呷り酒(あおりざけ)(改正)

1
帳(とばり)が下りた時 小さな灯(とも)し火
歩いて見つけた 小さな居酒屋

ばかばかしくて お前一人のために
あの町捨てた おのれのやけ酒姿
みじめったらしくて 情けねぇ
泪も枯れ果てて もう出やしないさ

2
まちかどふらついて 出会ったあの女(ひと)
好きでもないのに 一夜を過ごした

弱気になると 前も見えないままで
ふらつき歩く おのれの
引き止めきかぬ わびしい一人酒 あびる程

弱気な泪さえ もう出やしないさ

ばかばかしくて お前一人のために
あの町捨てた おのれのやけ酒姿
みじめったらしくて 情けねぇ

泪も枯れ果てて もう出やしないさ

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