ポエムが歌になる

この詩良いですね 曲に出来そうです
昨年初めて出店した文学フリマの為に
作った簡易な詩集の中の
自分の息子に書いた
自分の中で
一番大切にしている詩があった

昔からとりあえず
何か心が動いたら書いてた

私に友達なんて居なかった

小学校から見知らぬ街に来た私に取っては

親も看護婦してたし子育ては
どちらかというと放置

見知らぬ街には伯母が住んでた
伯母が私の面倒見るの大変やろうから
こっちにおいでと母を呼んだからだ

だから 自分にとっての友達は
鉛筆とノートだった

歌うのも好きだったけど
アイドル旋風が凄かった時代に
歌手になりたいなんて言ったら
馬鹿にされて終わりだから

でも音楽に携わりたかった

浮かぶから書いていた

夢を追い 頑張ってたけど
才能は枯れたのか
書けなくなった

あれから 紆余曲折を経て
何年経っただろうね

きっかけは息子だった

ノートに一人書いていた詩は
ネットの世界に羽を広げた

飛べてないけど
心の内側 収めていられなかった

今の方が昔より
過ごしやすくなったように見えるが
現実はまだまだだ

結局見掛けだけで判断したり

世間がどう言おうが
生まれてきたには理由があると

君の優しさは
私が何よりも知っている

まさか ポエムが歌になるとは
思わなかった

そんな1曲目が出来
2曲目も出来た

とりあえず 覚え悪いけど
必死にリピート
歌聞いてる

私の心にあった
音符は軽やかに
踊り出すのか?出さないのか?

夕暮れに優しく聞こえてくると
嬉しいな
優しい音色


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