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太助の谷 2024 #21

 今年も歩いてきました、太助の谷。今期2回目の釣行で、T氏とまったり歩いてきた様子をお伝えします。当日は夜中から冷たい雨が降っておりコンディションが心配。
朝一番は用事があったのでサクッと終わらせ9時ごろ集合。T氏の家の行くまで風も強くこれは釣りになるかな?ってぐらいの天候です。集合し目的方面はうっすら日が差してきており、予定通り目的の川へ車を走らせます。

本筋は思っていたより増水気味です。そんなに攻めた釣りな感じは今日はしたくないので支流に入ることにしました。支流の方は水量も問題なく、雨に濡れた渓相がとても美しい朝です。
そして、今年もこやつの時期がやってきました。
林道をちょこっと歩いただけなのにひっついてきます。対策しないといけませんね。

本当に歩いて気持ちがいい川です。雨でしっとりとした雰囲気は歩くスピードもゆっくりになっちゃいます。この時期の川歩きはレイヤリングも迷います。陽が出れば暑く、朝は10度に届かない時もしばしば。朝と昼の寒暖差が大きいけど、森の中は生命感にあふれています。森の中にどっぷり浸かりたい。そんなレイヤリングもじっくり考えていきたいです。

自分はバックパックスタイル、T氏はベストスタイル。軽快に川を歩くベストスタイルもかっこいい。自分はあれやこれや、やりたいこと・物が多くバックパックになってしまう。釣行スタイルも装備に現れるのは面白い。

陸生昆虫の姿もちらほら。テレストリアルを意識した魚も多くなってくるこの季節は、コンディションの良い魚体も増え、まさに最盛期。
遡行途中で出会ったこのカメムシ。チャバネアオカメムシかなぁ。カメムシって言っても種類が多く覚えるのが大変。

この春に設えたこのルアー。若葉色を塗り、ダリアの花びらでパーマークっぽく仕上げてみました。陸生昆虫を意識した魚にこのルアーで出会いたいなぁ。そんなことを思いながらゆっくりと進みます。

森の中も花々は咲いています。時折見せる鮮やかな色使いに目を癒しながら一呼吸。

ヤマツツジ


カキドウシ


そろそろ魚を観たくなってきました。
しばらく進むと、流れの緩い縁を発見。水面を見ているとライズを見つけ、ちょっとトップで釣りたくなってしまいルアーを結び変えます。流れに乗せるもそんな簡単なはずもなく、反応はなかったのでT氏にその場を譲ります。
そしてT氏1投目。底砂を巻き上げながらルアーに絡みつく様子が見えます。
やっと魚を見ることができ2人とも安心。しばし魚を観察します。

この水系のイワナは赤みがかかっている所が好きです。頭の模様から目の周り、くっきりとでた模様に見惚れます。
さて、自分もそろそろ魚を触りたいので撮影を済ませ、同じポイントにルアーを投げます。
魚の活性も高く同じポイントからもう1尾。模様の違ったイワナが釣れました。

イワナ釣ってほんとに面白い。それぞれに個性があって、爬虫類っぽくてほんとに飽きることのない魚ですね。

その後はポツポツと釣れはじめ、一つ目の魚止の滝まで歩を進めます。
雨も上がり陽が差してきた森は、より一層コントラストも強くなり異空間を感じさせます。

最終の滝ではお魚に合うことはできませんでした。
往復で4時間てとこでしょうか。久々にゆっくりとT氏と渓流を歩きました。
初夏を感じさせる陽気に午後はなってきて、15時ごろ帰路につきました。


帰りの車は腹へった、なんか食う?
このやり取りで、なんだかんだ店はどこもやっておらずご飯は食べずに終了。
なんだかひつも通りな雰囲気で安心した釣行でした。

ではでは。

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