改姓に伴いかかる税金

2017年厚生労働省によると婚姻件数60万7000

現制度ではもれなく片方が改姓しています

離婚件数21万2000組。このうち6割が復氏しております。それに伴い子供の改姓もあります。

この調査は中核都市で行いました。まずどこの自治体でも大差はでないだろうとの事でした。 2017年の総務省発表の地方公務員(一部国家公務員が行う業務もありますがここでは地方公務員で計算) 平均年収から計算し、時給は2776円で出しました。 残業してこなせばこれでは済みません。

残念ながら器機使用料、封筒代紙代インク代新しいカード代は調査不可でしたが、厳密に言えばこれも掛かってきます。
住民票の氏変更、2時間。 転居を伴えばもっと掛かります。 人件費5552円。
新しい戸籍作成、2時間。 人件費5552円。 戸籍は法改正後も新しい戸籍は作りますが

国民健康保険。新しい保険証代。新保険証を本人に送る簡易書留代310円。作業時間1時間一時間。人件費2776円。 転居を伴えばもっと掛かります
国民年金。作業時間1時間。人件費2776円。転居を伴えばもっと掛かります。
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マイナンバーカード氏名変更2時間。 今は役所で新しい氏名を書き込むだけですが新たなカード作成となるとカード代も入ります。 人件費5552円。
印鑑登録。普通郵便82円で無効の知らせ。照会回答書普通郵便82円。2時間。人件費5552円。

運転免許証。一時間。人件費2776円。
パスポート。一時間。人件費2776円。又申請から受取に最短で10日かかるためそのパスポートの保管場所代。
社会保険。勤務先での作業のため所要時間は勤務先により異なります。 新しい保険証代、簡易書留代310円、一時間。人件費2776円。

後期高齢者医療。一時間。新しいものを本人に送る簡易書留310円。 一時間。人件費2776円。
障害者手帳。申請書を本人に送る普通郵便82円。一時間。人件費2776円。新しいものを送る簡易書留代310円。
介護保険。一時間。人件費2776円。新しいものを送る普通郵便代82円。

又、氏名変更のみを行う職員がいるというのは非常に考えにくい為、これらは全て本来の業務に加え行われております。 残業でも発生すればこの人件費では済みません。

厚生年金、勤務先により所要時間は異なります。作業時間1時間。人件費2776円。
車庫証明。 2時間。人件費5552円。
車両登録。2時間。人件費5552円。 人により改姓手続きするものは違いますが、カード代や封筒代、簡易書留は一番安いものを出してもこれだけ税金が掛かっています

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改姓手続きは本人の負担金、掛かる時間もありますが、請け負う方もこれだけのコストが掛かっております。 これは全て税金です。 「絆」「伝統」等という理由で選択的夫婦別姓が成らないため改姓したくなくても改姓。結果これだけの税金が掛かっているのです

内閣府の調査によると約一割の方が別姓で結婚したいと回答しました。 計算するのもオソロシイ税金が一割、一度制度を導入すれば未来永劫掛からなくなるのです。 それでも根拠のない「絆」 だの 「日本文化」 などで、この税金をかけ続けますか?

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