仕事の答えはすべて「童話」が教えてくれる。

今日僕が読んだのは、千田琢哉さん著作の「仕事の答えはすべて『童話』が教えてくれる。」という本です。僕はこの千田琢哉さんの本が大好きで、何冊も愛読してるのですが、この本は、千田琢哉さんらしいと言えばそうだし、らしくないとも捉えられるようなそんな書籍です。僕達は、数々の童話を学んでいますが、その童話は実は子供向けなのではなく、仕事をする社会人向けであると千田琢哉さんはおっしゃっています。今回は、童話をいくつか紹介して、その童話についての千田さん独自の解釈を紹介してみたいと思います。

1 桃太郎

桃太郎は、猿、犬、雉の仲間を引き連れて、鬼退治に行きますが、ここに仲間を引き寄せる人がどんなタイプなのかを学ぶ要素があるといいます。まず、そもそも論として、桃太郎は鬼ヶ島には一人で行く予定でした。桃太郎は1人で黙々と鍛え、おじいちゃん、おばあちゃんに別れを告げ、一人で出発し、そこに仲間が新たに加わったという形です。何を言いたいのかと言うと、一人で果敢に挑む人がカッコイイということです。もし、桃太郎が「一人で行くのは嫌だ。誰か付いてきてよ」と駄々をこねるような魅力のない人なら、仲間はよっては来ません。例え誰も寄り付いてはこなくとも我が道を行くという姿勢を示せる人こそ、仲間を呼び寄せるということです。

2 花咲かじいさん

この花咲かじいさんという物語は、実にシンプルにいいことをすれば、いいことが起こり、悪いことをすれば悪いことが起こるということを示しているといいます。この因果の法則を伝えたかったわけですね。

3 金太郎

金太郎は、もともととんでもない怪力で、その実力に目をつけた侍にヘッドハンティングされるというものですが、ここには出世する人の特徴を学べます。千田さんは、金太郎は、実力だけではなく、愛嬌もあったから出世したといいます。もともと金太郎は、どこか可愛げのある所があり、山の獣達にも愛されています。実力だけではなく、周りが応援したくなるような人が出世街道をひた走るというわけです。

4 ジャックと豆の木

ジャックはもともととんでもない怠け者で、今で言うニートのような人ですが、親に自由奔放に育てられ、遊びを知り尽くしていたため、雲まで伸びたツルをみて、「とりあえず昇ってみよう」と思い立ち、成功を掴んだといいます。つまり、世の中遊び心も大切ということを教えてくれているんですね。

5 みにくいアヒルの子

周りとは違うと思っていた、アヒルの子は実は白鳥の子だったという話ですが、これは皆さんに当てはまると言います。皆さんにも自分がアヒルだと思っていたら実は白鳥だったという分野があると思います。その分野を探し、磨き続ければ、いつかは立派な白鳥としてはばたけるというわけですね。

感想

この本を読んで、童話の世界にも学ぶものがあるとわかりました。面白いのでぜひ読んでみてください。

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