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開拓の壁 第0回ミーティング Vol,1

概要

日時:2021年8月27日21:00〜22:00 Webミーティングツールを使用
参加者:全国各地の開拓クライマー7名 (内2名事務局) /MC1名

最初にMCから参加者へ【開拓の壁】の主旨、経緯、ルールを説明し、各メンバーの紹介を行った後、第0回ということで、まずはテーマを立てずフリートーク形式でミーティングを実施しました。以下はその内容を文字起ししたものになります。何回かに分けて掲載していきますので、気長にお付き合いください。

ミーティング発言者の扱いについて

基本的にスレッドの発言順にABC…と割り振っています。固定はMCのみとなりますので、ご承知おきください。

開拓の許可とシークレットエリアについて

A:はじめまして!早速Bさんに質問なのですが、いろんな場所を開拓されていると思いますが、その都度、地主さんの許可を取っていますか?
B:人里に近いところは許可を得るか、話をしに行きます。人里離れたところや地権者が存在しない河原などは、開拓した後にどうするのがベストか考えることが多いです
A:トポは残していますか?
B:記録を残すという意味でトポは描いています。ただしガチのシークレットは、信頼できる本当の仲間内にしか教えていません。ガチではないシークレットは一般的な意味の非公開エリア程度の扱いをしています。
A:シークレットにしているもので、他の人が事情を知らずに登ったケースはありますか?
B:「この岩登って大丈夫?」とか、なぜか事前に連絡を頂けます(このあたり一帯は彼が開拓しているという情報がローカルクライマーから認知されているため)。
A:僕の地元の岩場でも先に開拓に入っていた方がいたみたいで、僕たちは後から登らせてもらったけど、後々初期開拓者の方と交流を持てたので、上手く調整(初登、再登、課題名などの情報共有)することができたということがありました。

初登か再登か?について

MC:登ったラインが初登かどうか判断できますか?
A:チャートはホールドが浮いていることが多いので触られてるかどうか分かりやすい。それに土地柄で植生の点からトライするために伐採されていることも多いので、その場合は明瞭です。
B:花崗岩は、すぐに苔が着くのでわかりにくいですね。
数名:うんうん(温暖な地域のメンバー全員うなずく)。
C:各地に何回も再開拓され登られている課題もありますよね。
MC:開拓クライマー間の初登争いで揉めることはありますか?
D:クライマーが多くないから競合しないので、初登争いなどでもめたことは無いですね。
B:開拓しているクライマーが少数の上、皆知り合いなので、何かあれば問い合わせを頂けています。
E:岩資源が豊富だし、開拓をする人が限られているので、揉めることがないですね。
F:他の地方の話を聞いていると羨ましい(笑)ある意味、ちょっとぐらいゴタゴタしてみたい(笑)
MC:一般クライマーの初登について何か問題になったことはありますか?
D:毎年大きく下地が変わったり、駐車についても配慮が必要な場所でもあったため、以前から登っていたけど非公開にしていた岩場で、首都圏のクライマーが訪れた際に「多分初登しました!」、「この駐車スペース多分使えます!」と間違った情報がSNS投稿されたことがありました。そのSNS投稿を見つけた開拓仲間が削除依頼をDMで送りましたが、レスポンスが良くなかった様です。
一同:あー(あるあるだよねのため息交じりの声)。
MC:開拓クライマーと一般(非開拓)クライマーの交流ってありますか?
D:例えば首都圏で登っている人で、開拓クライマーとちゃんとコミュニケーションをとってくれる人は意外と少ないよね。直接会ったことがないからなのか、開拓の現実を知らないからなのか、そういった理由があり前述のようなことが起きるのではないでしょうか?

Vol,2に続く

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