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音楽素人の私が6年間めげずに曲作りを継続できているたった一つの理由

音楽をずっと聴いてきたわけでもなく、絶対音感があるわけでもなく、ピアノが弾けたわけでもありません。
そんな私が6年間今も音楽を作り続けられている理由は、「一曲を最後まで作りきったことがある」ということです。
最後まで作りきることが何故続けることに繋がるのかというと、それは「比較対象が自分になるから」だと思います。

小さいことは色々なことにチャレンジできていたはずが、大人になった今新しいことを始めようにも途中でやめてしまうことがありませんか。
SNSが発達しすぎたのもあって、今は凄い人が見えすぎてしまいます。
自分が作ろうとしたものが、途中で幼稚だったり下手くそだったりして「あの人みたいには上手くいかないか」と陥りがちです。
これは比較対象が他人になってしまっている典型例でしょう。

高校2年生の時に私は初めてラップを作りました。
「JUN」という曲名で、先輩を称えるラップです。
DAWの正しい使い方やオーディオインターフェースの存在すら知らずに制作したその曲は音声がガビガビのミックスもされていないような状態でした。
音楽的な部分でいうと、今では絶対にしないような韻の踏み方をしていたり、声も普通の喋り声に近い発声です。
音楽を知らないことが幸いして、ひどい状態の曲なのに満足していました。
一曲作ると、曲が作れてしまうという自信がつき、次はどんな曲を作ろうかとモチベーションにつながっていきます。

また、浪人生の時にギターだけで一曲歌も作ってみました。
バラード調の自分で作った物語を歌詞にしたものでしたが、これもまあひどい曲で誰にも聞かせたことはありません。
2番を作っている最中に駄作が出来そうな気がして途中でやめようかと思いましたが、何とか最後まで作りきりました。

ラップの時も、ギターで曲を作った時も、共通するのは最初の一曲を作った後に自然と創作意欲が湧いてくるということです。
初めの一曲よりも少しかっこよくならないか、自然な歌詞がどのようにかけるのか、と様々に改善点が見つかっていきます。

比較対象は、過去の自分になっているということです。
最初の作品さえ作ってしまえば、あとは自動的にモチベーションが続きます。
戦っているのは、過去の自分なので超えられることはありません。
とりあえず下手くそだろうが何だろうが、最後までやってみることを強くお勧めします。


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