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Clubhouseで本気マイクを使う方法

みなさん、Clubhouseしていますか?
僕は普段聞く専なのですが、ありがたいことに何度か話す側にしていただきました。

そこで気になるのが入力音声。

PC経由ならKrispという非常に優秀なノイズキャンセリングアプリケーションがあるので、まわりの音を気にせず安易な機材で話すこともできるのですが、iPhoneにはそんな便利なツールはありません。
したがって必要な声のみ拾ってくれる、良いマイクを使用を使用しなければならないのです!

iPhoneと本気マイクを接続してみよう!

まず本気マイクとは何か?ということですが、ここではXLRコネクター(キャノンコネクター)を使って接続するマイクとします。
このXLRコネクターで繋げられるマイクは2,000円程度から数十万の高級モデルまであり、僕が今回重視した指向性についての選択肢も豊富だからです。

指向性は、マイクからどの範囲、どの方向の音声を拾うか?というもので、安いイヤフォンについているマイクは無指向性(全指向性)の物が多く、これはまわりの音をあまり区別なく拾うというものです。
昔のiPhoneについてきた有線のEarPodsは、比較的優秀で変な音も拾わず、バッテリーも必要ないので、価格と使い勝手を考えると一番バランスが取れているのかな?という感じもします。
ただ折角の本気マイクなので、今回は単一指向性(カーディオイド)、もしくはもっと指向特性を鋭くしたもので、マイクの正面の音を良く拾い、他の方向の音はあまり拾わないというものを選びます。

今回、僕が接続しようと考えているのはSHUREのBETA 58Aというマイク。
マイクのことを知っている人からすると、お前はステージで歌でも歌うのか?というようなトークに使うようなマイクではないのですが、湿度も関係なく、壊れづらく、ポップガードのような他のパーツも必要としない、安心安全の素晴らしいマイクです。指向性はスーパーカーディオイド。

これをiPhoneにつなぎこみたいのですが、SHUREにはXLRからUSBにつなぐX2Uという製品が出ているので、これをどうにかしてLightningに持ち込みたいところなのですが、それはぐっとこらえてください。おそらくできません。(おそらくと書いたのは、僕が実物で試したわけではないからです。もし実際につなげるよ!という方がいらっしゃれば教えていただけると助かります。🙇🏻‍♂️)
僕はIK MULTIMEDIAのiRig Pre HDという、XLRからいきなりLightningに持ち込むものを使ってみたのですが、オーディエンス側(聞く側)にいるときには問題なく使用できるものの、スピーカー側(話す側)に切り替わると突然上手く使用できなくなるという罠があります。(もしかしたらそのときに解決できる方法もあるかもしれないのですが、僕は慌ててしまってEarPodsにつなぎ直してしまいました。お恥ずかしい。)

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上記が上手く接続できた方法です。
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・iPhoneにLightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタを取り付け
・そこにTASCAM iXZというマイク/ギターインターフェースを接続
・iXZにSHURE BETA 58Aを経由でXLRケーブルで接続
・相手の音声はiXZに接続したイヤフォンもしくはスピーカーで聞く
・充電はiPhoneに無接点充電でおこなう
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おそらくポイントは「Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」の箇所です。正直、無接点充電という箇所は心もとなく、Amazonで買ったLightningと3.5mmジャックに分岐させ、充電しながらイヤフォンも使えるというものも試したのですが、iRig Pre HDと同じ挙動で上手くいきませんでした。(これはDACで持ち込むのがNGだと推測しています。)

ただ、無接点充電の件は杞憂で、この構成で4時間ほどClubhouseで話してみたのですが、バッテリーは減らなかったので、おそらく大丈夫なはずです。(出力の弱い無接点充電機を使った場合はわかりません。)

iPadと本気マイクを接続してみよう!

