「坑道のカナリア」としての平沢進ってなんじゃろ

twitterで上げた文章をこちらにも載せておきます。ガッツリとした考察というよりは、軽い推測程度のものなのでご了承下さい。教えて詳しいみんんさ。


平沢進公式サイトにあるSIRENの解説には、

「坑道のカナリア」としての平沢は何に警鐘を鳴らしたのか

という一文がある。

坑道のカナリアとは、炭鉱に入る際に有毒ガスを察知するためにカナリアを連れて行くということを指している。平沢がカナリアであるならば、察知しようとしていた「危険」とは一体何だったのか。
このあたり、インタラのストーリーやSIRENセイレーン以前の文脈を再考する必要がありそう。インタラのストーリーから行くならその危険とは「緑の神経網の喪失」とかなのだろうか。P-MODEL時代からちらほら見られる「他者とのコミュニケーション」についての示唆とか関連してそうなんだけれど…。

ソロ次作である救済の技法の解説では、

ニューラル・ネットワークにより統合された“全き人々”の世界の崩壊と“庭師KING”による救済を描く。

との解説が。緑の神経網というのは多分ニューラル・ネットワークと同義。その崩壊が「救済されるべき」事態であるならばそれは「危険」な事態であり、坑道のカナリアである平沢からの警鐘だった…とか????

それしてもそんな示唆は曲だけだと分かりづらいな。辛うじてmermaid songの「あの声に身を投げよう」から読み取れるのかも。でもどうしてもインタラの情報がないと厳しい。

あと平沢がカナリアなら真っ先に彼が「危険」に直面していたはずである。そうなるとP-MODEL時代のゴタゴタとかユングへの傾倒なんかが思い出される。つまりまとめると、「危険」とは「他者とのつながりの喪失とか崩壊」と言えるのではないか。


確証はないので「へぇ〜」くらいの気持ちで読んで下されば。教えて詳しいみんんさ…。


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