ボーカルレコーディングではピッチよりリズムが命

ボーカルのレコーディングは非常に難しい。
その難しさは、ピッチよりもリズムにあるだろう。

2023年6月5,6日 九州大学大橋キャンパスの音響特殊等1F 録音スタジオにて、如何様の新曲「R.I.P.」「インスタントカメラ」のレコーディングを行なった。初の試みとして、ボーカルの他にドラムとギターと録音が加わり、2日間あるといえど時間はカツカツだ。今回のボーカルレコーディングには7時間ほどを要し、無事レコーディングは終了。

リテイクする要因はいくつもある。リズムやピッチのずれ、声質がしっくりこない時や発音、アクセントがおかしい時もリテイクの対象となる。今回のレコーディングでは、リズムのリテイクが多いように感じた。体感4割といったところ。実は、ピッチ補正よりもリズム補正が難しいために、リテイクは多くなる。リズムがあっていて、ピッチだけがずれているのであれば補正は容易い。リズムがずれていると修正したとしても前後のつながりがおかしくなる。つまり、区切りのいいところまでノーミスで歌い切ることが必要だ。

100回歌って100回ともリズムが合うような技術には、相応の準備と練習を要する。まずは、歌詞の中でどこに強拍がきているかを把握しておくことだろう。クリック音に合わせて、歌詞の強拍に当たる部分を歌うとスムーズに録音が進む。

そんな新曲のリリース時期はまだ未定だが、ベースの収録やミックス、マスタリングを考えると7月下旬ごろになるかもしれない。












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?