ClubhouseはiPhone用アプリしか出ていませんが、iPadでもiPhone用アプリは起動できます。(とはいえ、iPhone用のものを無理矢理表示しているので癖がありますが。)

この際、Apple純正のUSB-C 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタを使用すればiPhoneと同じように接続できるかもしれませんが、僕が昔Amazonで買ったDAC内臓のUSB-C - 3.5mmものだと上手くいかなかったため、せっかくなので違う構成で組んでみます。

整理するとiPhoneの仕様上、音声はDACでも非DACでも持ち込めるけれど、Clubhouseのアプリとの相性上、現時点では非DACしか選択肢がない。iPadではそもそもDACでしか持ち込めないけれど、僕の手持ちの3.5mmからUSB-Cへ変換するDAC対応のものは上手くいかなかったので、別の方法を試すということになります。同じことを繰り返してしまってすみません。

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現在の構成は上記のようになっています。
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・iPadとUSB-C ハブを接続
・電源はそのUSB-C ハブを経由して充電
・ネットにもUSB-C ハブのLANポート経由で接続
・マイクとはiRig Rre HD経由で接続
・相手の音声はiRig Rre HDに接続したイヤフォンもしくはスピーカーで聞く
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肝はなんといってもUSB-C ハブで、ここに接続できて、iPad側で認識できるものはだいたい使えます。まだ試していませんが、おそらくUSBで接続するタイプのマイクも使えるはずです。
また上記のUSB-C ハブは、昔から僕が使っているもので、おそらく同じものを入手するのは難しい&今はあまり意味がなく、今から入手するのであればAnker等から出ている同様の製品を使用するのでも大丈夫だと思います。
電源に関しては、iPhone+無接点充電でも問題ありませんでしたが、こちらはちゃんとケーブル経由でおこなっています。
ネット回線にしても有線LAN経由でおこなうことで安定した接続も可能になっています。(とはいえ、Clubhouse側が不安定になってしまうと元も子もないですが。)(当然、iPadから無線LANや直接インターネットに接続するのでも問題ありません。)

まとめ

これで無事iPhoneからもiPadからも、本気マイクが使えるようになりました。音質を追求したりすると、マイクもそうですが、他の機材も完全に沼に入り込んでしまいますので、十分に気をつけて良き本気マイクClubhouseライフをお送りください。😎

捕捉 - マイク

マイクの選び方ですが、物凄く端折って、指向性のみを簡単に説明しています。
SHURE BETA 58Aの説明のところで"湿度も関係なく、壊れづらく、ポップガードのような他のパーツも必要としない"と書きましたが、ここを少し捕捉します。
このBETA 58Aはダイナミックマイクという種類のものになります。他にコンデンサーマイクというものがあり、リモートワークに切り替わりはじめのころにaudio-technicaのAT2020USB+を買っている方をちらほら見かけましたが、こちらはコンデンサーマイクの方です。
こちらのコンデンサーマイクは、傾向としてダイナミックマイクに比べて、幅広い、繊細な音まで拾えるというのが特徴なのですが、外部から電源を供給しなければならず(AT2020USB+はUSBから給電しているので問題ないですが)、もしTASCAM iXZやIK MULTIMEDIA iRig Pre HDに接続して使用する際には、それぞれの中に電池を入れ、ファンタム電源をONにしなければなりません。
またこちらも傾向としてですが、コンデンサーマイクは湿気に弱かったり、何かにぶつけてしまったときに壊れやすいという弱点もあります。
一方、ダイナミックマイクは湿気や衝撃に強く、外部電源も必要ありません(iXZやiRig Pre HDの中に電池を入れることすら不要)。さらに言うとBETA 58Aはポップガードも不要です。

捕捉 - 使用しているものリスト

iPhone編
・SHURE BETA 58A(https://amzn.to/3pTWiIV
・TASCAM iXZ(https://amzn.to/3pYuC5G
・UGREEN XLRケーブル 1m(https://amzn.to/39T0HX6
・Apple Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ(https://amzn.to/3pUeoL1
・Anker PowerCore III 10000 Wireless(https://amzn.to/39TlAkX
・Apple EarPods with 3.5 mm Headphone Plug(https://amzn.to/3pQym9o

iPad編
・SHURE BETA 58A(https://amzn.to/3pTWiIV
・IKMULTIMEDIA iRig Pre HD(https://amzn.to/3jpW7m8
・UGREEN XLRケーブル 1m(https://amzn.to/39T0HX6
・TUNEWEAR ALMIGHTY DOCK C1(https://amzn.to/3aB0dUQ
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