フルトラでLocomotion切ってるのに、ジャンプしたときとかにビクってなるやつの対処法 2022/01/26版

ビクッ

 ってなりますよね。
「なんのために6点の時に足踏み消す設定にしとるんじゃ!」
 という気持ちになります。

 それはそう。

 これは、Locomotion切ってるのに、Locomotionが歩行モーションのステートにいると、なぜか足踏みを微妙に再生してしまうことに起因しています。
 ホントになんで????

 そんなわけで、6点トラッキング(フルトラ)のときに、歩行モーションを切るように設定にすれば解決します。

 以下、対処法です。

対処法

1. Locomotionレイヤーを設定する。

 自分でLocomotionレイヤーをいじっていない人は、まずここから。
 いじっている人は、「2. パラメータの設定」まで読み飛ばしてください。

 Projectウィンドウにある、[Assets/VRCSDK/Example3/Animation/Controllers]フォルダに入っている、[vrc_AvatarV3LocomotionLayer]というファイルを、VRCSDK以外の、どこか別のフォルダに複製します。
 適当なフォルダがない場合は、[Assets]フォルダを右クリック、[Create]→[Folder]を選択し、新たなフォルダを作成します。
 フォルダ名は何でも構いませんが、この説明では[Mine]とさせていただきます。各自、自分のフォルダ名に読み替えて下さい。

 複製をしたら、アバターのルートオブジェクト(一番階層が上のオブジェクト。アバター名が書いてあることが多い)をクリック、VRC Avatar DescriptorにあるPlayable Layerの下にある、Baseをクリック。

 クリックすると、Noneという状態に変わるので、そこに先程複製したものをD&D(ドラッグ&ドロップ)します。

 そのまま、放り込んだものをダブルクリックして、Animatorを開きます。

2. パラメータの設定

 Paramatorをクリックして、[Tracking Type]という、Intのパラメータがあるのを確認。ない場合は、自分で同名のIntパラメータを作成します。

3. AnimationをAnimatorに追加

[Assets/VRCSDK/Example3/Animation/Animation]フォルダに入っている、[proxy_stand_still]というファイルを、AnimatorにD&Dします。

4. Animatorの設定

 [Any State]から、放り込んだファイルのステート、放り込んだファイルのステートから、Standingのステート、それぞれに伸びるTransition(矢印)を作成します。
 このとき、[Write Defaults]は必ずオフにしましょう。
 (自分で元々Locomotionレイヤーを設定している人は、自分のWrite Defaults排除の状況に合わせてください。)

5. Transitionの設定

 [Any State]から伸びるTransitionを選択、Conditionsで、[TrackingType]を選択し、[Equals] [6]に設定。

 同様に、もう1つ先程作成したTransitionを選択。
 Conditionsで、[TrackingType]を選択し、[NotEqual] [6]に設定。

6. 終わり

 あとは、通常通りアップロードすれば、この現象は解決します。

 お疲れ様でした。

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