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Twitter創業者3人から学ぶ裏切りと愛。

Twitterの創業者でありCEOを経験した3人の男がいます。

エブ、ノア、ジャック。

大親友であり、最高のビジネスパートナーであった彼らの友情は、金と権力によって裏切りへと変わってしまいます。

3億ユーザーが使うツールを生みだし、世界を変えたであろう彼らは、何を思い、何を考え、生きてきたのでしょうか。
Twitter創業物語という本にそのすべてが詰まっていました。


まず、登場人物から紹介します。

エヴァン・エブ・ウィリアム


ブログサービス(Biogger)を立ち上げGoogleに買収。
メディアにも大きく取り上げら一躍時の人となる。

ノア・グラス

エブの出資を受けキャストポットサービスOdeoを立ち上げる。
Odeo創業者でありCEO、Twitterの名付け親でもある。
エブとの対立によりTwitter社を追放される。

ジャック・ドーシー

ノア追放後、Twitter社の初代CEOとなるジャック。
ジョブズを敬愛し、メディアからは次世代のジョブズだと取り上げられるほど。

■ノア・グラス追放
Twitterを愛し、自らの全てを捧げてきたノアはTwitterから追放されることになります。それも、大親友であり共同創業者のエブの手によって。

ノアは、Twitterの名付け親でもありました。

Twitterは、
「鳥のさえずり」「童謡や興奮によるおののき」
そんな意味を持っています。

ノアは、毎日興奮していました。これからのTwitterを想像しては。

しかし、エブによってすぐに、阻まれてしまいます。
エブとノアはいつも反対のことを言います。
慎重なエブに対して、大胆な行動をとるノア。

会長だったエブは、取締役会(裏)で手を引き、ノアを解雇させる計画を練っていました。

遂に、ノアは追放されました。大親友であったはずのエブの手によって。

「僕のツイッターだ。」ノアの言葉は、儚く届きませんでした。

ノアは、街でTwitterのロゴを見るだびTwitterを思い出します。
「Twitterやってる?」越してきた街で声をかけられるたびTwitterを思い出します。あんなに愛していたTwitterを忘れようとしても忘れられるはずありませんでした。

ノアが追放された後に、Twitterの初代CEOとなったのが、ジャック・ドーシーです。

■エブとジャックの対立〜思想の違い〜
CEOジャックの思想は、「今何してる?」
「〜なう。」の自分視点の思想でした。

しかし、
エブの思想は、「今どうしてる?」
ブログよりの他社視点の思想です。
思想が違う2人は対立しました。

当時のTwitter社員は、どちらの指示を仰げば良いのか分からなかったと言います。
そんな中、売上が立たないにも関わらず早期に退社し趣味のファッションに時間を費やすジャックをエブはそのままにはしておけませんでした。

ジャックをCEOの座から降ろしたのです。

ジャックは、お飾りの会長としての立場になってしまいました。
あくまで、お飾りであってTwitterというサービスに関わることもできませんでした。

ジャックは怒り狂いました。ノアと同じよう「僕のTwitterだ。」
「もう終わったんだ。」とエブ

ジャックは許せませんでした。ジャックはノアとは一味違いました。

メディアに露出しあることないこと話始めます。あたかも自分がTwitterを1人で立ち上げたかのように語ったり、Twitter社が禁止している社会的な発言までしました。暴走を繰り返すジャック。

さらに、ジョブズを敬愛していたジャックは次第にジョブズの真似をするようになります。

服装は毎日同じ、ビジネスはビートルズだという言葉など、ジョブズの言葉を講演会などで使いました。

メディアや世間からは次世代のジョブズと呼ばれるまでになります。
これも、ジャックの策略だったのかもしれません。

そして、ついにその時がきます。

ジャックがTwitterCEOに返り咲くのです。ジャックのCEOの座を奪い取ったはずのエブは、逆襲されたのでした。

■「裏切り」から学ぶ「愛」
ビジネスの世界では、よく裏切りという言葉を耳します。

この本でも、共同創業者で大親友だったはずが、裏切られる。というストーリーが描かれています。

なぜ裏切りが生まれるのでしょうか?

お金のため、権力のため、地位のため、名声のため。

色々な答えがあると思います。

僕は 、この本を読み一つの答えに辿り着きました。
裏切りが生まれる理由は、

愛せていないから。

エブ、ジャック、ノア
彼ら3人は、Twitterというサービスを心から愛していました。
しかし、仲間を心から愛せてなかった。

もちろん、ビジネスで仲間を愛し全てを受け入れることは難しい状況が多くあると思います。しかし、
お互いの愛があれば裏切りは、生まれないと思います。
もっというと、一方が相手を愛すことで、もう一方も愛するだろうし裏切れない状況になるだろうと思います。

だから、僕は、これから周りにいる人を愛し続けようと思います。

以上、Twitter創業者3人から学ぶ裏切りと愛でした。




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