。あの香りの中で、フランス語の館内放送に包まれ

今日のお仕事

店舗の内装をデザイン中です。空間的なデザインだけでなく、オーナーさまの目指したいイメージや、そこで過ごす人たちのこと、流れていく時間。 イメージして考えて、イメージして、考えて、デザインして。また考えて、組み合わせて調整して…自分の中で組み上がっているイメージを具体的に落とし込んでいきます。 悩んでいるようでいて、実は全然悩みなどではなくて。このプロセスが私は実はとても好きだったりもするのです。つながっていなかったモノたちが調和しあって、一気に空間のイメージに立ち上がって

Bagdad Café

梅雨っぽい日々です。お元気ですか?夏に見たい映画。という文字が飛び込んできたから、チラリと考えてみたのです。 そしたら、思い浮かんだのが、Bagdad Café。『バグダッド・カフェ』(原題:Out of Rosenheim、英題:Bagdad Café) :1987年制作の西ドイツ映画。 あの乾いた空気感と曲がリピートし始めて…ストーリーを思い出そうとしても、途切れ途切れのシーンと、やはり乾いた景色ばかり。夏のジリジリ感の中でマッタリともう一度見たいな。と私にとっては「

デザインをカタチにするために

本の飾り方/自分ルールの入れ違いからの発見!

お気に入りの本の、本棚。どうやって整理をしていますか?多くの方は、カテゴリー別・サイズ別・作家別・連番など、自分ルールで「しまって」あるのではないでしょうか?整理の場合は、きっとそれが使いやすく見やすいでしょう。 けれど。「飾る」場合は?見た目も大事!!例えばこんな感じで↓ この場合のルールはなんでしょう?はい。正解です。背表紙の色分けとサイズ別。もちろん、それだけではなく、更には、どの目線で何色系。あまり目立たせたくないもは目線下。取りにくくなるから、上部は小物を飾る。

緑色の曖昧。デザインや空間での取り扱い説明

そうなんです。例えば、「好きな色は、緑色」。「緑色のソファをメインで考えたい!」と言うような、リクエストがあったとします。(実際の空間づくりでもカラーコーディネーションは重要でもあるので、色がポイントだったり出発点となるデザインも少なくありません。中でもこの「緑色」問題?!いえ、全然問題ではないのですが、好きな人も多い色だけに、その「緑色」について考えていきます。 まず、みなさんは、緑色…どんな緑色がイメージされますか?何度かでている色材の三原色は、シアン(Cyan)/マゼ

色彩心理とデザイン

私は「色」が大好きです。単色の色そのものも魅力的だし、それらが組み合わせられて、同調・対比・グラデーション・調和などなど関わり合って作用しあって、そして別のイメージに様変わりするところにも、大きな魅力を感じています。 思えば、現在の仕事もこのカラーコーディネーションから成り立つ部分も多く、その可能性を広げながら、実際の空間としての仕上がっていくのだから、カラーの威力はすざましいとも言えます。長いこと色と人と空間に関する仕事をしてきている中で、気が付いてきたことがあります。そ